📌すかいらーく株は危険?改悪優待・低配当・業績悪化から見た今後の判断ポイント
すかいらーくホールディングスは、かつて人気の高い株主優待銘柄として知られていましたが、2020年の大幅な優待改悪により、その魅力は急落⤵️
さらに、配当金の無配転落・業績の下方修正など、投資家にとって厳しい局面が続いています📉
本記事では、すかいらーくの優待改悪内容・配当推移・業績見通しをデータとともに整理し、今後の投資判断に必要なポイントをわかりやすく解説しています💡
✅この記事でわかること
- 株主優待の改悪内容と、保有株数ごとの影響
- 配当金の推移と利回りの変化(2014年〜2021年)
- 業績悪化の要因と、今後のリスク要因
- さらなる優待改悪の可能性とそのシナリオ
- 今すかいらーく株を「持ち続けるべきか?」の判断基準
株主優待の改悪内容とは?
すかいらーくホールディングスは、2020年9月10日に株主優待の大幅な改悪を発表しました。🎟️🔻 これにより、各株数ごとの年間優待額は以下のように減額されました。
保有株数 | 改定前(年間) | 改定後(年間) | 減額幅 |
---|---|---|---|
100株 | 6,000円 | 4,000円 | -2,000円 |
300株 | 20,000円 | 10,000円 | -10,000円 |
500株 | 33,000円 | 16,000円 | -17,000円 |
1,000株以上 | 69,000円 | 34,000円 | -35,000円 |
📉 改悪の影響:特に、大口保有者ほど減額の影響が大きくなっています。例えば、1,000株以上保有している投資家は、年間の優待額が35,000円も減少しており、投資の魅力が大幅に低下しました。
この改定は、新型コロナウイルスの影響による厳しい経営環境の中で、財務体質を強化し、持続的な成長を目指すための措置として実施されたと説明されています。💼🔄
配当金の推移💰📊
すかいらーくは、過去に比較的安定した配当を実施していましたが、2020年には無配となり、2021年に復配予定となっています。
📅 再上場後の配当金推移
年度 | 配当金(円) |
---|---|
2014年12月期 | 13.52円 |
2015年12月期 | 33.00円 |
2016年12月期 | 38.00円 |
2017年12月期 | 38.00円 |
2018年12月期 | 38.00円 |
2019年12月期 | 19.00円 |
2020年12月期 | 0.00円(無配) |
2021年12月期(予想) | 14.00円 |
🎯 ポイント
✅ 2016年〜2018年は安定して38円の配当を維持していたが、2019年に19円に減額。
✅ 2020年はコロナの影響で無配となり、大きな影響を受けた。
✅ 2021年には復配予定だが、2018年度の1/3程度にとどまり、利回りは1%未満と低水準。
業績の動向📉📊
すかいらーくの業績は、コロナ禍による影響で厳しい状態が続いています。特に、2021年12月期の通期連結業績予想では、売上高が下方修正されており、先行きが不透明です。
2021年12月期 業績予想(IFRS基準)
項目 | 修正前 | 修正後 | 増減 |
---|---|---|---|
売上高 | 2,800億円 | 2,750億円 | -50億円 |
営業利益 | 50億円 | 20億円 | -30億円 |
純利益 | 20億円 | 5億円 | -15億円 |
🚨 リスク要因
✅ オミクロン株の影響:飲食業界全体が、再び感染拡大による売上減少に直面する可能性がある。
✅ コスト増加:最低賃金の上昇、原材料費の高騰などにより、利益率が圧迫されている。
✅ 競争の激化:外食チェーンは競争が激しく、すかいらーくも独自の強みを打ち出せるかが課題。
株主優待の今後はどうなる?🔮🎟️
現時点では、株主優待の完全廃止は考えにくいとされています。しかし、さらなる改悪の可能性は十分にあると考えられます。
今後考えられる改悪シナリオ
1️⃣ 優待回数の削減:年2回の優待が年1回に減る可能性。
2️⃣ 優待額のさらなる減額:例えば、現在の優待額がさらに半減する可能性も。
3️⃣ 使用条件の変更:特定ブランドのみ使用可、使用金額の上限設定などの制限がつく可能性。
まとめ📝💡
すかいらーく株は持ち続けるべきか?
✔ 優待は維持されているが、さらなる改悪の可能性が高い
✔ 配当金は復配予定だが、利回りは低く投資の魅力が薄れている
✔ 業績回復は不透明で、飲食業界全体のリスクも大きい
✔ 株価の下落リスクもあり、慎重な判断が必要