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[株主優待投資のメリット・デメリット]初心者が陥りがちな失敗と具体的な対策、業績で最低限見るべきポイント

株主優待の投資を始めたいと考えている人は多いのではないでしょうか?
そこで今回は、株主優待投資のメリット・デメリットについての記事を書かせていただきます。
皆様のご参考になれば幸いです。

目次

大人気の株主優待はメリットだけではない!?

株式の雑誌で特集が組まれる「株主優待」
カタログギフトのように色々な商品が並び、株を購入すれば毎年貰える。
株を売れば元のお金が戻ってくるので、お得でない訳がありません。

しかし、株式は購入費用がそれなりに高く最低限の100株でも安くても5万円、10~20万円くらいが多い。
思ったほど大量に買えないので、欲しいものを選ぶ必要があります。
また、株式なので購入時よりも株価が下落していれば、損失を出す可能性もあります。

そこで今回は、優待株投資のためのメリットとデメリットを解説します。
メリットに関しては説明されることが多いですが、デメリットの説明は少ない。
そのため、特にデメリットについてを良く理解して投資しましょう。

また、株主優待投資だけではなく、つみたてNISAやiDeCoなど世界株投信で節税効果の高いものを優先しましょう。
そうすれば、優待株投資で痛い目にあっても、そのダメージをカバーしてくれます。
資産運用で大事なことは長く続けることだからで、優待投資で市場から離脱してしまっては本末転倒です。

株主優待投資の3つのメリット

株主優待投資にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
これに関しては、下記の3つのメリットが考えられます。

①株式投資の恩恵を感じやすい
②単元株など少数株主に有利な投資方法
③優待品は実質的に非課税となりやすい

株式投資の恩恵を感じやすい

株式投資の初期に株主優待投資を進めている最大の理由がこれです。
株式投資の初期のころは投資金額が少ないので、10万円を5%程度の高配当株に投資しても年間5000円。
10万円は大金を投資したのに、高配当というものでもコレっぽっちと株式投資の恩恵が感じられにくい
(10万円の株価が1日で数千円上下してしまうので、2500円*2の配当は少なく感じます)

株式投資は継続することが大事なので、初期のころに恩恵を感じることが大切。
そこで効果的なのが株主優待なのです。
毎年5000円相当のカタログギフトが届いた場合には「うなぎ」を毎年楽しめるなど分かりやすい恩恵に代わります。

単元株など少数株主に有利な投資方法

株主優待の2つ目のメリットは、少数株主…特に100株の株主が最もお得になることが多いことです。
投資の世界では投資金額が多いほど有利になることが一般的なのに、株主優待は例外です。
だから、投資金額の少ない初期のころにおススメの投資方法です。

100株でも10,000株でもクオカードが優待の場合に、同じ3,000円のクオカードが届く。
100株で10万だ円と、10,000株では1,000万円の投資なのに3000円のクオカードではありがたみがないでしょう。
逆の視点で考えれば、株主優待銘柄は多くの株式を保有するには向かない銘柄とも言えます。

単元株が有利なことの副次効果もあります。
それは、単元株をたくさん持つことで結果的に分散効果が働くことです。
業界などの片寄りはあるかもしれませんが、銘柄数が100を超えればかなりの分散効果があります。

優待品は実質的に非課税となりやすい

株主優待は源泉徴収されず、税金の扱いとしては雑所得です。
サラリーマンの場合は源泉徴収の特定口座であれば、年間20万円までの雑所得は申告が免除されます。
配当を除く優待だけで年間20万円相当となると1000万円を優待投資でも超えることは無いはずです。

株主優待の額面5000円に関しても、実際に5000円の価値が無いものが多いです。
そのため、金券などでない限りは金額の査定は難しい。
そのため税務署が20万円を超えても見逃していると思いますが、大規模な優待投資家は脱税で訴えられる可能性はあります。

株主優待投資の3つのデメリット

株主優待投資にはどのようなデメリットがあるのでしょうか?
これに関しては、下記の3つのデメリットが考えられます。

①優待品や利回りに気を取られて銘柄選定ミスをしやすい
②優待廃止のリスクがある
③個別株投資であるので実は知識が必要

優待品や利回りに気を取られて銘柄選定ミスをしやすい

株式雑誌の罪の部分もあると思いますが、優待と配当の利回りを合わせた総合利回りが独り歩きしやすいです。
そもそも、額面通りの価値があるか怪しい優待品でも額面通りの金額で利回りを出していることが多い。
その優待が同じ金額を出しても欲しいものでないならば、その金額の価値はないです。

割引券や使わないようなサービスの優待も注意です。
そもそも要らないですし、無駄な出費になる可能性もあって節約どころか浪費になります。
そして、最も悪いのは優待につられて危険銘柄を買ってしまうことです。

