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6年目でお得になるNISAの2025年の投資先

 積み立てNISAで何に積み立てればよいか悩んでいるい人は多いでしょう。今回は、6年目でお得になるNISAの2025年の投資先の口コミ記事を書きます。これでNISA枠で最適な投資を実現することができます。

  1. NISA枠は年によるバラつきがある場合、年ごとに投資先を変えておくとよい。
  2. オルカンの代わりになる5年分の5銘柄を選ぶ必要がある。
  3. 1年目:eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
    2年目:eMAXIS Slim 全世界株式
    3年目:はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)
    4年目:eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
    5年目:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
目次

NISA成長枠の来年の投資先

 11月となり、まもなく今年も終了しそうな時期になってきました。今年の分のNISAはのこりは積み立てNISAのみで、成長枠は年始に一括投資済みです。ただ、来年になれば年始一括投資の先を選ばなければなりません。

 去年は「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」に投資しました。年始一括投資なので好調な1年でした。1年で28%越えはさすがにできすぎというレベルです。

 (除く日本)にしているのは、個別の日本株を多く保有しているためです。今年も同じ銘柄を積み上げるのも手なのですが、年によるバラつきを考慮して、似たような別の銘柄を選ぶ予定です。年によるバラつきを考慮については次の項目で説明します。

NISA6年目に投資枠を増やすことができる(かもしれない)

 年によるバラつきですが、説明が難しいので、具体例で説明します。例えば、下記のようなリターンだったとします。

1年目の投資2年目の投資3年目の投資4年目の投資5年目の投資
1年目の損益+20%
2年目の損益-5%-5%
3年目の損益+10%+10%+10%
4年目の損益+10%+10%+10%+10%
5年目の損益-15%-15%-15%-15%-15%
合計+20%0%+5%-5%-15%

 この結果の場合、6年目にどうするか?がポイントとなります。

 一つ目は同じ投資信託を買い続けた場合、毎年240万円を投資して元本1200万円がプラスになっている状態です。このうち元本の240万円を売ると利益がでる。しかし、その利益分も含めた金額を6年目に買うことはできません

 二つ目に、毎年違うが同じ動きをする投資信託を買い付けた場合、合算されないのでそれぞれの年の結果ごとに売却が可能です。上記の例でいうと5年目の投資は-15%になっています。評価額としては212.5万円(元本は240万円)になっています。これを売るとします。そうすると、6年目には下がった分の37.5万円を追加で成長投資NISA枠に投資が可能になります。

 NISAは毎年満額投資すると、5年目で投資終了です。だから、6年目以降は追加投資ができません。しかし、毎年違う銘柄にしていた場合、上記の通りでマイナスになっていた年の分だけを売却するという手が取れるのです。

 もちろん、合計でマイナスになっている場合や全ての年でプラスになっている場合は、同じ銘柄だろうが、異なる銘柄だろうが同じ結果にはなりますが、年によってプラスとマイナスが混じる場合には別の投資信託にしておいたほうが良いです。

 もう一つの弱点は、そもそもNISAはマイナスで損失確定する場合、特定口座の運用よりも損です。NISAのマイナスは他の利益と合算して損益通算できないが、特定口座であれば損益通算が可能だから他で発生した利益の税金が取り返せるのです。

 ちょっと理解づらかったかもしれません。とりあえず、毎年、成長投資枠もつみたて投資枠もちょっと違う銘柄に投資しておいたほうが良いとだけ理解しましょう。

5年間分の5種類の世界分散の投資信託を選ぶ

 5年間の投資期間あるので、5銘柄を選定する必要があります。私の場合には初年度の投資先は「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」です。連動指数はMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスです。これと似た動きをするほかの投資信託を探します。

 まず一つ目は素直に「eMAXIS Slim 全世界株式」です。日本を除かないパターンです。日本は5.3%しかないので、正直あまり差がなく、運用結果もあまり差がありません。

 二つ目は、「楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド」です。これは楽天版のオルカンで、同じMSCI ACWIに連動。ちゃんと信託報酬も安いです。が楽天証券でないと買えないんですよね。SBI証券を使っている私には使えません。なお、SBI・全世界株式インデックス・ファンド(連動指数:FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス)の方は若干、信託報酬が高いです。

 同じ指数であれば、「インデックスファンドMSCIオール・カントリー(全世界株式)」もありますが、これは信託報酬が高いので選択肢外です。窓口でも売れそうな高い信託報酬です。

 「Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)」に関しては、信託報酬が低いのですが、「指数の標章使用料」が含まれていないという点が許せない。

 あとは、「野村-はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)」です。こちらは、Tracersとは違い、eMaxis Slimと合わせて投資の対象として大丈夫です。経費率も低く、実質コストで見てもこの投資信託は非常に優秀です。

 これで、3つめ。あと2つ。しかし、オルカン相当の投資信託はもうなさそ。だから、先進国株式のほうを見てみます。どっちもアメリカが60%~70%で、最近はS&P500(米国)の調子がいいので、米国の割合が多い先進国株式のほうが成績は良いです。MSCI Kokusaiに連動していて日本株は含まない。また、新興国も含まない。個人的には新興国はインサイダー取引なども多々あると思うので、先進国株式が割と好みです。

 オルカンと同じくeMaxis Slimに「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」というものがあります。信託報酬の率は全世界より高いのですが、経費率が低く、実質コストとしては同等となります。さらに日本を含むバージョンの「eMAXIS Slim 先進国株式(含む日本)」というものもあります。悪くないのですが、最近できたばかりで資産額が少ないのが懸念点です。

 野村を入れずに「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」や「eMAXIS Slim 全米株式」を入れるすべて、eMaxis Slimシリーズという選択もありでしょう。ただ、私的には投資信託以外は日本の個別株。だから、米国だけではなくその他の国にも投資できるならばしたいので、全世界か先進国が好みです。

 先進国株でいうと「SBI・先進国株式インデックス・ファンド」や「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」もあります。信託報酬が少ない中で、規模もある「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」がいいと思います。

 結論は下記の通りになりました。成長枠がメインですが、合わせて積立枠も同じ銘柄で積み立てしていこうと思います。

1年目:eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
2年目:eMAXIS Slim 全世界株式
3年目:はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)
4年目:eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
5年目:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

SBI証券のクレカ積立で2025年から変更するには、2024年12月10日までに投資銘柄を更新しておきましょう。

まとめ

 今回は、6年目でお得になるNISAの2025年の投資先についての記事を書きました。ポイントをまとめると下記の通りとなります。

  1. NISA枠は年によるバラつきがある場合、年ごとに投資先を変えておくとよい。
  2. オルカンの代わりになる5年分の5銘柄を選ぶ必要がある。
  3. 1年目:eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
    2年目:eMAXIS Slim 全世界株式
    3年目:はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)
    4年目:eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
    5年目:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

 つまり、NISA枠で最大限お得に資産運用するには年ごとの投資信託の変更がおすすめです。

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