FIREを実現するためにやるべきことをまとめると下記の通り。
①収入・・・早期結婚、夫婦共働き、正社員。
②節約・・・ローン禁止、通信料、保険、車、お小遣い(用途不明金)
③運用・・・世界株式の投資信託
そんなに難しいことでもなさそう。
が、40代で平均1000万、中央値で500万程度しか貯蓄はない。
なぜか?
まずは、収入。
例えば、初婚年齢は30歳を超えている。
理想としては、22歳に即結婚してそこからダブル収入で貯蓄がFIREに近い。
20年でFIREだとして22歳なら42歳。
30歳からなら50歳になる。
実家暮らしなら可能性はあるが、一人暮らしで一人の収入で男性の年収500万、手取り400万。
出費は抑えても300万だとするとせいぜい100万を貯めるのがやっと。
女性の平均年収でいうと実家暮らしでもないと貯蓄するのは難しい。
と、いうことで結婚してからでないと年間に300万以上貯蓄というのは難しい。
さらに、結婚後。。
特に子供が生まれた後。
女性の有職率は50%は超えるものの、正社員となると10%を切る。。
つまり、夫婦共働き(正社員)というのは非常にレア。
そして、正社員の座は1度手放すと、年齢が上がってからはほぼ取り戻せない。
ゆえに、ほとんどの人が収入の面で可能性がなくなる。
さらに、節約。
例えば通信費。
キャリアスマホから安いスマホに変えるという節約がある。
しかしキャリア契約の割合は90%。
携帯代を多少不便でも節約しようとする人は10%程度に過ぎない。
他で節約したとしても、こんなに手軽な節約を実施しない人ならば、節約の結果は出ていないことでしょう。
あとは、保険。
判りやすいところで生命保険。
加入率は80%程度。
独身なら不要。
さらに結婚していても、子供ができるまでは不要。
そして、子供がいても夫婦共働き(正社員)ならば、2000万円程度の資金があれば加入は不要。
つまり、結婚してから子供ができるまでにお金を貯めるならば加入は必要ない。
さらに医療保険。
これは手元に100万程度あるならば、国民健康保険や健康保険組合の保険で十分。
さらに不要度が高い。
だが、加入率は70%を超える。。
つまり、過剰保険という状態か、あまりにも貯蓄できていないから加入せざるを得ない人が多い。
車。
これは地域性もあるが、異常なほどの金食い虫。
車検、重量税、保険、駐車場。
これらが固定費で、ガソリンや車の備品などの変動費も加わる。
月に振り分けると月に4~5万を出費できる。
さらに保険を車両保険を付ける・・・車をローンで買う・・・。
などすれば、さらに出費が増える。
収入が低い場合には車と住宅費のために生きているようなレベルになる。。
車に関して必須な地域でも、支払いは少なくとも一括払い。
そして、中古車で良い。
ということで、節約に関してもしたい気持ちはあっても、実際に節約を実施するような人は10%~20%に過ぎない。
最後に運用。
これに関しては、投資をしていない人が80%。
過去に投資をするもやめた人が10%。
現在も続けている人が10%。
現在投資をしている人でも、投機的な投資をしている人が半数程度という状況。
長期でリターンが得られるような投資をしている人は5%もいないという状況。
ピケティの21世紀の資本で資本収入が労働収入を常に上回るがゆえに貧富の差が広がるとある。
が、それでも資本収入を得ようとしない人が大半。
で、まとめると収入、節約、運用の3つの項目でそれぞれの条件を満たす人は10%に過ぎない。。
これらに傾向性がないとすると10%*10%*10%=0.1%。
しかし、特に節約と運用あたりはかなりの連動性が高い。
さらに収入もある程度連動しているとする。
そうすると・・・人口の3%程度くらいが収入、節約、運用の3つの項目を満たしている可能性がある。
節約に関しては、圧倒的な収入があれば考慮は不要。
そして、生まれながらに巨大な資本があれば収入も節約も考慮は不要。
で日本の富裕層の世帯。
つまり資産から負債を引いた額が1億を超える世帯は2.4%。
年齢的には年配が多い。
となるとやはり、収入、節約、運用の3つの項目を満たすことができるのであれば「富裕層」の世帯に入ることができる。
若くして資本を作ろうとしている時期であればまだ準富裕層(5000万~)やアッパーマス層(3000万~)かもしれない。
しかし、若くして準富裕層に到達しているならばそれを続ければ富裕層入りは確実な訳です。
つまり、FIREに必要な資産作りは実現は可能。
ただし、それを実現するための具体的な行動をする人は非常に稀。
ゆえに、結果的にはFIREが可能な資産を作れる人はほとんど居ないということだと思います。
くれぐれも、お金を貯めずに老後破産や5000万程度の資産で会社を辞めないようにお気を付けください。。
FIREには運用は必要だとして投資方法と何をすれば良いのか答えを教えます
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