資産1億のリアル⑬貯蓄の壁100万/200万/500万・・・1億

 資産形成の壁を突破して1億達成したい人は多いでしょう。今回は、貯蓄の壁100万/200万/500万・・・1億の記事を書きます。これで今後待ち構えている壁の突破方法を知ることができます。

  1. 1000万円の壁くらいまでは何とかなる
  2. 5000万円の壁を超えるには時間が必要
  3. 最後の1億の壁を超える日は胆力と運が必要
目次

貯金200万円の壁

 貯蓄の壁と一般的に言われるのが200万円の壁だそうです。やや古いですが統計局のデータを見ても、確かに150万未満のエリアが多いようです。貯蓄なし世帯が多いので、200万円の壁というよりも150万円の壁にも見えますが。

あわせて読みたい
???v?ǃz?[???y?[?W/2019?N?S???ƌv?¥???????֘A??? ?????ȓ??v?ǁC???v???????C???̋????^?c?ɂ??T?C?g?ł??B?????̊?{?Ɋւ??铝?v?̊??E?쐬?E?񋟁C???y?ђn???????c?̂̓??v?E???ɐ??I?Ȍ??C???s???Ă??܂??B

 他にも上から見ていくと、5000万円以上。この部分がほとんど居ないようで、2.9%+2.1%=5%の世帯しか超えている人がいないように見えます。

 その次が、2000万円以上。先ほどよりは増えますが、19.8%の世帯がこれに該当します。そして、750万円以上が合計で41.9%。さらに、450万円以上54%になります。

 さらに、資産の平均値が約1280万円、中央値が650万円ということです。

貯蓄の壁 初級編

 これらの壁についてさらに細かく見ていきましょう。金融資産なので、持ち家は資産に含まれません。

金融資産100万円の壁

 実際のところ、200万円の壁どころか、この100万円の壁を超えるのが難しいのが現実です。ボーナスなどで数十万入ってきたとして、それを全く手を付けずに次のボーナスを迎える。その他の手持ちのお金も足して超えるのが100万円という数値です。

 普段の生活費は使って、ボーナスだけ手を付けずに到達する金額ではあるので、貯蓄をしようとすれば到達できない金額ではないのです。しかし、意外と届かない。例えばボーナスを考えずに20万円の手取りを節約して18万円に抑える。そこで生み出された2万円を50ヶ月。約4年がかりで到達できる金額です。

 これだと、先のこと過ぎてやる気が起きない。だから、ボーナスに手を付けない方法の方が現実的。しかし、ボーナスを折角ボーナス貰っても全く使えないという前提は、ボーナスの嬉しさが半減。それ以前にボーナス払いで買い物しちゃっていたりする。100万円の壁にぶつかる人は、こんな感じでしょう。だからこの壁は、そもそも貯金する気がなければ超えれない壁。一方で、貯蓄を本気でしたければ超えられる壁になります。

 ボーナスがなく全く貯められないという人は、転職や夫婦共働きなどで収入アップが必要です。その収入アップのために行動できるかという部分も含めて、貯蓄を本気でしたいかどうかになります。実際には、そこまでの労力を払いたくない人が多いから、この壁を越えられない人が多数になります。

私の場合も、正直なところ、この壁を超えるのが一番きつかったです。ボーナスを貰ったらすぐ使うの対象を車の部品から株式に変えて達成しました。使わないという選択が取れなかったので。だから、浪費家こそ、株を買えと思います。よく言われる投資信託とかは浪費家には向いてないので、個別株がお勧め。最初のころは、株主優待銘柄でお得そうなやつをボーナスのたびにコレクションしていくなどが、私が取った方法でした。

金融資産200万円の壁

 次が200万円の壁。前提としては100万円の壁を越えられている人です。だから、同じことを2回繰り返せば実現できるわけです。しかし、これが思ったようにできない。逆に100万円が残高としてあるからです。ちょっとした安心感。だからまた、ボーナスを使わないとかそういうことはせず、使いたくなるわけです。

