ASTEX AX-MSK50でHDMI(ARC)接続のサウンドバー音声再生

 AX-MSKの音質を改善したい人は多いでしょう。今回は、AX-MSK50のHDMI接続サウンドバー再生の記事を書きます。これで映画などを高音質で楽しむことができます。結論としては、HDMI-CECを有効にし、出力にHEMI-ARCを選ぼうです。

目次

ARCに対応しているのにサウンドバーから音が出ない

 ASTEX AX-MSK50 [50インチ]を購入して、音質が悪いのでサウンドバーから音を出そうとします。マニュアルは下記にあります。

AX-MSK50 – チューナーレス スマートテレビ – 株式会社WIS (ウィズ)
http://www.wis-sales.jp/prod_view.aspx?TypeId=81&Id=262&FId=t3:81:3

 eARCには対応していないものの、ARCに対応。サウンドバーとHDMI接続して、音楽を楽しむことができます。

 サウンドバーにHDMI接続って、映像を出すためのケーブルなのでちょっと不思議な感じがしますが、HDMIは映像だけではなく音声も一緒にデータを送れる規格なので、その映像部分は使わずに音声部分だけを利用するというのが、テレビとサウンドバーをHDMIしている場合の使われ方です。

ARCでHDMI端子がオーディオ出力ポートになる

 次に疑問になるのが、テレビのHDMI端子にサウンドバーを繋ぐという部分です。テレビのHDMI端子はゲーム機などの機器を繋いで、その機器の映像を映すためのポートです。

 つまり、入力用のポートなのです。しかし、サウンドバーにつなぐ場合には、入力ではなく出力。これが、ARCのA:オーディオ、R:リターンです。音声が戻ってくるということ。通常は音声は接続機器からテレビに送られるだけ。しかし、リターン機能によってテレビから接続機器にも音声が送られることになるのです。

 これがすべてのHDMIポートが対応しているわけではなく、HDMI端子のうちの1つが対応しています。ASTEX AX-MSK50の場合はマニュアルに記載がある通りHDMI2がARC対応ポートになります。このHDMI2にHDMI接続でサウンドバーとつなぐわけです。これでサウンドバーから音声が再生されます。

 テレビ自体の音声だけではなく、HDMI2以外のHDMI1やHDMI3ポートに接続された機器の音声もHDMI2につながれたサウンドバーから音が出せるので、HDMI2がステレオミニプラグ的な音声出力になるわけです。しかも5.1chなどに対応した高音質ポートです。

AX-MSK50の出力デバイスでHDMI-ARCが選べない

 で、ここからが問題で、サウンドバーがちゃんとHDMIに接続された入力に設定(私の手持ちのYamaha B20Aの場合にはTV)されている、さらに音量も十分に設定されている、が音は出ない!!

 これはHDMIのCECが有効になっていないからです。ARCに対応しているポートに接続されても、これを有効にしないとHDMIで制御信号が送信されず、ARCが動作しないのです。

 AX-MSK50のリモコンで、「メニュー」ボタンを押して、画面の左側にメニューを出す。そして、その中の「システム」を選びます。一番上に出てくる「HDMI-CEC設定」をさらに選び、「CECコントロール」を有効にします。その他設定は初期値のままでOKです。

 次にメニューのシステムではなく「音」を選び、「出力デバイス」を選びます。ここに「HDMI-ARC」という選択肢があり、これを選べばOKです。このHDMI-ARCは先ほどのHDMI-CECのコントロールを有効にしておかないと選べないという点も注意点です。

まとめ

 今回は、AX-MSK50のHDMI接続サウンドバー再生についての記事を書きました。ポイントをまとめると下記の通りとなります。

  1. AX-MSKのHDMI2ポートにサウンドバーをHDMIで接続する
  2. システムメニューからHDMI-CECを有効にする
  3. 音メニューから出力デバイスでHDMI-ARCを選ぶ

 つまり、AX-MSK50の音質を改善するにはHDMI接続のサウンドバーの利用がおすすめです。そのため、HDMI-CECを有効にしましょう!

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