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円を資金調達したバフェットの次の投資先に先回りして大儲けを狙う

 バフェットの投資先に先回り投資したい人は多いでしょう。今回は、バフェットの円調達の投資先の口コミ記事を書きます。これで株価が倍増するかもしれない銘柄に投資することができます。

  1. バフェットが円の資金調達を大幅にしたので日本株に追加投資があるかも
  2. 商社株は目標額に到達しているので、次の投資先に充てられるかもしれない
  3. 投資しそうな業界は銀行と保険、個別銘柄だとソニーなどが投資される・・・かも
目次

バフェットが円を資金調達も商社投資は上限間近

 バフェットが率いるバークシャーハザウェイが円建て社債を発行を決めました。2019年に記載して以来継続して発行されていますが、2024年は過去最高の発行額になります。

日本経済新聞
ウォーレン・バフェット氏の米バークシャーが円債2818億円 日本株追加投資に期待 - 日本経済新聞 著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社、バークシャー・ハザウェイが10日、円建て社債の発行条件を決めた。発行総額は2818億円と2019年の初回債に次ぐ大型...

 これらのお金の行先ですが、日本の5大商社株がそれの対象になります。最終的には5社それぞれ9.9%の株式を保有を目指しています。そして既に商社株の保有比率は9%を超えています。

日本経済新聞
ウォーレン・バフェット氏の商社株買い なぜ月曜日に報告 - 日本経済新聞 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイは19日、日本の5大商社株を買い増したと明らかにした。バフェット氏が日本の商社株を買い...

 そうなると今回の資金調達、および今後の資金調達のお金は商社以外の日本株に向かう可能性が高いです。

バフェットの投資の原則は日本株ではそのままは採用されない

 バフェットの投資には、下記の特徴があるといわれています。これに適合する銘柄を投資される可能性が高い・・・と言われるわけですが、日本株に投資する場合には少し状況が違います。

・エコノミックモート
・優れた経営陣
・思慮深い資本配分
・実質的な収益力と財務力
・わかりやすいビジネス

 通常は各セクターの中から1~数銘柄を選んで投資するのですが、日本の株式では大手商社5銘柄に分散投資をしているのです。(上限9.9%までも含め)投資規模的な理由もあるとは思いますが、日本の銘柄は米国の銘柄ほどには情報が明確に分からないから分散していることもあるでしょう。

 だから、新たに日本株に投資する場合に、特定の銘柄ではなく、特定の業界の銘柄に分散して投資される可能性が高そうです。知らない銘柄には投資しないの原則を若干破り、日本の商社株が良いことは分かっている。しかし、個別銘柄までは何とも分からないので、業界内で分散投資することで知識不足を補完しようということなのだと思います。

 必要な投資規模から考えて、今回も特定業界の上位会社に投資されると考えられます。そして、その上位銘柄が複数あってそれぞれが大きいということも条件になりそうです。

バフェットの投資先

 そこで、気になる点がバフェットのルールはルールとして、実際にどのような銘柄に投資しているか?です。具体的には下記のページの通りで、アップルが実は非常に多く、その他は「金融」、「エネルギー」、「生活必需品」が占めています。

 米国銘柄はGAFAMを筆頭とするIT技術やエヌビディアなどの半導体銘柄が全盛ですが、アップル以外にはこれらが上位には含まれていません。

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バフェットの乗り投資は結果が出る

 バフェット投資に相乗りの成果ですが、下記の通りにアフターバフェット相乗りは、三菱商事や伊藤忠商事などの株価を見ても圧倒的に効果があることがわかります。

日本経済新聞 電子版
日経会社情報DIGITAL : 日経電子版 日経電子版の総合投資・金融情報コーナー。オンライン版の「日経会社情報」。株式・為替など国内外の最新マーケット情報に加え、各企業の最新ニュースやプレスリリース、株...

 三菱商事の方は少し下がった局面でしたが、株価が上がっている状況でも特に気にせずに投資しています。

日本経済新聞 電子版
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 こう考えると、今回もバフェットが投資した銘柄はそのあと5年ほどは株価が上がりそうに思います。後追いでもいいですが、できれば先回りできれば理想です。何しろ、資金調達を決めただけで、実際に資金調達されて投資され、それが公表されるのは半年以上先になると思われるからです。

投資開始時点では割安であることは重視される

 投資時の割安性確認のために2020年のPERを見てみると、三菱商事は6.58倍。商社と言えば、海外から評価されない業界の代表格。しかし、実態としては事業会社化していたというような業界でした。不当に評価されていなかった当点も商社銘柄に投資したくなる要因であったことでしょう。

 伊藤忠商事にしても同様で、PERが6.68倍。今は、11.69倍になってはいますが、当時は非常に割安でした。

 やはり、投資の業界も割安な業界が選ばれる可能性が高そうです。

一度、対象となりそうな銘柄に関する情報をまとめる

 今のところの情報をまとめると下記の通りになります。これらを元に、銘柄予想をしていきましょう。

・バフェット銘柄への投資は実績が出ている。
・特定の業界の上位数銘柄に分散投資される。
・投資規模からみて、投資先は大型銘柄が複数ある業界。
・保有銘柄から見たお気に入りセクターは「金融」、「エネルギー」、「生活必需品」。
・PERで見て割安な業界が選ばれる。
・株価がある程度は上昇局面でも投資される。
・知識不足などで不当に評価を受けていない業界・銘柄が望ましい。

