資産1億のリアル⑨資産1億FIREと資産1億で仕事継続の生活

 資産1億円を達成したい人は多いでしょう。今回は、資産億円のFIREと仕事の継続の記事を書きます。これで資産1億の生活水準を知ることができます。

  1. 資産1億円のFIREは就職後の一人暮らしべれる
  2. 多くの人がイメージする豊かなFIREには資産3億円が必要
  3. 資産1億円でも、仕事を続ける前提だと高い生活水準が実現できる
あおい(管理人)

FIRE資産3000万円の人が多いのは、資産1億円行ける人が仕事を続けるからだと思います。

目次

資産1億円のFIREの現実は就職後の一人暮らしレベル

 資産1億円のFIRE後の生活は、資産の切り崩しを前提としない場合に配当だけで生活。配当利回りは今だと頑張って3.5%が精々でしょう。そうなると資産1億円でも年間350万円です。資産を全て、高配当株式などのリスク資産に振り分けた上での話です。

 この350万円から一般的には税金が20%取られる。さらに健康保険料も係るわけです。普通にやると70万の税金、20万の国民年金、20万円の国民健康保険。残りは240万円です。各種の節税手法を取ったとしても300万円の残りが精々でしょう。

 全ての出費を月額20万円内に収めるとすると就職後の一人暮らしレベルの生活水準です。これだと家族がいる人は無理でしょう。だから、資産1億円のFIREと言うのは非常にしょぼく見えてしまいます。贅沢しなければ生きていけるけど、そこに意味があるのかという感じです。

 配当金だけで生活するという前提なので、元の資産は増える前提ですし、配当金も同様に増配していく生活スタイルにはなります。この分で、1年毎に月1万円程度は使える出費が増える。その場合に10年後であれば、手取りで月20万円から月30万円に増えるので、これだと生活のしやすさが増加します。

 だったら、資産を増やさない前提でという事も考えがちですが、実際に配当金だけではなく元金を取り崩して生活するのはストレスになるので、幸福なFIREにはなりません。やはり、配当だけで生活し、資産は増えていくような前提が現実的にストレスなくFIREできる理想形です。

多くの人がイメージする富裕層のFIREは資産3億円必要

 そのため、資産1億円でのFIREは一般的な富裕層としてイメージするような生活は送れません。FIREしながらも富裕層的な生活をするというイメージに合う資産は、おそらく資産3億円程度の生活ということになります。

 配当金利回りが3.5%だとして年間回答金が1050万円。税金で20%引かれても、840万円。国保と年金を抜かれた残りで手取り800万円です。

 これで月額67万円になります。資産2億円の場合だと同様の計算で月額43万円と足りはするのですが、別で住宅を保有していなければ、都内で家族持ちが普通の生活をできるというレベルになります。だから、富裕層をイメージする贅沢な暮らしには資産2億円ではなく、3億円が必要です。

 1億円でも無理なのに、3億円なんて無理だよという事になるのですが、自由にお金が使えるFIREというのは非現実的な選択肢と言えるのです。資産家の家に生まれでもしない場合に現実的に選べるFIREは超節約前提のFIREで、これに夢がないのは当然と言えます。

資産1億円を持ちながら仕事をづける場合の生活水準

 資産1億円でFIREするのは確かに富裕層のイメージとは程遠いでしょう。しかし、資産1億円を持ちながら仕事を続ける前提だと生活水準は大きく変わります。

 仕事をしているので、給料から年金と健康保険料は支払済み。年間350万円の配当金の税金が20%を取られて280万円が手元に残ります。3.5%の配当利回りであれば、元の株式の株価が上がる期待や配当自体が増配する期待も持てるレベルで、この280万円を使い続けても資産は自然と増加していきます。

 給料があるので、基本的な生活費はそちらで賄えます。さらに、今までは資産を増やしてきたステップだったと思いますが、その資産積み上げも続けられます。何しろ、給料からの原資に回している金額はそのままでも、配当金で年間280万円使えるからです。

 この配当金の分だけを毎年使い切るわけです。資産形成の途中でも全くの娯楽をしてこなかった訳ではないので、その分に加えて、年間280万円。月額23万円が余分に使えます。これが、仕事を続けている人が資産1億円を保有している生活水準です。資産1億円のFIREとあまりにも生活水準が違い過ぎて、とても仕事を辞める気になれません。

 20万円程度の海外旅行が一人であれば、毎月行ける。4人家族でも年3回はいけます。GW、お盆、正月休みと行った長期休暇には家族で毎回海外旅行に行けるという事です。そこまで行きたくはならないかもしれませんが、お金的にはそういうことです。

 毎月23万円を食費に全ぶりするとします。月額7万円程度の食費が30万円になるわけで、そうなると毎日1万円を食事に使えます。毎日良いお店のコース料理です。4人家族であっても、1万円のコースを4人で4万円。23万円あれば月に5回はいけるわけで、毎週末に高級店のコース料理を家族で食べに行ける生活です。資産増加は維持したままなので、時間がたつと更に余裕資金が増えます。

 実際には、資産1億円達成しても上記のような生活をすることはなく、資産2億円を目指す。それが現実にはなりますが、実際に使おうと思えば使えるわけです。私の場合の例でいうとすべての資産を高配当に振っているわけではないものの、去年の年間配当は額面で339.7万円で、使い道は高配当株の買い増しでした。

まとめ

 今回は、資産億円のFIREと仕事の継続についての記事を書きました。ポイントをまとめると下記の通りとなります。

  1. 資産1億円のFIREは就職後の一人暮らしべれる
  2. 多くの人がイメージする豊かなFIREには資産3億円が必要
  3. 資産1億円でも、仕事を続ける前提だと高い生活水準が実現できる

 つまり、資産1億円を目指すには仕事を辞める前提で考えないことがおすすめです。そのため、すぐにでも資産形成をはじめましょう!

 資産1億円のリアルに興味がある人は、下記の記事もチェックしてください。

あわせて読みたい
資産1億のリアル⑩資産1億は新NISAの枠を何に使うのか 資産1億円を達成した後の状況を知りたい人は多いでしょう。今回は、億り人は新NISAの枠を何に使うのかの記事を書きます。これで資産1億を目指すための先回り投資を実現することができます。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次