理論上で最大限お得に新NISA投資したい人は多いでしょう。今回は、新NISAの投資の正解の記事を書きます。これでいつ、どこで何か投資すべきかを知ることができます。
結論
- 証券口座はSBI証券でクレカ積み立て@プラチナプリファード
- 投資先は積み立て枠も成長枠もeMaxis slim 全世界株式
- 投資タイミングは可能な限り早く
新NISAがいよいよ始まります
新NISAがいよいよ始まります。SBI証券で、クレジット積み立てを設定して来年の1月の積み立て開始に間に合わせるには12月10日が期限です。そのため、そろそろやっておかないと時間切れになります。楽天証券のクレジット積み立ても同様です。
さて、新NISAが始まってルール説明などは金融庁の下記のページを見ればよいでしょう。
新しいNISA : 金融庁
それはそうとして、具体的な行動をどうすればいいか?が悩みどころです。悩みどころは下記のとおりです。
- どこの証券会社で新NISAを行うか?
- 高配当などの個別株式か、投資信託か、ETFか?
- 具体的には何に投資するか? 米国か、全世界か?
- いつのタイミングで投資するか?
どこの証券会社で新NISAを行うか?
NISA口座は1つの証券会社でしか開設できないため、証券会社選びが重要です。銀行などでも開設できますが、こちらは手数料を考えると論外。結局のところ、株式の購入手数料無料を行ったネット証券1位のSBI証券か2位の楽天証券の2択になります。
この選択をどうするかですが、株式現物やETFなどであればどっちでも良くて、投資信託に投資する場合のみで差が出ます。だから、何に投資するかを先に決めないと、どちらの証券会社にするかが決められないという状況になります。
以前であれば(結局、今も)、SBI証券の方が圧倒的に投信マイレージの仕組みが良いので、SBI証券を選んでおけばOKでした。しかし、楽天証券も下記のように一部の投資信託でマイレージを復活させています。しかも、その対象ファンドが規模は小さいながらも、非常に優れた投資信託であったりします。オールカントリーの除く日本がないのは残念ですが。SBI証券と大人気のeMaxis slimの組み合わせよりも微妙に良い条件になっています。
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では、上記の選択肢の中から楽天証券で選ぼう・・・というのもアリではあります。しかし、もう一歩踏み込むとクレジット積み立てという概念があります。具体的には下記のとおりです。これを考えるとSBI証券が最大5%のポイント還元で、楽天証券が最大1%のポイント還元。SBI証券の方が圧倒的です。
SBI証券 – クレカ積立
SBI証券の方は、年会費33,000円のプラチナプリファードというクレジットカードを使う前提、楽天の方はプレミアムカード年会費11,000円が前提なので、無料のカードだとどちらも0.5%。SBI証券+三井住友カードの場合には三井住友ゴールドが条件達成で無料にできるので、そうなると無料クレジットカードでSBI証券1.0%と楽天証券0.5%と差が開きます。
ということで、合計600万円を積み立てしたとすると、0.5%の差だと合計で3万円の差になります。楽天の場合には投信マイレージの対象銘柄が少ないというデメリットもあるので、悩んだらSBI証券にしておく方が無難だと思います。
高配当などの個別株式か、投資信託か、ETFか?
積み立て枠は投資信託になるので素直にオルカンを買うとして、悩みどころは成長投資枠です。投資信託の中で何にするか以外に、株式投資という選択肢が出てくるからです。
投資対象は個人的にはFIREを見越して、成長投資枠は高配当株にしようと考えておりました。というのも、FIRE後の税金を考えると1200万円の元本に4%の配当。つまり、年間48万円の配当が非課税で手に入る。夫婦であれば年間96万になります。
非課税を目指すと基礎控除48万円分は、配当を総合課税にしても非課税。住民税は43万円。これがNISAで2倍にできる。夫婦の場合にはそれぞれの基礎控除と扶養控除で48万円+48万円+38万円=134万円。先ほどの新NISAの96万円を足すと夫婦で他の控除と合算で年間230万円の配当が非課税になります。
住宅を保有していれば、生きていけそうな収入です。さらにマイクロ資産管理法人節税で、配当の給料化による年間55万円の二人分の年間110万円の配当が非課税になります。230万円に110万円が足されると年間340万円。月額で28.3万円です。これだと完全に生活できます。しかし、法人住民税が7万円必要なのが欠点です。
上記はその通りなのですが、高配当はやめて素直に成長投資枠も投資信託を買おうという結論に至ってます。これは、生涯投資枠が成長投資枠で1200万円で、年間240万円。これを毎年きれいに使おうとすると1円単位で購入可能な投資信託が非常に都合がいい。
さらに配当金を再投資すると投資枠を消費する一方で、投資信託内での再投資に関しては投資枠を消費しません。これが積みあがっていくと効果が大きい。さらに、高配当の分散の場合にはマイナスが出た銘柄を一回、損失確定させて枠を復活させるのですが、年間枠は戻らないし、生涯枠翌年に復活。ということで、結果的に生涯枠を使い切るのに時間がかかります。
だから理屈的には、新NISAは投資信託で運用するのが最善策となります。
具体的には何に投資するか? 米国か、全世界か?
さて、投資信託に決めたとして、投資信託もいろいろあります。債券とか金とか・・・。しかし、長期で運用する前提であれば、やはり株式の投資信託が良いでしょう。超長期投資のリターンは下記の通りだからです。
ただし、株式の投資信託といっても、日本か海外か。海外でも、米国か全世界か、新興国か・・・。という選択肢があります。ここら辺は、長期的な話過ぎて全くどれが良いか分からないわけです。そうなると、もうとにかく全体をバランスよくという戦略になり、結論としては、全世界が良いでしょう。
SBI証券を使うとすると、規模と手数料を考えるとeMaxis slimシリーズで、全世界なので具体的には下記のオルカンと呼ばれる投資信託がお勧めになります。
私の場合ですが、日本高配当株を多く持っているので、日本の割合を減らしたいという気持ちがあります。だからオルカンはオルカンでも、下記のオルカン除く日本を成長枠で購入予定です。
いつのタイミングで投資するか?
具体的に銘柄が決まったところで、いつ投資するかが最後に決めることです。積み立ては毎月として、成長投資枠です。これは、理屈的には年始に一括240万円です。株式市場が先が読めないものの、長期的には上がると思われるからです。
とは言え、手元に現金があればの話。特定口座の含み益銘柄を利益確定させてと考えると、それに税金がかかるのであまり良い方法とは言えません。そのため、給料などが定期的に入る人はボーナスなどまとまった金額が手元に来た時に投資すればいい。240万円を1年で使い切れそうにない場合には、含み益銘柄を確定させて成長枠投資でよいと思います。
まとめ
今回は、新NISAの投資の正解についての記事を書きました。ポイントをまとめると下記の通りとなります。
結論
- 証券口座はSBI証券でクレカ積み立て@プラチナプリファード
- 投資先は積み立て枠も成長枠もeMaxis slim 全世界株式
- 投資タイミングは可能な限り早く
つまり、新NISAを最大限有効に活用するにはeMaxis slim 全世界株式がおすすめです。そのため、SBI証券で口座開設しましょう!
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