高配当株を買って悠々自適の配当生活をしたい人は多いでしょう。今回は、最強高配当投信SBI SCHDは楽天SCHDよりコスパの口コミ記事を書きます。これで高配当投資信託選びに困らなくなることができます。
- 業績、高配当、増配のすべてを兼ね備えるETFはSCHD
- そのため楽天SCHDが人気ではあるが、さらにコスパの良いSBI版のSCHDが登場
- トータルリターンはS&P500に劣るが、配当が欲しい人には答えとなる投資信託がSCHD
最強高配当投信SBI SCHDが間もなく登場
楽天で大人気の楽天SCHDのSBI証券バージョンが登場しました。SBIアセットの米国高配当・増配株式(年4回決算型)ファンドです。2024年12月6日(金)より募集を行い、2024年12月20日(金)に設定・運用を開始です。
楽天SCHDの実質信託報酬は0.192%で、SBIのSCHDは0.1238%程度です。連動指数は同じシュワブ・米国配当株式ETF(SCHD)でこちらのETFの信託報酬0.06%を含みます。コストの面でSBI証券が有利です。
また、投資信託の保有ポイントに関しても楽天の投資信託は一部を除いて、一回限りの支払いですがSBI証券の場合には継続ポイントがもらえます。おそらくは他の米国高配当の投資信託と同じ0.022%のポイントが毎年付与されるでしょう。
分配月に関しては、楽天SCHDが2、5、8、11月の年4回であるのに対して、SBIのSCHDは3月、6月、9月、12月の各19日です。これは、どちらでも良いですが違いなので説明しておきました。
何よりも楽天証券ではなく、SBI証券で購入できる点が嬉しい点です。NISA枠に関しては、成長枠のほうは対応です。
米国高配当・増配株式の比較表
SBI証券には今回が第4弾という通り、米国高配当の投資信託が4つあります。その比較も出ておりますが、信託報酬に関しては他と同等以下。そして、配当利回りに関しては、SPYD相当の高配当インデックスよりは低いですが、その他の米国高配当に比べば高い3.41%です。
高配当ETF比較、配当利回りとトータルリターン
他の米国高配当投資信託と比べた時のリターンは下記のとおりです。SPYDは配当は高いものの不安定(不動産と金融が多すぎる)。一方でSCHDは安定して高配当です。S&P500のETFであるVOOは、高配当狙いではないので、配当が一番低くなっています。
配当も大切ですが、実際に大切なものはトータルリターン。高配当ではないS&P500のETFであるVOOには負けているものの、他の高配当ETFに比べるとトータルリターンも高いのがSCHDです。この辺りの理由はSCHDとは何かを調べる必要があります。
ダウ・ジョーンズUSディヴィデンド100インデックス
SCHDは、「ダウ・ジョーンズUSディヴィデンド100インデックス」に連動する投資信託です。条件は下記のとおりです。つまり、財務が健全性で、配当金を10年以上連続出していて、増配率も良く、規模も大きい会社です。
10年連続配当、時価総額が5億ドル以上
キャッシュフロー・総負債比率
ROE(自己資本利益率)
配当利回り
過去5年間の配当成長率
そして、上記の条件を満たした100銘柄に分散されています。上位銘柄は下記の通りで安定そうな企業に業界分散されています。
私の所感
このような感じで魅力的すぎる投資信託です。確かに、オルカンやS&P500の投資信託の方が今後もトータルリターンは高いでしょう。特にNISAで投資する場合には元本に組み入れられる方がよく、配当が出てしまうとその分を再投資すればそのNISA枠を消費する。
だけど、日本の個別配当株に投資している通りで、資産が増えてくると配当金が恋しい。個別株は楽しいけれども大変でもある。銘柄選別をし続けるのは心が折れる可能性もあるし、銘柄分散も限界がある。そうなると、高配当投資信託に頼りたいけれど、日本高配当の投資信託は良いものがない。
だから、米国の高配当投資信託を選ぶことになる。その時に、トータルリターンや配当利回り、そして増配。これらに最も適合するETFはSCHD。だから、高配当投資信託に投資するならこの投資信託が答えになります。
米国株の配当銘柄は、NISAの場合でも米国の分の配当が取られてしまう点が気になります。来年のNISAの成長枠を何に投資するかで、そのために、素直にオルカンにしようかと思っていますが、SCHDは魅力的すぎるので非常に悩みます。
米国株の配当金は。特定口座の場合には米国で10%、日本で20%の税金(二重課税)が取られます。それに対して、確定申告で海外租税控除を使えば、米国分の分は戻ります。この投資信託の場合には自分で確定申告しなくても、自動で還付されるのはいい点です。
まとめると、米国株の配当金は下記のパターンになります。
①米国で10%、日本で20%の合計約30%が税金で取られる。
②確定申告で海外租税控除により、米国の10%が戻り、日本で20%のみ税金で取られる。
③NISA口座の場合には、米国で10%、日本で0%が税金で取られる。
日本での税率が0%だから、米国の10%は二重課税にならないので、NISAでも10%は税金が取られる。
→だから、NISAで米国高配当投資信託は相性が良くない。
それでも、FIREを目指すために配当金を増やしていきたい。本当に悩みどころです。
まとめ
今回は、最強高配当投信SBI SCHDは楽天SCHDよりコスパについての記事を書きました。ポイントをまとめると下記の通りとなります。
- 業績、高配当、増配のすべてを兼ね備えるETFはSCHD
- そのため楽天SCHDが人気ではあるが、さらにコスパの良いSBI版のSCHDが登場
- トータルリターンはS&P500に劣るが、配当が欲しい人には答えとなる投資信託がSCHD
つまり、高配当投資信託に投資するにはSBI証券のSCHDがおすすめです。
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