投資先の予想

銀行

 素直にバフェットの保有銘柄から、対象となる日本株を見ていきます。バフェットの金融銘柄は、アメックスとバンクオブカメリカやシティなどの銀行。JCBは非上場なので、日本で銀行株に投資するとなると3大メガバンクへの分散投資の可能性がありそうです。

 実際に個別の銘柄を見て行って、あり得るのか確認してみます。まずは、三菱UFJ。チャートで見ると現在は下記の通りで、絶好調。ここから更に爆増・・・があり得るのかは難しいかもしれません。

日本経済新聞 電子版
三菱UFJフィナンシャル・グループ[8306]の株価・株主優待など。 【最大のメガバンク】銀行、信託、証券などを傘下に持つ持ち株会社。 この企業の最新ニュース、業績、株価・株主優待、配当利回りをワンストップで提供。

 さらにPERですが、こちらは商社ほどの変化ではないのですが、似たような感じで特に2024年には12.49倍と比較的割安ではあるけど、普通に割安とは言えないレベルにまで上がっています。

次に三井住友FGを見てみますが、チャートの動きはほぼ同じ

日本経済新聞 電子版
三井住友フィナンシャルグループ[8316]の株価・株主優待など。 【三井住友系の金融持ち株会社】収益力は大手銀行グループでトップ級。 この企業の最新ニュース、業績、株価・株主優待、配当利回りをワンストップで提供。

 PERに関しても同様で、12.3倍まで上昇しています。今だと割安とは言い切れない感じです。

折角なのでみずほFGも見てみます。チャートは2020年まではきれいに下がっておりましたが、他の銀行ほどではないものの株価は上昇。自社株買いなどで直近の株価は好調です。

日本経済新聞 電子版
みずほフィナンシャルグループ[8411]の株価・株主優待など。 【みずほグループの統括会社】傘下に銀行、証券、ノンバンクなど。 この企業の最新ニュース、業績、株価・株主優待、配当利回りをワンストップで提供。

 PERに関しても、他の銀行よりは若干低いものの11.37倍とそれなりに上がってきています。

 今の銀行株は評価がされていないことは全くなく、期待され、投資されているセクター。株価に歪はなく。銀行株だー!というレベルまでには行ってないという印象です。商社銘柄との類似性や企業規模から言っても有力候補ではありますが。

生活必需品

 バフェットの投資先は生活必需品セクターの中でもコーラとクラフトハインツと食べ物。食品系で見ると日清や味の素など。一方で生活必需品あと花王、ユニ・チャーム・資生堂などが挙げられます。

 正直生活必需品セクターは割高なうえに成長性も望みにくそうなのが日本株。食品系はまだ良いのですが、いずれも割高で株主優待をやっていたりもするので、海外投資家に愛されにくい特性で、バフェットの投資の対象にはならないだろうなというのが正直な感想です。

エネルギー

 こちらは逆に割安な銘柄が目立ちます。株価の動向も悪くはありません。ただ、米国のエネルギー株ではなく敢えて日本のエネルギー株に投資する意味は何だろうが思いつかない点(商社の場合には日本特有の事業だった)と時価総額が大きい銘柄が少ない点がバフェットの投資対象にならない気がしてしまいます。

製造業

 日本に投資する意味という点で行くと、日本は製造業が強い国です。アップルに投資をしていることもあり、これらの会社に投資する可能性はありそうです。具体的に大型銘柄を見ていくと任天堂やソニーなどのゲーム機器銘柄は日本のお家芸です。

 トヨタもPER的には割安ではありますが、自動車は競争の激しい産業でバフェット好みではないでしょう。一方でソニーに関しては、エンターテイメントやCMOSセンサーなど個別の強みがある割には比較的割安。エンタープライズよりはコンシューマー寄りが多いバフェット銘柄にも適合しそうです。

保険

 バフェット銘柄と言えば保険です。恩師であるグレアムが株の大半を保有していた自動車保険会社ガイコ。今ではバークシャーハサウェイの傘下の企業です。保険というビジネスは一度契約すれば利益が長く続き、お金が先に入ってきてそのお金を投資に回せるということで、投資会社にとっては非常に魅力的なビジネスです。

 ただし、その場合には保険会社を丸ごと手に入れるという方法が望ましい。中小の魅力的な保険会社を手に入れるというパターンも考えられますが、素直に大手の保険会社も全般的に割安な銘柄が多く、損保系が多いですが大型銘柄が複数ある点も魅力。上位数社の銘柄を商社の時のようにパックで買うというパターンがあるかもしれません。

所感

他にも超ダークホースとして日本特有のぱちんこ業界なども考えたのですが、さすがに株主に説明ができないのでないでしょう。ということで、やはり素直に業界に対して投資するならば、銀行がありえるかなという気がしています。そして、次に保険。あとは、個別銘柄になる場合にはソニーがあるかもと思いました。

 バフェットの投資は慎重に行われるので、資金調達から即日に投資が実行されるわけではありません。2019年の資金調達は2020年の8月に投資されました。資金調達の半年から一年後が投資タイミングになっています。今回の場合では、多くの企業が3月に期末を迎えて決算が出揃ってくる5~6月の内容を見て投資されるタイミングが来るかもしれません。

まとめ

 今回は、バフェットの円調達の投資先についての記事を書きました。ポイントをまとめると下記の通りとなります。

  1. バフェットが円の資金調達を大幅にしたので日本株に追加投資があるかも
  2. 商社株は目標額に到達しているので、次の投資先に充てられるかもしれない
  3. 投資しそうな業界は銀行と保険、個別銘柄だとソニーなどが投資される・・・かも

 つまり、バフェット投資に先回りするには大型銘柄への分散投資がおすすめです。

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