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[考えた結果]高配当投資の権利確定日翌日の株価下落ストレス対策

 高配当でFIRE生活したい人は多いでしょう。今回は、高配当投資で気になることの記事を書きます。これで精神的に安定したFIRE生活を実現することができます。

目次

配当の権利確定日後の株価下落が辛い

 配当投資していて割と辛いのが、配当権利確定日。その日に向けて株価があがり、そのおかけで配当金がもらえるわけですが、ほぼ例外なく翌日や翌々日に株価が落ちます。しかも、3月と9月の確定の銘柄が多いので、その月末に一斉に株価が下がります。

 米国株のように年4回の配当であれば、1回の配当がそこまで多くないのでダメージも少ないのですが、年2回の銘柄でさらに高配当銘柄ともなるとダメージは結構絶大です。1億の資産があって年間配当が4%だと、年2回ならば2%。ほぼ、これと同じレベルで株価が落ちたりするので、年2回、200万の株価下落に見舞われるわけです。

 全てが高配当株というわけでもないし、そのまま下落する訳でもないので極端ではありますが、いずれにしても、このダメージを少し減らしたいなと思うわけです。仕事しながらであれば、このダメージもあまり気にしなくていいと思いますが、例えばFIREした場合にはこの精神的負荷はなかなかのものでしょう。

国内高配当投資信託は手数料が高すぎる

 そこで対策としては、別のタイミングで配当の権利が確定する銘柄を持つことです。たまに毎月権利が確定する銘柄を探そうてきな記事も見かけるのですが、基本的には気分だけの問題なので、この部分は理屈的には意味がありません

 だから、ほどほどにという戦略になります。米国株という手もあるのですが、現地でも配当に税金がかかり、外国税額控除はあるものの、海外株は配当控除(配当税率-10%)が使えないのが痛いです。だから、日本の高配当株になります。

 次のプランとしては高配当投資信託。例えば、三菱UFJ-日経平均高配当利回り株ファンドなどです。そもそも分配金のタイミングが6月と12月なので意味はありません。さらに、投資信託の分配金の利回りが4.13%。それに対して、信託報酬が0.693%。結果的には3.437%に下がります。配当に対する費用の割合は0.693/4.13=16.8%。コスト高過ぎです。

 構成銘柄も、武田薬品、みずほFG、日本郵政、JT、三井住友FG、日本製鉄、ソフトバンク、庄セイン三井、JFE、日本郵船・・・と偏りがすごく、リスクありそうな銘柄も多い。日本の高配当投信は無しといわれることがあるのですが、最近の株高で良さげな高配当銘柄がなくなっていること、それでも高配当を目指すなら、このファンドのようにとにかく日経225のうちで配当利回りが高いTOP30に投資、それ以外は無視・・・となるのです。

 4.13%の配当利回りを目指すならばそうかもしれませんが、結果的に3.4%まで信託報酬で落ちるわけです。であるならば、自分で3.4%の配当利回りになる銘柄群を選ぶ方が安全です。つまり、いつもそうですが投資信託は信託報酬があるので、基本的に無しという結論です。

 例外的につみたてNISAは投資信託しか買えない、SBIのクレジット積み立ても投資信託が対象…ということで、これだけは投資信託を買うことにはなります。その場合には、配当など目指さずに素直にeMaxis slim 全世界株式という信託報酬0.05%の銘柄を株べきですが。。

6月と12月に権利確定する高配当株を買う

 結局、一周回って高配当投資は日本の高配当株になるという結論です。で、それを分散させたいという事になるわけです。基本的には9月と3月に権利確定して、6月と12月に配当がもらえます。

 これをある程度銘柄が選べる範囲で分散させようとするときの結論は、6月と12月に権利が確定して、9月と3月に配当金が貰える銘柄に投資することです。

 この権利確定日が条件で、さらに高配当。規模的にもある程度金額の投資をするとなると出来高が少ない銘柄は困るので大型株。大型株でいうとJT、INPEX、AGC、キヤノン、クラレなど、実際に投資判断は個別にみていく必要はあります。もう少し時価総額の低い銘柄にも広げていくとさらに可能性はあり。

 上記の銘柄であれば、平均で4%の配当利回りを超えてくると思うので、いずれにしても同じ投資額で、高配当インデックスを買うよりは高い年間収入が得られます。もちろん、普通に9月と3月の権利確定の銘柄を中心に選ぶ方が、選びやすいのですが。。

まとめ

 今回は、高配当投資で気になることについての記事を書きました。ポイントをまとめると下記の通りとなります。

  1. 9月と3月に権利確定の高配当銘柄だけ買うと権利確定日翌日の株下落が辛い
  2. 海外株もいいが、税金面で不利だから避けたい
  3. 高配当投資信託はダメなので、6月と12月に権利確定の高配当銘柄を買うべし

 つまり、高配当FIREで精神安定させるには権利確定日の分散がおすすめです。そのため、6月と12月の権利確定銘柄に投資しましょう!

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