AppSheetでアプリを作ってみたものの有料プランに加入すべきか知りたい人は多いでしょう。今回は、AppSheetの有料プランでできることと加入の必要性の記事を書きます。これで無料のまま続けるか判断することができます。
AppSheetの有料プランに加入すべきか?
AppSheetは無用で使えます。しかし有料プランというのもあります。月5ドルのStarterというのと月10ドルのCoreというの(ユーザー辺りの金額です)があります。さらに上位のプランもありますが、簡単な社内向けビジネスアプリをAppSheetで作ることが多いと思うので、不要でしょう。で、実際に実運用しるアプリを作るつもりならば、有料プランに入っておかなければいけない?気がするのですが、実際のところどうなのでしょう?
結論から先にいうと、最初は入らなくていいと思います。途中から有料プランに変えることはできますし、途中まで作りかけて放置というパターンもあるので、無料でとりあえず作れるところまで作って、完成してから有料プランに入ることもできるからです。
有料プランに加入が必要なパターン
とはいえ有料プランがあるのだから、有料プランが必要なこともあるはずです。その点も確認しておきましょう。一応、価格リストに記載しているですが、正直なところ意味不明と思います。
まず、無料プランで気になる点はDeploy(公開)という操作ができないことです。これが結構、悩みどころで、公開できない=利用できない=少なくとも他のユーザーに使ってもらうことができない・・・と思ってしまうのですが、そうでもないのです。
無料の範囲でも、アプリの共有という方法で他のユーザーも10名までは利用してもらうことができるからです。そのため、無料のまま実運用の利用を続けることは可能なのです。アプリを共有する手順は下記のとおりです。
①右上の人アイコンをクリック。
②表示されたウィンドウにメールアドレス記入に欄にメールアドレスを入力して、Enter。
③メールアドレス宛に下記のようなメールが届くので「Install」します。
とはいえ、ソフトウェアのインストールではなく、押すとそのままWebブラウザーにAppSheetのアプリが表示されるだけです。
追加ユーザーはアプリ利用や編集などの権限もそれぞれ設定が可能です。
とはいえ、AppSheetの画面にはNot Deplyedと表示され続けます。
StarterとCoreの加入が必要になるアプリ
だいぶ話がそれましたが、有料プランに加入すればDeployできるだけなの?かと言えば、もちろんそうではないです。
Starterでの追加機能
さて、通常プランからStarterプランに移行するパターンとして色々ある中で、おそらく最もありそうなのがメール配信だと思います。無料プランだとメールが自分の登録G-Mailにしか送ることができないので、他の社員や顧客にメールを送るシステムを作ろうとすれば、必ず有料プランに加入が必要になります。
他にもスプレッドシートではなくエクセルにデータを保存したい、Google以外のMicrosoftにデータを保存したいなどもあるのですが、とりあえずAppSheetで作るデータだけはGoogleに保存すれば良いだけなので、お金出してまでは必要ないかなと思いますが、メール機能を入れたいという場合だけは有料が避けられません。
Coreで増える機能
さらにもう一つ上のCoreに加入するパターンですが、こちらも普通に使う程度で必要な機能はあまりないです。故にAppSheetの無料の範囲は非常に広いと言えます。
とはいえ、何がありそうかというとスケジュール機能だと思います。これが結構必要になることが多くて、例えば、毎日正午に、データをチェックして、何か変更が必要なことがあれば自動実行するというような自動実行プログラムを作りたい場合です。
もっと具体的に言うと、期限切れになる1週間前にユーザーに期限切れになるから契約更新をメールで促すアプリを作る場合などです。毎日1回、本日の日付と有効期限の比較を行って、もし1週間前になっていれば、登録されたユーザーのメールアドレス宛にメールを送るという場合には、スケジュール機能が必要になるのです。
まとめ
今回は、AppSheetの有料プランでできることと加入の必要性についての記事を書きました。ポイントをまとめると下記の通りとなります。
- 無料で使える範囲は広い。
- メールを送るアプリを作りたければStarter
- 毎日チェック的なスケジュール関連の機能が使いたければCore(Starterの機能も使える)
つまり、AppSheetで初めてアプリを作るにはまず無料版を使ってみるがおすすめです。必要が出てから、有料プランに加入しましょう!
AppSheetに興味がある人は、下記の記事もチェックしてください。