2024年7月以降のお得な新設優待銘柄を調べ自分の意見を述べる

 お得な株主雄太銘柄に投資したい人は多いでしょう。今回は、2024年7月以降のお得な新設優待銘柄を調べ自分の意見を述べるの口コミ記事を書きます。これでお得なはずが結果的に損をする可能性を抑えることができます。

目次

株主優待のオワコン化が終了しつつある

 株主優待は全体的にオワコン化していて、2020年からは新設と廃止で言うと、廃止の方が多いという純減状態でした。リーマンショックの時も優待廃止がありましたが、昨今の減少は業績の影響というよりも、株主優待が公平な利益還元にならないためと言われています。

 株主優待は100株などの単元保有株主に手厚く、一方で大株主には不利な制度です。特にJTやオリックス、ヤマハ、サイゼリアなどの大手企業においては海外の投資家も株主に名を連ねており、優待は国内の株主に限られることからも不公平感は強く、廃止への圧力は非常に強いものになると思います。

 しかし、知名度を上げて商売に良い影響を与えたり、少数株主を増やして株主の安定化を図ったりなどの目的で、かつオーナー企業で、オーナーがそれを望んでいる場合には株主優待はいまだに有効です。そのため、株主優待は2023年からは廃止も増えつつ、新設も増えるという状況になっています。

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新設の優待銘柄に手を出す前の注意事項

 新設も、廃止も増えた株主優待銘柄ですが、この状況を冷静に考えるならば、株主優待の新設で株価が上がるので、新設しそうな銘柄に投資し、株主優待の廃止で株価が下がるので株主優待を実施している企業には投資しないという方法が正解です。

 特に投資規模が優待が貰える範囲の少数株数ではなく、それなりの株数を投資する場合、株主優待は不利な方向に動いてしまうシステムになるので、集中投資先の銘柄は株主優待を実施していない銘柄に限ります。もちろん、株主優待の内容次第で、貰っても価値がなさそうな優待実施なら問題ないです。しかし、優待目的で単元保有株主が大量にいるような銘柄は避けるべきです。

 優待銘柄は優待銘柄として、自分が単元株を保有するのは、これは少数株主優遇の立場に立てるので問題ありません。上記の通りで、優待廃止で株価暴落で、優待のお得分がすっ飛んでしまう可能性はあります。昔から優待を続けている会社が優待を廃止する可能性もあるし、いきなり初回で終了というような会社もあります。

 それでも、業績が良くて、優待の代わりに配当を増やすなどの対策をして、株価下落しなければ良いのですが、業績悪化で優待廃止というパターンは、もうどうにもならない状態で絶対に避けたいです。そのため、株主優待銘柄投資であっても、株主優待の内容と利回りだけではなく、会社自体の業績も必ずチェックしないと辛い目にあう可能性が高いです。チェックしても合うときは合いますが、確率がかなり違います。

利回りが高い新設優待の紹介と所感

 最近の優待新設銘柄で私の気になった銘柄を紹介していきます。投資の判断と、会社の業績チェックなどは責任持ちませんので、ご自身で行ってください。正直、かなり高利回りな優待が多いのが驚きです。逆に今更、低い優待利回りの優待新設する会社も意味不明ではありますが。

識学

 200株=811円なので、16.2万円の投資で年間1万円のクオカードが貰えます。6.2%程度の優待利回りで、無配当です。クオカードは使用期限が無く近くのコンビニならどこでも大抵は使えるので、非常に便利な優待です。2月に権利落ちで株価が下がったとこで買っても良いかなと思いました。

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CaSy

 100株=9.13万円で8000円のクーポンなので8.8%の優待利回りです。CaSyを使う人ならアリですが、そもそも家事代行を頼まない人には不要な優待。業績的にも、あまり良くないのですが優待が自社サービスのため、廃止の可能性は少し低め。我が家では少しリスクは感じつつも、全員が単元株保有しました。自分は使うけど、みんなが使うわけでもない優待が最も貰うべき優待です。

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ラクーンホールディングス

 500株と1000株という単位で優待貰えます。874円なので500株だと43.7万円で年間1.5万円の優待。3.4%程度ですが配当も2.3%程度は出すので、合計すると5.7%。デジタルギフトはアマギフなどに変えれるようなので非常に便利な優待。1年以上の保有が必要なので買った次の年からしか優待が来ないので、株を持ってられない人には不向き。投資金額も大きい。個人的には保有期間を付ける会社は好きだけれど。。とはいえ、ポイント交換の手間とか嫌なので、個人的にはスルー。

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リビン・テクノロジーズ

 こちらも100株ではなく200株という単位での優待です。株価は2710円なので、200株だと54万円程度、それに対してクオカードが年間3万円なので優待利回りで5.5%。無配です。高い優待利回りですが、投資金額がちょっと大きすぎるので、廃止のリスクもなくはないので、私はスルーですかね。

 ちなみに、今の私は封筒とか来るのがちょっと鬱陶しくて優待銘柄数を減らしたい感じ(その代わりに高配当銘柄に投資)なのですが、2~3年前までは優待をいかに貰うかにはまっていたので、その時なら普通に買ってたと思います。

