ラズパイレビュー③Raspberry PiのOSはどれが良いか?

Raspberry Pi4を選ぶとする。
電源、HDMIケーブル(モニター)、microSD、マウスとキーボードを用意して繋いでも何も起こらない。
何しろmicroSDの中身が空だからです。

という事で、microSDの中にOSを入れる必要があります。
Windows PCなどの別のPCにmicroSDカードリーダーを接続してRaspberry Pi用のOSをmicroSDに流し込みます。
使うのは下記のソフトです。

Raspberry Pi Imager

これは書き込みの機能だけではなく、OSのイメージダウンロードの機能もある。
一番最初に出てくるのが「Raspberry Pi OS 32bit」
さらにその下にあるのがRaspberry Pi OS other.
otherという癖に64bitはここに出てこない。
出てくるのはLiteとFull。

通常版からデスクトップ環境を無くしたのがLite。
色々なアプリが入っているのがFullです。
結論としては、Raspberry Pi OS Full 32bitを選ぶと良いと思います。
(Raspberry Pi OS 64bitというのもあり、そちらの方がRaspberry Pi 4の場合は良いそうですが、このツールからは落とせないですね、また次回の機会にご紹介します。)

他の選択肢とはして、Ubuntu、Majaro Linux、RISC OSなどもあります。
Ubuntsuはご存じ、一番のシェアを誇るLinuxディストリビューション。
OSとしてはおすすめで、Desktop版とServer版もある。
ただし、Ubuntsu DesktopはRaspberry Pi 4でも重い。。
そもそも動作が重く、色々なウインドウを連続で開こうとすると、止まってしまいます。。

次がMajaro Linux
Ubuntsuとは違い見た目もGnomeではなくKDEがメイン。
ちょっとWindowsに寄せている感じで、デスクトップOSとしては使いやすい。
が、やっぱりちょっと重い。。
Ubuntsuよりは良いけど、そこまでシェアが高いディストリビューションでもないので、情報を得にくく選択肢としては微妙でしょう。

その他にも特殊用途のOSが用意されています。
メディアプレイヤーとして使う用のOS、ゲーム機のエミュレーター用のOS、タッチパネルデバイスや3Dプリンター向けのOSなどです。

LibreELECというメディアプレイヤー用のOSですが、これは用途によっては良いかもしれません。
OSを起動するとKODIというメディアプレイヤーが起動します。

これが、アドオンが充実つしていて、さきほどのゲーム機のエミュレーターOSと同様にゲーム機のエミュレーターも完備しています。
メディアプレイヤーなので、NASに保存された動画などの再生にも使えます。
写真を見たり、音楽を聴いたりにも便利でしょう。
パソコンとしてではなくTVに繋いで使うという方法で使えそうです。
これについても、次回の機会に扱おうと思います。

と、いう事でRaspberry Pi OSに戻ります。
このOSですがOfficeソフトとしてLIBRE Officeが入り画像処理ソフトとしてはGIMPも入る。

まぁ、Raspberry Piで動かすのは重いのですが・・・。
さらにChromiumというブラウザーも完備しています。

基本的に通常のパソコン用途としては特に困らない機能は搭載されています。
そして、基本的な動作としては他のOSに比べれば軽い。
Raspberry Piで動作させるのに最適なOSとして用意されているので当然ですが。。

さらに、このプログラミング環境も充実。
PythonやJavaなどの多くの開発言語の開発環境が揃っているので、Raspberry Piを使って色々な機器を処理したいなどの用途には本当に最適になっています。
選択肢はいろいろありますが、結局のところRaspberry Pi OS Full 32bitを選ぶと良いと思います。

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