優待廃止のリスクがある

株主優待を実施している企業の最大のリスクは優待の廃止です。
株主優待を実施しているから株式を購入するわけで、本来の株価より割高になっています。
そのため、優待が貰えることよりも株価が落ちで永遠の含み損銘柄になることが問題です。

これについては、優待の廃止後にMBO実施や配当金の増加などがセットであれば問題なし。
優待は貰えなくても配当として現金がもらえますし、株価もあまり落ちません。
結局のところ、会社の業績をチェックする必要があり、業績が悪くなって優待廃止する銘柄は避ける必要があります。

個別株投資であるので実は知識が必要

株主優待投資は優待カタログから欲しいものを選ぶ投資っぽく見えますが実態は個別株投資です。
今までデメリットで記載してきたように、業績を見ずに投資してしまうと貰える優待以上の損失を出します。
最悪の場合には上場廃止により優待は貰えず、株式も無価値になるというパターンもあります。

そのため、優待投資は個別株投資のための知識が必要な投資方法です。
この部分はメリットもあって、個別株投資のための知識が身につくという逆の発想もできます。
インデックス投資一本なら不要なのですが、個別株でリターンを狙いたいと思うなら良い準備体操になります。

優待投資で最低限チェックした方が良い項目

株主優待のデメリットに注目してきましたが、結論としては銘柄を選ぶときに業績を見ましょうということ。
株主優待で貰えるものを軸に購入したい銘柄を決めるのは初心者には悪くありません。
銘柄が多すぎて選ぶ方法が他にないため、最初のキッカケとしては良いと思います。

しかし、優待で貰えるものだけではなく、業績を確認してから最終決断をしましょうという事です。
そう言われても何を見ればいいか分からないという人に最低限見るべきポイントを説明します。
ポイントは「割高、財務健全、業績」の3つです。

割高

これについてはシンプルに予想PERをいう数値を見ましょう。
15くらいが一般的で、10を下回ると割安、20を超えると割高と言うイメージです。
ベンチャー企業は非常に高い数値になることが多いので一概には言えませんが、初心者はこの程度で良いです。

PER20を超えているならば避けようという結論。
株価÷1株利益の数値で、株価が優待や過度な成長期待で高い場合に高くなる。
1株利益が業績悪化などで著しく低い場合には高くなるという数値です。(赤字だと数値がなくなる)

財務健全性

財務健全性については、現金の保有額や業績などを含めて総合的に見るべきものです。
しかし、投資初心者にそんなことを言われても困ってしまうと思います。
だから、利益剰余金と有利子負債のチェックをおススメします。

SBI証券で銘柄の「四季報」「財務状況」の順にタブを選ぶと見ることができます。
利益剰余金は、利益の余りなので多い方が良く、これがマイナスは危険で手を出してはいけません。
有利子負債に関しては多い方が借金が多いということで、利益剰余金に対して莫大な負債がある会社は避けましょう。

業績

業績は特に範囲が広い話です。
これも投資初心者に難しい話をしてもしょうがないので、売上、経常利益、1株益の3つに絞る。
同じくSBI証券で銘柄の「四季報」「財務状況」の順にタブを選ぶと見ることができます。

ここでのポイントは期間を見ることで、10年くらいの業績を見た方が良いのですが、とりあえず表示sれている最低過去3年。
この期間で、①売り上げは増え続けていること、②経常利益で赤字がないことは必須。
さらに③経常利益が伸び続けていること、④1株益が伸び続けていることも揃うのが理想です。

経常利益と1株益の2つの利益を見るのは、経常利益は会社全体の利益で、1株益は純利益を元にした1株の利益。
1株益に関しては自社株買いなどの実施によっても上昇することがあるので、株主還元姿勢の高い会社は評価できます。
一方で、経常利益が伸びているのに1株益が伸びていない会社は、株式を増やしたりなどする超危険企業です。

こういった感じで、業績を見ていくと高配当過ぎる銘柄の多くが脱落すると思います。
しかし、これは悪い事ではありません。
優待廃止のリスクや将来の株価下落のリスクを避けられるからです。

株主優待が廃止されても、業績の良い会社・良い銘柄は株価が下がりません。
一時的に下がったとしても、MBOによる高額買取があったり、増配で株価上昇があったりします。
結局、株式を売ると今までの優待は無料で貰えたし、売って利益も出たという結論になるのです。

まとめ

今回は、「株主優待投資のメリット・デメリット」についての記事を書かせていただきました。
今回の記事のポイントをまとめると下記の通りとなります。

①株主優待投資は、デメリットもあるが初心者が中級者になるのに良い
②優待と配当の総合利回りだけに目を取られて投資してはいけない
③結局、業績が良い銘柄に投資すべきと言う王道は変わらない

つまり、株式優待投資する場合には業績も必ずチェックするのがおすすめです。
そのため、株式投資について学ぶようにしましょう!

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