改悪が続いている三井住友プラチナプリファードの解約をしたい人は多いでしょう。今回は、三井住友プラチナプリファードの保有継続するかの判断ポイントの口コミ記事を書きます。これで特に保有する利用金額を知ることができます。
- クレカ積立や海外ショッピングなどの改悪がプラチナプリファードで続いている
- 年会費が高いのがポイントであるから、無料化することができれば保有は続けるべき
- クレカ積立10万円で、ショッピング年間300万円以上ならばプラチナプリファードは継続保有すべき
三井住友カードのクレカ積立の改悪について
ポイント特化カードとして有効な三井住友プラチナプリファードですが、SBI証券でのクレカ積立が驚異の5%還元だったところが最大でも3%、実際には1%~2%程度になるという大改悪がありました。クレカ積立の上限額が5万円から10万円になり、ポイント対象の金額こそ増えているものの、つみたて金額を含まずに年間300万円以上の利用で2%、年間500万円以上の3%というクレカ利用額が多い人でない場合には1%のポイント付与です。
ポイント付与のタイミングもショッピングの利用金額の判定が必要なため、ショッピング利用額に対するプラス部分は後付与(誰にでも付与される1%のみ、先に付与されます)になります。このプラス部分の具体的な日程は、12月末にクレジットカードの更新タイミングが来る場合、翌年の1月から新しい年会費が発生する場合には1月末がポイント付与タイミングになります。これがどういう事かというと、クレジットカードの年会費を払った後にしかポイントが付与されないということです。
しかも、年会費を払う直前で解約した場合には、クレカ積立のポイントはあきらめることになります。
ショッピングの判定機関ですが、12月末にクレジットカードの更新タイミングが来る場合、今年の1月から12月末までのクレジット利用金額が判定金額になります。以前はちょっと違う説明がされていて難しかったのですが、VPASSアプリで表示される継続得点の達成状況の金額と同じ日程になり、分かりやすくなりました。
年会費が無料にできる可能性があるプラチナプリファード
クレカ積立は改悪されたとして、それを前提にプラチナプリファードを解約するのか使い続ける方が良いのかを考えてみます。
まず、解約をしようとして年会費が無料になるパターンがあります。具体的には下記の記事で記載の通りです、人によっては、解約ではなくゴールドカードへの変更が促されるというパターンもあるみたいです。いずれにしても、この年会費が無料を実現できれば、プラチナプリファードはいずれにしても継続すべきです。
そうではなく、年会費33000円をキッチリ払う必要がある場合です。こちらは、損益分岐点がプラスになるラインよりも、他のカードを使っていた方がお得だったとならないことが重要です。プラチナプリファードは他の三井住友カードゴールドでは0.5%のポイント還元が1%のポイントになることが分かりやすいメリットですが、そういうことならば楽天カードはノーマルでも1%ポイント還元な訳です。そのため、これだけならば年会費33000円を払う意味はないです。
次に、三井住友プラチナプリファードがお得なポイントは継続特典です。100万円ごとに1万ポイント、実質賭では更に1%のポイント還元で2%のポイント還元。楽天カードの場合には楽天市場では2~3%のポイント還元になったりしますが、こちらのカードの場合には近くのスーパーや飲食店などのどこで使っても2%ポイント還元という点が非常に魅力です。100万円ごとに区切りにはなるものの、しっかりラインを超えたタイミングで終えられれば問題なしです。
ちなみに、三井住友カードゴールドでも、100万円で1万ポイントはあるのですが、そもそものポイントが0.5%なので、合計で1.5%。しかも、プラチナプリファードは100万円、200万円、300万円、400万円とポイントがもらえるのに対してゴールドカードは100万円のみです。そのため、プラチナプリファードならではのメリットと言えます。
プラチナプリファードを保有するメリットの再確認
三井住友カードと言えば、タッチ決済ポイントが強力です。コンビニやチェーン店でのタッチ決済時のポイントが7%還元など非常にすごいのこですが、こちらはプラチナプリファードではなく、年会費を無料にすることができるゴールドカードやノーマルまーどでも同じなので、プラチナプリファードを持つ意味にはなりません。とはいえ、私はよく使うお店が多いので、このポイントが三井住友カードを選ぶべき理由にはなっています。
似たようなサービスで、プリファードストアというものがあります。こちらは名前の通りでプラチナプリファード限定のサービスです。とはいえ、上記のコンビニや飲食店も合わせて記載されているので、その差分だけがプラチナプリファードの特典です。
