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LifebookU938⑦Windows標準バッテリー交換タイミング確認ツール

 ノートパソコンでバッテリー駆動で長く利用したい人は多いでしょう。今回は、Windows標準バッテリー確認ツールの口コミ記事を書きます。これでバッテリー交換をするか数値で判断することができます。

  1. 中古パソコンに限らずノートパソコンのバッテリーは2年で経たってくる
  2. Windows標準で無料で、元の最大容量と現在の最大容量を出してくれる機能がある
  3. バッテリーを交換するならば、数値をみて納得して交換すると良い
目次

Windows標準のバッテリー容量チェックツール

 中古ノートパソコンを購入したときに、非常に激安で20万円のパソコンが2万円で買えるレベルになったりもするのですが、消耗部品が困りものです。昔はハードディスクなどが消耗品で今はSSDがその代わりになりますが、こちらはあまり消耗度は減ってきて、さらに容量アップのために変更もしたりしるので、中古でも気になりにくいところです。

 キーボードやケースなどの傷については気にしなければそれまでですし、綺麗に使われていたものは綺麗なままです。で、それ以外で消耗品と言えば、バッテリーです。とりあえず使えるといえば使えるもので、価格もそれなりに高いので交換をする気がしない点が困りものです。

 なんとなくバッテリーの持ちが悪い気がするけれど、本当にどの程度減っているのか分からない。だから、お金を出して買い換える気になれないんですよね。しかし、Windowsには標準でバッテリーチェック機能が搭載されています。これを使えば、無料で他にソフトを入れることなく、バッテリーの状況が見れます。


①Windowsキー+Rボタンを押し、cmdと入力してOK。

②コンソール画面が表示されるので「powercfg /battryreport」と入力時して実行すると、「battery-report.html」というファイルが作成されます。このファイルを見れば、バッテリーの状況が変わります。

通常バッテリーと大容量バッテリーの容量の違い

 Lifebook U938に搭載されているバッテリーは下記のようなバッテリーです。こちらは大きめサイズの大容量バッテリーで、通常バッテリーもあります。バッテリーを見てみると、どちらも容量が3310mAhと書いてあったりします。

 大容量バッテリーなのに容量が多くなっていないのかと不思議に思ったのですが、それぞれのバッテリーで先ほどの「battery-report.html」を見てみると、こちらの容量は実際のバッテリーの容量とは違うことが分かります。

 まず、通常バッテリーです。mWhとなっていますがリチウムイオン電池の電圧は3.7Vで、mWh=電圧(V)×電流容量(Ah) = 電圧(V)×電流容量(mAh)という計算式になるので、通常バッテリーと大容量バッテリーでmAhだから同じ数値というのは考えられません。

 いずれにしても通常のバッテリーは23,616mWhが初期値(赤枠)になります。そして、青枠の数値が現在のバッテリーの容量。私のバッテリーは最大でも9,785mWhですので41.4%までに性能が下がっています。これだとノートパソコンが40Wだと15分。さすがにそこまでの電力を使わないモードに変えても30分ちょっとが現実的。確かにその位で消えてしまうので、バッテリー動作は一時的なものになってしまいます。

 次が大容量モデル。こちらは50,256mWhの最大値に対して、20,448mWhになっています。こちらは40.7%。だいぶバッテリーが消耗しきって、最後の底が40%なでしょう。ある意味、大容量モデルであればめちゃくちゃ使い込んでも通常バッテリーに近い容量で1時間程度は使えそうな点はメリットです。ただし、いずれにしてもバッテリーの交換時期が近いことを表しています。

 サードバーティのツールは情報が正しいか心配だし、変な広告が出たりお金を取られたりも面倒くさい。しかし、Windows標準ソフトならば安心だし、ここまで数値で出してくれるならば納得できます。そこで、バッテリーを交換することににします。

バッテリーの選び方と交換手順

 さて、Lifebook U937、938、939のバッテリーですが純正品は高いので互換品の大容量バッテリーを買おうとすると7000円程度で買えます。せっかく中古で買ったのに高くなるのは行けてないので、まずは中古を買ってみてバッテリーの容量が気になるならば、交換という手はアリだと思います。

 バッテリーはおおむね2年程度で交換寿命なので、新品でもその程度で変えなければいけないわけですし、中古ならさすがにバッテリーがダメになっていないものはないと思うので、まぁ、パソコンを使う場合の消耗品として受け入れるのはアリでしょう。

 バッテリーはAmazonなどで買えて、その中でも下記のバッテリーは大容量なのに安くてお得です。

 上記のバッテリーに交換して、再びバッテリーレポートでバッテリーの容量を確認すると無事に50,256mWhと大容量バッテリーと同じ容量になっていました。

 バッテリーの交換については下記の記事で詳しく説明していますが、概要だけこちらのページでも説明します。

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①底面の12か所のねじを外す。

②下記がケースを開けた時の画像で、一番下がバッテリーです。

③バッテリーに関しては、大容量の場合には6か所のねじ止めがされています。通常バッテリーは4か所のみです。

④バッテリーは下記の赤枠の部分でコネクタ接続されているので下記の画像のような感じで持ち上げます。

あとはバッテリーの入れ替えと、開けた時と逆の手順でつければOKです。

まとめ

 今回は、Windows標準バッテリー確認ツールについての記事を書きました。ポイントをまとめると下記の通りとなります。

  1. 中古パソコンに限らずノートパソコンのバッテリーは2年で経たってくる
  2. Windows標準で無料で、元の最大容量と現在の最大容量を出してくれる機能がある
  3. バッテリーを交換するならば、数値をみて納得して交換すると良い

 つまり、ノートパソコンのバッテリーの交換を判断するにはWindows標準のバッテリー確認ツールの利用がおすすめです。

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