平均的な収入から計算して「資産1億」を45歳までに現実的な貯める方法を考えてみた。

可能な限り難易度が低そうな方法で、一億円を達成するための方法を考えてみる。
国税庁の民間給与実態調査の平均年収を見てみる。

<平均年収>

年齢 男性 女性
20代前半 284万 249万
20代後半 404万 326万
30代前半 470万 315万
30代後半 528万 314万
40代前半 581万 319万
40代後半 635万 313万

で、その手取りを試算すると下記の程度になる。

<平均の年間推定手取り>

年齢 男性 女性
20代前半 220万 190万
20代後半 310万 260万
30代前半 350万 250万
30代後半 400万 250万
40代前半 440万 250万
40代後半 480万 250万

この中から支出を差し引いた残りが貯蓄となる。
一人暮らしで節約気味の生活と思われる月20万(年間240万)で生活して貯金できる金額は下記の金額。

<1年辺りの貯蓄可能額>

年齢 男性 女性
20代前半 -20万 -30万
20代後半 70万 20万
30代前半 110万 10万
30代後半 160万 10万
40代前半 200万 10万
40代後半 240万 10万

女性は25歳~44歳まで20年間貯め続けると「250万」
平均値で見ると男性は25歳~44歳まで20年間貯め続けると「2700万」
さらに4%の運用の場合には下記の資産総額になる。(運用しなかった場合の資産総額の表は割愛)

<運用4%での資産総額>

年齢 男性 女性
30歳 504万 123万
35歳 1259万 203万
40歳 2439万 302万
45歳 4090万 421万

これを見ると平均的な収入の独身の女性では1億の達成は非常に難しい。
一方で独身男性は45歳では無理なものの、50歳であれば6277万になり、60歳まで続ければ1億を達成できる。

男性の場合に、60歳までに1億貯めるためにやるべきことは3つにまとめる。
①平均年収を稼げる仕事に就く。(給料を上げるという方法もあるが、今の時点で無理なら転職)
②月20万程度の出費に抑える。(とにかく出費を抑えて、いかに効率よく、ストレスなく生きるか)
③資産を年率4%で運用する。(いかに早く始めるか、多少の上下にはめげずに投資を続けられるか)
ただし、更に早く貯めたい場合には追加で対応が必要になる。

女性の場合は難しい。
男性の場合でも60歳まで働き続けて達成というのは夢がない。
そこで、早期に結婚して夫婦共働きで貯めるプランを考える。
このプランは「2人の生活で2人の合計よりも出費が抑えられること」と「その貯蓄が早期に投資の原資になること」の2つが重要。

下記の計算では支出は1人辺り20万となりますが、2人で30万(年間360万)とする。

<夫婦の1年辺りの手取りと貯蓄可能額>

年齢 手取り 貯蓄可能額
20代前半 410万 50万
20代後半 570万 210万
30代前半 600万 240万
30代後半 650万 290万
40代前半 690万 330万
40代後半 730万 370万

平均的な収入の夫婦で見ると、上記の金額を25歳~44歳まで20年間貯め続けると「5350万」
更に4%運用をしたとすると、下記の貯金額になる。(運用しなかった場合の資産総額の表は割愛)

<夫婦で運用4%での資産総額>

年齢 貯蓄
25歳 210万
30歳 1423万
35歳 3081万
40歳 5359万
45歳 8348万

かなり1億に近づく。
50歳では達成可能だろう。
さらに、運用を長期の平均期待値の7%で想定すると、下記の通りになる。

<夫婦で運用7%での資産総額>

年齢 貯蓄
25歳 210万
30歳 1532万
35歳 3579万
40歳 6728万
45歳 11374万

これを見ると45歳で11374万を達成している。

ここから、45歳までに1億貯めるためにやるべきことは3つ。
①早期に結婚して夫婦で月30万程度の出費に抑える。
②夫婦共働きで共に平均年収を稼げる仕事に就く。
③資産を年率7%株式で運用する。(ここをどう実現するかは今後考える)

と言う事で、お金がないから結婚しないなんて言わずに早く結婚した方が、貯蓄の期待値は上がるのです。
結婚後に専業主婦になりたいと言う事であれば、意味ないですが・・・。
専業主婦で1億を稼ぎたいのであれば、夫が高収入を得るのか、副業で得るのか、奇跡的な運用をするのか・・・いずれにしても平均的な水準で達成は難しいでしょう。

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