エクスペディアやホテルズドットコムは10%を超えるポイント還元で、来年からは+9%にポイント還元率が改悪されるとして非常に高いポイント還元率。Goタクシー(+4%)なども私は良く使うので非常にありがたいです。ユニバのパーク内のタッチ決済で+6%。ドラッグストアやスーパー、蔦屋書店などでもポイントが+1%になるため、対象の店舗で使う機会が多い場合もお得です。
また、こちらも改悪になってはいるのですが、外貨ショッピング利用特典+2%で合計3%のポイント還元。さらに継続特典も含めれば4%。それに対して、改悪後でも手数料が3.63%になりますので、海外での利用にプラチナプリファードはお勧めです。
三井住友カード共通の「対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元!」の対応店舗は増えているものの、プリファード専用の対象店舗は減少傾向です。プリファードストア特典はほとんど無くなったという印象です。
主なプリファードストア改訂履歴
2022年7月4日:アピタ、ピアゴ終了
2022年11月15日:ファミリーマート終了
2023年1月12日:すかいらーくグループ追加(タッチ決済プラチナプリファードに限らず)
2023年7月3日:ユニバーサルスタジオジャパン追加
2023年10月1日:モスバーガー、ミニストップ追加(タッチ決済プラチナプリファードに限らず)
2023年11月28日:一休、Yahooトラベル終了
2024年2月27日:クリエイト終了
2024年11月1日:ケンタッキー追加(タッチ決済プラチナプリファードに限らず)
2025年1月1日:各種店舗でカードタッチが改悪(プラチナプリファードに限らず、スマホタッチは+6%継続)
2025年3月19日:ANA、モリバコーヒー、ファーストキッチン、大賀薬局、杏林堂、mac、ヤックスドラッグ、A-プライス、全日本食品、PLANT、京王ストア、京急ストア、スズキヤ、トーホー・北関東、ビッグヨーサン、ユーコープ、ワイズマート、アルビス、カネスエ・フェルナ、近商ストア、トーホーストア、大阪いずみ市民生活協同組合、京都生活協同組合、生活協同組合コープしが、わかやま市民生活協同組合、エブリイ、天満屋ストア、ハローズ、フジ、おかやまコープ、こうち生活協同組合、コープえひめ、コープ山口終了
2025年3月20日:Experia、Hotels.com +9%に改悪
プラチナプリファードを保有するかどうかの損益分岐点
年会費33000円を取り返せるかは、個別のポイント付与が多い店舗での利用や海外での利用が多ければすぐに取り返せるのですが、そうでない場合にはやはり年間利用金額がポイントになります。クレカ積立の影響も大きく、こちらもいくらを行っているか次第で、継続すべきかは変わります。
一例で言うと、クレカ積立を月額10万円する場合で、ショッピングの利用金額が年間300万円であれば、確実に他のカードよりもお得なラインを超えるといえます。プリファードストアや海外ショッピングでの利用、タッチでの利用など特定のお店でのプラスは無しという前提とします。
この場合、年間のクレカ積立金額は120万円、ポイント還元率は2%になるので、クレカ積立によるポイントは24,000ポイントです。更に300万円の利用に対する継続利用ポイントが30,000ポイント。そもそも1%のポイント還元があり、これが30,000ポイント。合計で84,000ポイントです。年間33,000円の年会費を差し引いても+51000ポイントです。
これと同じ利用を三井住友ゴールドで行った場合ですが、年会費は無料でクレカ積立のポイントが最大の1%で、12,000ポイント。300万円の利用に対する継続利用ポイントが10,000ポイント。標準の0.5%のポイント還元があり、これが15,000ポイント。合計で37,000ポイントです。+37,000ポイントです。この場合は、三井住友ゴールドよりプラチナプリファードがお得です。
他のクレカ積立額とショッピング利用額のパターンはこちらで例を挙げています。
まとめ
今回は、三井住友プラチナプリファードの保有継続するかの判断ポイントについての記事を書きました。ポイントをまとめると下記の通りとなります。
- クレカ積立や海外ショッピングなどの改悪がプラチナプリファードで続いている
- 年会費が高いのがポイントであるから、無料化することができれば保有は続けるべき
- クレカ積立10万円で、ショッピング年間300万円以上ならばプラチナプリファードは継続保有すべき
つまり、クレカ積立とショッピング利用金額が多い人にはプラチナプリファードの保有継続がおすすめです。
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