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最強高配当投信比較SBIのSCHDは楽天よりコスパ高い

 高配当株を買って悠々自適の配当生活をしたい人は多いでしょう。今回は、最強高配当投信SBI SCHDは楽天SCHDよりコスパの比較口コミ記事を書きます。これで高配当投資信託選びに困らなくなることができます。

  1. 業績、高配当、増配のすべてを兼ね備えるETFはSCHD
  2. そのため楽天SCHDが人気ではあるが、さらにコスパの良いSBI版のSCHDが登場
  3. トータルリターンはS&P500に劣るが、配当が欲しい人には答えとなる投資信託がSCHD
楽天SCHDSBI SCHD
トータル信託報酬0.192%0.1238%
継続投信ポイント0%0.022%
分配回数年4回
分配月2、5、8、11月3月、6月、9月、12月
連動ETFSCHD
開始2024年9月27日2024年12月20日
対応証券会社楽天証券SBI証券
目次

最強高配当投信SBI SCHDが間もなく登場

 楽天で大人気の楽天SCHDのSBI証券バージョンが登場しました。SBIアセットの米国高配当・増配株式(年4回決算型)ファンドです。2024年12月6日(金)より募集を行い、2024年12月20日(金)に設定・運用を開始です。

 楽天SCHDの実質信託報酬は0.192%で、SBIのSCHDは0.1238%程度です。連動指数は同じシュワブ・米国配当株式ETF(SCHD)でこちらのETFの信託報酬0.06%を含みます。コストの面でSBI証券が有利です。

 また、投資信託の保有ポイントに関しても楽天の投資信託は一部を除いて、一回限りの支払いですがSBI証券の場合には継続ポイントがもらえます。おそらくは他の米国高配当の投資信託と同じ0.022%のポイントが毎年付与されるでしょう。

 分配月に関しては、楽天SCHDが2、5、8、11月の年4回であるのに対して、SBIのSCHDは3月、6月、9月、12月の各19日です。これは、どちらでも良いですが違いなので説明しておきました。

 何よりも楽天証券ではなく、SBI証券で購入できる点が嬉しい点です。NISA枠に関しては、成長枠のほうは対応です。

楽天SCHDSBI SCHD
トータル信託報酬0.192%0.1238%
継続投信ポイント0%0.022%
分配回数年4回
分配月2、5、8、11月3月、6月、9月、12月
連動ETFSCHD
開始2024年9月27日2024年12月20日
対応証券会社楽天証券SBI証券

米国高配当・増配株式の比較表

 SBI証券には今回が第4弾という通り、米国高配当の投資信託が4つあります。その比較も出ておりますが、信託報酬に関しては他と同等以下。そして、配当利回りに関しては、SPYD相当の高配当インデックスよりは低いですが、その他の米国高配当に比べば高い3.41%です。

高配当ETF比較、配当利回りとトータルリターン

 他の米国高配当投資信託と比べた時のリターンは下記のとおりです。SPYDは配当は高いものの不安定(不動産と金融が多すぎる)。一方でSCHDは安定して高配当です。S&P500のETFであるVOOは、高配当狙いではないので、配当が一番低くなっています。

 配当も大切ですが、実際に大切なものはトータルリターン。高配当ではないS&P500のETFであるVOOには負けているものの、他の高配当ETFに比べるとトータルリターンも高いのがSCHDです。この辺りの理由はSCHDとは何かを調べる必要があります。

note(ノート)
高配当ETFの実績を調査する|Kota@Python&米国株投資チャンネル サブテーマ:SP500vs高配当SCHD、VYM 1 初めに  FIREや豊かな老後生活を目指す人にはこれまでトータルでの運用益が優れる、特にS&P500やNASDA...

