資産1億のリアル⑥誰もが作り方は知っているが実行ができない

 資産1億を達成したい人は多いでしょう。今回は、資産1億を達成したいのに実現できない理由の記事を書きます。これで資産1億達成に一歩近づくことができます。

  1. 年収を上げる転職を狙う気になれず、収入アップはできない。
  2. 今使っている出費を減らす気はなく、面倒から節約はできない。
  3. リスク資産に手を出す気もないし、資本もなく資産運用はできない。
あおい(管理人)

結局、資産1億より優先していることがあります。

目次

資産1億を作る方法は分かるが実行できない

 資産1億円を達成する方法は、世の中的には出尽くしてはいます。しかし、自分がその資産1億円を達成できる気もしない。方法は公開されていて知ることができるけれど、実行ができないというわけです。

 では次に、なぜ実行ができないのかというと、実現方法が実行したくない方法だからです。資産形成は、収入アップと支出削減、資産運用の3要素で、この3つともに今よりも資産が増えるような行動は実施したくありません。

 まず、収入アップです。収入アップには、会社内で出世するという方法がありますが、実際のところ現在働いてる会社の平均的に収入が高い会社で働いていないのであれば、実際のところ無理です。ですので、実際の行動としては①転職と②副業があります。

 転職ではなく、副業を選んでリスクを取りたくない人が多いのですが、副業に手を出す人は10%未満。半分程度が1万円未満。サービス業的なアルバイトに続いては、株/FXも含まれています。となると、副業では現実的に資産収入に足りる収入源にはならず、転職の方が現実的な選択肢です。

プレスリリース・ニュースリリース...
副業の実態調査【最新版】副業している人は8.4%、2年連続で増加 パーソルキャリア株式会社のプレスリリース(2024年1月29日 10時00分)副業の実態調査【最新版】副業している人は8.4%、2年連続で増加

 さて、どれだけの人が転職をするでしょうか? 特に年収を上げることを条件の転職です。働きやすさや勤務地、仕事の内容ではなく、年収を上げることを目的とした転職です。これが実現できる人はほとんどいないのです。

できない節約、固定費を下げずに「もやし」を食べる

 次に支出の削減。真っ先に思いつい来そうなのは食費で、外食を止めて自炊をするなどです。しかし、この手段をしようとすると失敗します。もともと食費は人それぞれの生活スタイルに根付いており残業が多い人が自炊するのは無理で、食費を削減するとストレスが大きく続きません。だから、固定費の削減が必要になります。

 固定費と言えば、住居費、通信費、車、電気・ガス・水道、保険料などがあります。住居費に関しては、引っ越しになります。住めば都で、引っ越しにも費用はかかる。そのため、削減するとなると大きく下がらないと意味がない。これが非常につらく、場合によっては子供の転校や職場への通勤時間の増加を生むわけです。

 通信費もキャリアスマホを使っている人が、格安SIMに変えるでしょうか?格安SIMは昼や朝などの使いたい時間にネットが非常に遅くてストレス。リモートワークメインなら良いですが、そう言う訳でもない。実際のところdocomoのAhamoなどでも大幅に節約できますが、とにかく面倒くさい。だから、やらない。

 電気・ガス・水道に関しても、少し安くする方法はありますが効果は大きくないし、何となく不安。そして、こっちも面倒。

 車に関しては、手放すと生活できない場所だから無理。実際のところ、通勤には使ってないけれど土日だけ使っているような場合でも、とにかく車は便利だから必要。車をみんなが持っている地域だから、持っていないのは恥ずかしい。

 保険に関しては、いざという時のために入っておくと安心。がん保険に入ったからと言って、がんにならないわけではない。医療保険に入ったところで、実際には健康保険で賄えない部分の保険が保証されるのみ。生命保険に関しても独身なのに入っていたり、ぼったくり積立を含む保険に入っていたりなどします。しかも、今まで払った分がもったいないから、解約もしません。

 だから、結局、今支払っているものに対しての固定費の削減は無理なのです。一方で、子供が生まれて、他の家がお稽古事をしていれば、自分の子供にもお稽古事をさせる。車に関しても、大して乗らなくても軽自動車は恥ずかしいから普通乗用車。誘われれば無駄な飲み会にも参加します。

資産運用で大切なのは資本力と継続力だけ

 最後に資産運用です。収入アップと支出削減にあわせて、これに関しても多くの人が実行できません。

 貯蓄性の保険は入るのに、資産運用は怖いからしない。銀行に預けたお金は資産運用に回されるのに、普通預金で貯金する。結構、無茶苦茶なことを行っています。何に投資すればよいのかわからない。無駄な出費は減らす気はないが、絶対に資産運用で損をしたくない

 金融資産における上場株式は6.1%、投資信託が4.3%。しかも、50歳以上の金融資産が81%です。投資する人は少ないし、若い人の資産も少ない。実績として、資産運用はしていません。

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 資産運用の以前に、資産運用するための資産がないのです。やりたいとか、やりたくないとか関係なく。それでも、月1000円程度なら資産運用はできる。

 が、運用利回り5%で毎月1000円を20年積み立てる。そうすると40万円になります。さらに頑張って40年積み立てすれば152万円。毎月1000円しか積立できない人には150万円は大金かもしれない。しかし、生活が変わるような金額ではない。

 毎月20万円の積み立てができる人がいたとする、これを年利5%で23年間資産運用すると1億320万円になる。23年であれば、30歳ごろから積み立てたとして53歳で資産1億が達成できる。資産運用は必要であるが、結局のところ資本力がないと意味がない

 つまり、収入アップと支出削減ができなければ資本力は生まれず、資産運用に力を入れたところで効果はない。資産運用は地道に長く続けることが必要ではあるが難しくはない。今はインデックスファンド購入という答えも出ている。そして、それを実行しようとする。

 しかし、原資はない。だから頑張って毎月1万円を年利5%で積み立てる。しかし、2,3年では大した金額に張らなず無意味に感じる。そして、3年ほどでやめる。結局38万円程度の資産になって、売ってしまって終了。そもそも資産運用を手を出さない人が多いうえに、もし手を出したとしても資本力がなければ無意味。

 結局、意味のある資産運用は実行できない

まとめ

 今回は、資産1億を達成したいのに実現できない理由についての記事を書きました。ポイントをまとめると下記の通りとなります。

  1. 年収を上げる転職を狙う気になれず、収入アップはできない。
  2. 今使っている出費を減らす気はなく、面倒から節約はできない。
  3. リスク資産に手を出す気もないし、資本もなく資産運用はできない。

 つまり、資産1億を実現するには収入アップ、節約、資産運用がおすすめです。そのため、考えるのではなく実行しましょう!

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