税制改正大綱のNISA拡充で結局どうしたらいいのか知りたい人は多いのではないでしょうか？
そこで今回は、NISA拡充の対応方法についての記事を書かせていただきます。
皆様のご参考になれば幸いです。
NISA拡充の全体的な概要
2023年度税制改正大綱でNISA拡充の内容が判明しました。
今まではNISAは期限付きでしたが、恒久化されることになりました。
一般NISAは2023年、つみたてNISAは2042年でしたが、NISA拡充はいつまでの制限がありません。
また、非課税期間もなくなりました。
今までの一般NISAの5年間(つみたてNISAは20年間)という非課税期間に制限がありました。
継続できないので、その後は税金が掛かるようになります。
このシステムですが来年からではなく再来年から。
2024年からの開始となります。
来年は今のルールのままです。
NISA拡充の3つのポイント
期限がなくなり、つみたてと一般の両方ができるNISA。
3つポイントは下記の通りとなります。
②年間上限は360万円まで
③投資金額の上限は1800万円まで
つみたてNISAと一般NISAの併用が可能
今まではつみたてNISAを行えば一般NISA投資ができないという選択性でした。
しかし、今回の改正では両方と利用することができます。
つみたてNISで40万円、一般NISAで120万円という年間投資上限金額も増えています。
年間上限は360万円まで
年間投資上限金額ですが、年間360万円になります。
内訳は、つみたてNISで120万円、一般NISAで240万円です。
この金額を年間で生み出すのは難しいので、保有してる投資資金を割り当てることになりそうです。
投資金額の上限は1800万円まで
恒久化されるので年間360万円を10年続ければ3600万円投資できそうですが、そうもいきません。
生涯の投資金額の上限が1800万円までと言う制限があるからです。
一般NISAの上限は1200万円で、つみたてNISAは上限がないので120万円を15年で全てつみたてNISAという事はできます。
正解は最初の5年で全力投資して終了
で、このNISA拡充ですが、結局どういう投資方法が良いのでしょうか？
生涯上限が1800万円をどんな機関で、どっちのNISAに割り当てるのが良いでしょうか？
この結論ですが、つみたてNISA120万＋一般NISA240万を5年間投資して終了が正解になります。
前提条件としては、①投資はトータルでプラスになる。②投資タイミングは読めない。です。
投資がトータルでプラスで、タイミングが読めないならばできる限り早く投資をした方が良いです。
つみたてNISA120万を15年間投資するより一般NISA枠も使う方が長く非課税期間を利用できます。
5年間はつみたてNISA120万＋一般NISA240万で投資して、6年目から15年目までは一般NISAの銘柄をつみたてNISAに切り替える。
こういった手段も取れます。
ただし、一般NISAで5年間で生んだ含み益を確定することになり、増えていれば同じ時価総額のNISA再投資はできないので非課税枠が減ります。
つみたてNISA120万＋一般NISA240万を5年間投資は、つみたてNISAで800万円＋一般NISA1200万円になります。
一般NISAの上限は1200万円に制限されているので、一般NISAの比率を上げることはできません。
そのため、ベースプランより一般NISAの比率を上げるパターンはありません。
まとめ
今回は、「NISA拡充の対応方法」についての記事を書かせていただきました。
今回の記事のポイントをまとめると下記の通りとなります。
②年間投資上限はつみたてNISA120万、一般NISA240万と大幅拡充
③生涯投資上限1800万円と言う枠が設定された
つまり、NISAが拡充された場合には5年間で全額投資するのがおすすめです。
そのため、現在の資産をNISAに割り当てるするようにしましょう！
NISAに興味がある人は、下記の記事もあわせてチェックしてみてください。
[つみたてNISA]税制優遇って何がお得？一般NISAとの違いは？
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