ダウ・ジョーンズUSディヴィデンド100インデックス

 SCHDは、「ダウ・ジョーンズUSディヴィデンド100インデックス」に連動する投資信託です。条件は下記のとおりです。つまり、財務が健全性で、配当金を10年以上連続出していて、増配率も良く、規模も大きい会社です。

10年連続配当、時価総額が5億ドル以上

キャッシュフロー・総負債比率
ROE(自己資本利益率)
配当利回り
過去5年間の配当成長率

 そして、上記の条件を満たした100銘柄に分散されています。上位銘柄は下記の通りで安定そうな企業に業界分散されています。

楽天証券
楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型):楽天証券 「シュワブ米国配当株式ETF(SCHD)」への投資が可能な投資信託です。

結果も出していて、上記の通りの選別ルールが素晴らしい。
日本では本家のSCHDが買えないので、投資信託で買えるのは非常にありがたいです。

私の所感

 このような感じで魅力的すぎる投資信託です。確かに、オルカンやS&P500の投資信託の方が今後もトータルリターンは高いでしょう。特にNISAで投資する場合には元本に組み入れられる方がよく、配当が出てしまうとその分を再投資すればそのNISA枠を消費する。

 だけど、日本の個別配当株に投資している通りで、資産が増えてくると配当金が恋しい。個別株は楽しいけれども大変でもある。銘柄選別をし続けるのは心が折れる可能性もあるし、銘柄分散も限界がある。そうなると、高配当投資信託に頼りたいけれど、日本高配当の投資信託は良いものがない。

 だから、米国の高配当投資信託を選ぶことになる。その時に、トータルリターンや配当利回り、そして増配。これらに最も適合するETFはSCHD。だから、高配当投資信託に投資するならこの投資信託が答えになります。

NISAで米国高配当投資信託は相性が良くない

 米国株の配当金は下記のパターンになります。

①米国で10%、日本で20%の合計約30%が税金で取られる。
②確定申告で海外租税控除により、米国の10%が戻り、日本で20%のみ税金で取られる。
③NISA口座の場合には、米国で10%、日本で0%が税金で取られる。
 日本での税率が0%だから、米国の10%は二重課税にならないので、NISAでも10%は税金が取られる。

 外国株式の投資信託の分配金ですが、基本的には同じです。

 しかし、米国株現物は自分で確定申告で海外租税控除を行う必要がありますが、この投資信託の場合には自分で確定申告しなくても自動で二重課税分が還付されるのは良い点です。つまり、上記の①が自動的に②になります。

 また、NISAの場合ですが、基本的には海外株の配当金と同じ③になります。つまり、日本の分は税金はNISAだから取られないが、米国の現地課税分はNISAでも取られる。二重課税でもないので、米国で課税された分が還付されることもありません。日本の配当株や投資信託ならば、完全に分配金は非課税なので、NISA枠での海外投資の弱点といえます。

 そうなると海外株式の配当銘柄が配当がある投資信託はNISAではなく、特別口座で買う。そして、日本の高配当株をNISA口座で買う。これが理想的には思えます。これはこれで、配当個別銘柄の分散投資が一部の銘柄はマイナスになる可能性が高く、損益通算できない点が弱点。

 来年のNISAの成長枠を何に投資するかですが、素直にオルカン系に投資するのが正解と思ってはいますが、SCHDも魅力的すぎるので非常に悩みます。何しろ、FIREを目指すために配当金を増やしていきたいという思いがあるのです。悩みます。

まとめ

 今回は、最強高配当投信SBI SCHDは楽天SCHDよりコスパについての記事を書きました。ポイントをまとめると下記の通りとなります。

  1. 業績、高配当、増配のすべてを兼ね備えるETFはSCHD
  2. そのため楽天SCHDが人気ではあるが、さらにコスパの良いSBI版のSCHDが登場
  3. トータルリターンはS&P500に劣るが、配当が欲しい人には答えとなる投資信託がSCHD

 つまり、高配当投資信託に投資するにはSBI証券のSCHDがおすすめです。

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