 そこで、使ってしまうと超えれないのがこの200万円の壁です。収入などの環境的な話というよりも、気持ちの問題。まぁ、収入も含めて気持ちかもしれませんが。この壁を越えられると100万円を手元に残した状態で100万円の投資ができる状態になります。この壁を越えられない人は銀行の残高を見て気を抜いてしまう人が多いと思うので、そういう人は普段使いと貯金用口座と分けたり、100万円分は株式を買ってしまうと良いです。

 100万円で4%の配当の銘柄を買えば、毎年4万円が振り込まれますし、この金額くらいだと株主優待とかで、カタログギフトや食品や外食チケットなどを貰うのも良いです。今は利回り減ってしまいましたが、例えばすかいらーくの優待を500株ほど買えば、1年に2回、8000円分の食事券が送られてくるので、貯金のご褒美としてこの部分は使うなどが良いと思います。

貯蓄の壁 中級編

金融資産500万円の壁(上位 約50%)

 200万円の壁の次が500万円の壁。この壁は、振り返ってみるとお金持ちになれるかの壁だと思います。この金額を超えたあたりから、1億越えまでは気が付けば到達していた気がします。

 500万円の壁というのは、普通に節約をしていても中々超えづらい壁です。これを超えるには、節約は続けたうえで、収入アップも目指したいところです。簡単に思いつくのが副業。ですが、この副業で月1,2万円を稼げたところで時間的なロスや労力は大きすぎます。

 月5万円以上を安定して稼げて、将来的には本業にできるような副業ならいいのですが、例えば、時給系のアルバイトやら、ポイ活やらだと難しいでしょう。ブログとかYouTubeなども手段としてはあると思いますが、稼げるまでの時間と労力、そして、成功確率から考えると現実的ではないと思います。

 と言うことで、副業よりも本業で稼ぐ。これがベストです。本業で稼ぐには出世・・・という手もあるでしょうが、既に高収入を稼げている及び数年後に年収が上がる予定ならばいいのですが、そんな人はほとんど居ないでしょう。となると転職しかありません。転職はリスクという勘違いをされがちですが、働きながら転職活動すればリスクはないですし、自分で口に出さなければ意外とバレない。今どきはオンライン面接などもあるので、お手軽です。

金融資産1000万円の壁(上位 約40%)

 貯蓄として、目標金額にもできそうな金額が1000万円です。それがゆえに、これを達成すれば、貯蓄終了しても良いかと思ってしまいます。100万円の壁と同じ現象ですね。

 人口分布的には確かに上位40%でしかなく、貯蓄の平均は1,280万円ということで、そこまで凄い金額ではないような気がしてしまいますが、1000万円以上を保有している世帯は圧倒的に定年後世帯。現役世帯だと、資産と負債で資産が多くなるのは50代ということ。つまり、現役世帯で資産1000万円は、超優秀な水準と言えます。

 だからこそ、気が抜けて貯蓄ストップしてしまう訳ですが、1000万円の壁は、意識すれば壁になるけれど、意識しなければ普通に超えられる壁です。だから、資産目標を資産3000万円以上にしてマス層から抜け出すことなど設定すれば、超えられると思います。

貯蓄の壁 上級編

金融資産2000万円の壁(上位 約20%)

 1000万円の壁の倍の2000万円。もし、この壁を越えても野村総合研究所の分類では最下層のマス層です。とはいえ、上位20%の狭き門。さらに、先ほどのグラフの通りで、現役世帯でこの壁を超えるのは無理。定年時の退職金で超えるという人が大半の壁でしょう。

 しかし、現役ながら1000万円を超えられた人であれば、その2倍の2000万円も不可能ではありません。そのため、支出が少ないのに、世帯収入がそれなりに高いことは前提ですが、1000万円に到達したからと満足はせず、そのまま、蓄財を継続すれば超えらえるのが2000万円の壁です。

 手元に500万円を残して、残りの1500万円を投資。配当利回りが4%あれば、年間の配当金は60万円。早期リタイアなどができる水準ではありませんが、年間60万円は月額で5万円。これが労働とは関係なくもらえる。さらに配当金以外に株式の評価額アップもあれば、配当金自体の増配もあるわけです。だから、この5万円に関しては使ってしまっても良い。