エイチーム

 事業内容的にゲーム内のキャッシュが優待ではなくクオカードが優待なのかと思いました。ゲーム内キャッシュなら全くほしくありませんが。こちらも5単元必要ということで976円の株価なので48.8万円で2万円のクオカードと4.1%という中々の高利回り。更に2.3%もらえて合計6.4%と高い利回り。魅力的ですが投資金額がそれなりになる点と定期的に業績が赤字転落するから私は手を出すのが怖いです。

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さくらさくプラス

 名前が気になり調べてみたら保育園を運営している模様。こちらも2単元からで2175円の株価なので、43.5万円の投資で年間2万円のクオカード。優待利回り4.6%で配当は1.1%の合計5.7%。割と業績も安定していて保育園事業は手堅いので、無しではないけど投資金額が大きいし、利回りが凄く高いレベルでもないので、非常に悩みどころで、とりあえずキープという感じでしょうか。

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アーバネットコーポレーション

 タマホームとか優待目的で買って儲けさせてもらっているのでナンですが、基本的に不動産銘柄が嫌いな私。理由は、日本は高齢化と人口減少で長期的に住宅需要が危険だとこの10年間思い続けているのです。そう言いながら、リーマンショック以降好調ですが。

 で、この銘柄も不動産セクター。かつ特に私が嫌いな投資ワンルーム銘柄。着実に増収増益をしています。500株と1000株が優待のラインで株価は420円。500株だと21万円。年間5000円のクオカードなので2.4%の優待利回り。さらに配当が5%なので合計7.4%という超高利回りになります。業種的に好きじゃないけど魅力的。更に投資金額21万円なので魅力的。

 ルールは守ってやっていると思いますが、金利が上がって投資している人がローンを支払えなくなるなどで行政介入があるなどのリスクもある。不動産セクターは景気敏感銘柄であるがゆえに割安。そこで優待新設という手も悪くないので、切り捨てることもできないのでとりあえずキープです。保険と同じで、投資ワンルームは買うのはダメだけど売る側への投資はOKみたいな考え方もできます。

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No.1

 社名が謎なので調べてみると中小企業向けのセキュリティ支援の会社だそうです。こういう地味な商売は安定感があってすごく好みです。業績の安定感があります。

 優待ですが、300株で年間3万円のクオカードで株価が2038円なので約61万円の投資になり、4.9%の優待利回りです。配当も1.8%程度を出すようなので合計で6.7%の利回りです。高いですね。しかし、投資金額のボーダーが高すぎ。東証プライムではなく東証スタンダードの銘柄はスプレッドが大きいので購入時のロスが大きくて手を出しづらい。

 とは言え利回りが魅力的なので、こちらも2月に権利落ちして、株価がとても下がったときに買ってみても良いのかなという形でのキープ。

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AI CROSS

 社名にAIとか入れている点が個人的には好みでないですが、法人向けSMS送受信サービスの会社のようです。小さい会社ながらも地道に業績を伸ばしていて、今回の優待は知名度アップを狙ったものと考えられます。株価は1641円で300株から優待なので、49.2万円の投資金額。これで年間3万円のクオカード又はデジタルギフト。6.1%という高利回りの優待です。配当はありません。

 社名はアレですが、会社の業績も悪くなく優待利回りも良い。特に今が権利落ち後で株価が底値っぽい雰囲気もあるので投資先としてはアリと言えばアリ。約50万円というそれなりの金額の投資になりますので、この点のみがネックスです。今、優待向けの資金に余裕があれば買ってたかもです。とりあえず、今は余裕がないのでキープですね。

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AIAIグループ

 ついにはAIを2回言う社名まで登場。.comバブルの二の舞でAI産業崩壊の予感。とはいえエーアイではなく、アイアイで保育園事業の会社のようです。介護事業の撤退で昨年は赤字、発達障害児の支援に注力など、AIという名前でなければ、素直に社会的に意味を感じる会社です。

 こちらも300株の優待で株価は1568円なので47万円の投資で3万円の優待のため、6.4%という高い優待利回りです。配当は無配です。嫌いではないのですが、介護事業撤退で赤字転落などと事業の不安定性と投資金額が47万円とそれなりに大きい。優待利回りは魅力的だけれど、500円くらいの株価が優待で3倍程度になっているなど、ちょっと手を出すのが怖い銘柄なので、私はスルーです。

 優待で株価暴騰は、中小銘柄の通例なので仕方ないのですが。そのため、買うならば、せめて権利落ち後に買うのがおススメです。

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まとめ

 今回は、2024年7月以降のお得な新設優待銘柄を調べ自分の意見を述べるについての記事を書きました。ポイントをまとめると下記の通りとなります。

  1. 優待利回り5%以上でクオカードの金券優待なども多数登場している
  2. 1単元ではなく、複数単元で投資資金をそれなりに求める銘柄が多い
  3. 魅力的ではあるものの、優待で株価暴騰している銘柄もあるので手を出すときは良く調べてから

 つまり、新設の株主優待銘柄に投資をするにはある程度の資金余力を持ってからがおすすめです。

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