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コロワイドの会社の業績を確認
コロワイドの株主優待の廃止の有無に大きく影響を与え獲るのは、やはり業績。
コロワイドは株主優待を非常に高い重要度と考えており、止めなくてはならない状況でもない限り止めない。
そうでなければ、とっくに廃止されている。。
コロナの影響が大きすぎる
まずは、一番の業績に悪影響があるコロナを振り返ります。
コロナウィルスの感染者が増え始めたのが、2020年の3月。
そして、コロワイドが大戸屋のM&Aをしたのが2020年の9月。
思い返せばコロナウィルス蔓延の最中にM&Aを実施したわけです。
コロンウィルスは2021年1月と8月、さらに5月に少しの広がりを見せました。
感染拡大から3~4ヶ月毎に、次の感染拡大が発生しています。
そうなると12月頃は危険な気もしますが、コロナワクチンの接種率も73%と上がっている。
概ね打ちたい人は打ち終わる。
そのため、感染は再拡大しないかもしれない。
ここら辺は読めないので、可能性の示唆だけ。
株価に関してはコロナ前の株価が2200円程度だったのに、現在は1700円程度。
大戸屋買収の時に2000円くらいまで戻して、その後に下落。
一端は持ち直したものの、直近では再び下げているという状況。
というのも、9月の売上高の前年比は大幅な下落。
客数もさることながら、客単価の下落が大きい。
あとは、緊急事態宣言解除の10月、お酒提供解除の11月の反応次第でしょうか。
個人的な体感として10月は増えず、11月に増えている印象。
前年比較なので大きなプラスにはなると思いますが、コロナ前ほどでもないでしょう。
いずれにしても中期決算は非常に厳しい結果になるでしょう。
赤字転落だけど株主優待は大丈夫?
業績に関しては、一昨年から赤字。
今年も上期は赤字確定、通年でも赤字でしょう。
利益剰余金はマイナスで、有利子負債は膨大。
なので、公募増資160万株で資金調達。(これをしたいなら、いよいよ優待は止められない。改悪も。)
アトムの株を2000万株の売り出しと資本政策を実施。
一方で株主数が88000人程度。
優待は1人辺り40000ポイントだと35億円程度をポイントを配っています。
全員が1000株持っていないし、ポイントを使い切っているとも限らないのでそれを考慮すると20億円程度の支出と考えましょう。
赤字なので利益ベースの維持はどう考えても無理。
手元の資産ベースでも計算不能。
計算可能なのは手元の現金(全て借金)、これがあれば一応は倒産しない。
これが380億円ある。さすが、現金商売。
という事で、そこから考えると払う余力はまだある。
なので、会社が払いたければ株主優待を続けることは可能という結論。
ただし、それを払っている母体は借金まみれで、一歩間違うと債務超過になりかねない母体。
望みはアフターコロナの飲食需要。
これはそれなりにあるものの、コロナ前ほどには戻らないと考える。
借金は金利が重くのしかかる・・・
そうなると借金の金利が重くのしかかる。
しかし、コロワイドは子会社が多数あるのもポイント。
また、株式を手放したり、公募増資もできる。
と、いう事ですぐにても止めそうな財務状況だけど手元の現金があるから優待を続けるだろうなというのが見解です。(優待の改悪ならありえる)
ただし、債務超過や公募増資などがあるので投資対象としてはお勧めできません。
株価が下がるおかげで、優待利回りは4.8%と高いのを魅力に感じてしまいますが。。
【株主優待廃止リスク】アトム、コロワイドなどの優待廃止はあるか?
https://aoi345.com/finacial-independenc/corowide-atom/
