Windows11とLinux(Ubunt)のデュアルブート環境を構築したいと考える人は多いでしょう。そこで今回は、Windows11とubuntuのDual Boot&GRUB設定の記事を書きます。これにより、Windowsを残したままUbuntu(ウブントゥ)を試しで使ってみることができます。
Windows11が10月5日正式公開。そういえば、OSといえばLinuxもあったなと思い出す。
Ubuntuを入れたもののWindowsも残したい
Linuxといえば20年ほど前にいろいろなディストリビューションがあって色々入れてみた。
が、日本語が弱い。(文字が汚い、バランスが崩れる)
そして、エンターテインメント系のアプリケーションも少なかった。
しかし、オープソース&無料という点で個人向けではなくサーバー向けOSとして繁栄する。
が、デスクトップOSとしても改善は続いていた。
で、今回のWindowsが改悪だったので、久しぶりにLinuxを触ってみたいと思いました。
選んだのは一番人気のUbuntuです。
Red Hat系とDebian系、私のイメージではDebian系はマイナーなイメージでしたが時代は変わっていました。
さて、まず前提として私のPCはWindowsが入っています。
これは消さずにLinuxを追加したい。
で、挑戦。
必要なものはUSBメモリーくらい
用意するものはUSBメモリー16GB以上くらいでした。
まずWindows OSで起動した状態で、最初に下記からUbuntu OSのISOファイルをダウンロードします。
https://jp.ubuntu.com/download
そして、そのイメージをUSBメモリーに入れるわけですが、ISOをそのまま放り込むのではNGで、起動可能な書き込みが必要になります。(Windowsソフト)
それには起動可能なUSB作成ツールが必要で、下記を使用しました。
https://rufus.ie/ja/
ファイル選択で先程落としたISOを選ぶ以外は初期設定のまま。
スタートボタンで起動可能なUSB作成を始めます。
(USBメモリーにのすでに入っていたデータは消えます。)
さて、このUSBを指したままパソコンを再起動すればいいわけですが、パソコンの設定常用によってはUSBから起動しません。
これの対策はBIOSやUEFIで、パソコンの起動時にどの順番で読み込むかの設定でUSBをHDDよりも先に読み込む設定にしなければなりません。
なお、私の環境(HPのPC)では、HPのロゴマークが出たときに「ESC」を押すと起動時に読み込むデバイスが選べて、それでUSBメモリーを選ぶことで起動しました。
そうするとUbuntuのUSBメモリーが起動。
そこで、最初に分岐となるのは「USBからUbuntuをきどするか?」、「インストールするか?」という質問。
これ、USBから起動するとそのまま普通に動くんですが、今回はインストールを選びます。
Ubuntuのインストール方法について説明
その次がインストールの方法。
ディスクを削除してインストールを選んでしまうとWindowsが消えてしまうので「UbuntuをWindows Boot Managerとは別にインストール」を選びます。
その次が、どこにインストールするか?です。
ここでは、Windowsがすでに入っているHDDのスペースを開けてそこに新規のパーティションを作成(ext4でフォーマット)でも良いはずですが、Windowsと同じHDDに入れるとWindowsのバージョンアップでUbuntuが起動しなくなることがあるそうなので、別のHDDを推奨。
また、私の場合は同じHDDだとUbuntuがうまく起動しませんでした。。(ブーツローダーの優先順位をWindowsより上げるといいそうですが、UEFIの設定画面でもで設定項目が見つからず、別のHDDに入れたら特に設定なくうまく行ったのですが・・・)
で、とにかくUbuntuをインストールする領域を確保し、ext4でフォーマットします。
まぁ、いずれにしてもUbuntuをインストールする領域は事前に用意する必要はなく、このUbuntuのインストール中に用意すればよいわけです。
ココらへんの設定以外はあとは、次へ次へと勧めていけばよいです。
これで、デュアルブート環境が完成します。(特にUEFIの設定などなく、起動ローダーの初期値がUbuntuのGRUBになりました)
この状態だとUbuntuが起動時のOS選択メニューで初期値になります。
私の場合はこの起動メニューが下記のとおりでした。
1.Ubuntu 普通 (初期値)
2.Ubuntu オプション
3.Windows
なのでUbuntuの左のメニューから「端末」を選んでエディタを起動します。
$ sudo vi /etc/default/grub
# /boot/grub/grub.cfg.
# For full documentation of the options in this file, see:
# info -f grub -n ‘Simple configuration’
GRUB_DEFAULT=0
GRUB_TIMEOUT_STYLE=hidden
GRUB_TIMEOUT=10
# 以下省略
書き換えるべき内容はこれだけ
上記のようなファイルが出てくるので「GRUB_DEFAULT=2」に書き換えます。
そして、GRUB_TIMEOUT=5についでに書き換えました。こちらは初期値が選ばれるまでの待ち時間(秒)です。10秒は長いので5秒へ。
で、このファイルを更新したら忘れずに下記のコマンドを実行します。
$ sudo update-grub
これで、パソコンを再起動したときにGrubというブートローダーで初期値としてWindowsが選ばれるようになります。
まぁ、Linuxはこの先の初期設定が面倒ではあるのですが・・・。
続きは気が向いたら更新します。
(いつもはWindowsですが、今はブログもUbuntuで更新中!!)