 月5万円の配当金があれば、家族で高級レストランに毎月行けたりします。家電品の買い替えも、配当金だけで賄えます。資産1000万円以下だと、正直なところ試算による豊さは特に感じることもないのですが、2000万円を超え、アッパーマス層に入る頃。その時に、資産運用をしていて、資産収入があれば豊かさを感じることができます。ここは目指すべき価値があります。老後2000万円問題も解決です。

金融資産5000万円の壁(上位 約5%)

 ちょっと浮世離れしてくる金額がである5000万円。純富裕層と呼ばれるエリアです。自宅の資産額を足せば到達できる・・・という人も居るかもしれませんが、自宅は金融資産に含まれません

 だから、現金、株式などで5000万円を到達する必要があります。10年で到達するために年間500万円。って生活費がどこから出るのか不明な金額。では20年にすれば、年間250万円。手取りから捻出はできそうですが、月額20万円を超える蓄財って、ボーナスだけで日々の生活をまかなえってこと?それは無理すぎる

 普通に考えると行けなさそうな金額です。だから、この壁を超えるには資産運用というものに力を借りる必要があります。自分の蓄財力で1000万円を到達できる人が、資産運用をやってと超えられる壁。だからこそ、上位5%のみが超えられる壁です。

 夫婦共働きで、フルタイム労働。定年後に退職金も貰って到達とうパターンあると思いますが、定年後では遅すぎる。とはいえ、資産運用でも短期的に増やすのは困難。だから、結局のところ、蓄財も早く、運用開始も早く。ということができる人だけが到達できます。

 株式の期待利回りが7%あると仮定すると、2000万円は10年後に4000万円になります。その間も蓄財に励み1000万円を用意する。そうすると合計で5000万円です。2000万円をためた後10年後となると、早くても40歳前後で達成というのが限界でしょう。さらに早めたければ、収入を増やすべく、夫婦でフルタイム正社員などの対応は必須でしょう。

金融資産1億円の壁(上位 約2%)

 上位2%。富裕層。億り人。目標にしたい金額です。とは言え、この金額ではファミリーで豊かなFIREは難しく、独身であれば、FIREできるかなという金額でしかありませんが。もちろん、働きつづけて、この資産。そして、資産運用していて資産収入がある。1億円で4%の配当金を貰えば年間400万円。税金がとられるとしても、月額30万円くらいが自由に使えます。流石に働いて資産運用していれば、豊かです。

 で、この壁ですが、個人的には8000万円くらいで株式市場の影響で上がりにくくなった印象です。これは、正直なところ相場次第。基本的には資産運用せずに現役世帯で超えるには、異常な年収を貰っていない限りは無理なので、資産運用が前提

 となると、この1億円の壁を超えるのは、株式市場の状況次第という資産運用で突破する壁になります。私の場合にも資産の大半を投資に充てているので、下がることもあれば上がることもある。先日の株大幅下落でも流石に1億円は下回らなかったですが、この壁は超えても、また立ちはだかる可能性がある壁です。

 一方で、今年の7月頃までの相場のように株式の市況さえよければ、あっという間に超える可能性のある壁です。何しろ、下記は日経平均の20年チャートですが2012年ごろに比べれば、4倍近くの株価になっています。2012年に2500万円を日経平均株価連動の投資信託を持っていた人は、12年後の2024年に1億円になっているということです。だから、この壁は大金を投資に投じて維持していられる胆力と運で超える壁になるでしょう。

まとめ

 今回は、貯蓄の壁100万/200万/500万・・・1億についての記事を書きました。ポイントをまとめると下記の通りとなります。

  1. 1000万円の壁くらいまでは何とかなる
  2. 5000万円の壁を超えるには時間が必要
  3. 最後の1億の壁を超える日は胆力と運が必要

 つまり、資産形成の壁を突破して1億達成各壁ごとの対策がおすすめです。そのため、早期に蓄財と投資をはじめしましょう!

 資産1億円のリアルに興味がある人は、下記の記事もチェックしてください。

あわせて読みたい
資産1億のリアル①資産があればFIREして仕事を辞めるのか?  資産1億達成したい人は多いでしょう。今回は、資産1億達成するとFIREを考えるのかの記事を書きます。これで資産形成後のリアルな感覚を知ることができます。 子供が...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次