AppSheetで別テーブルの参照方法を解説!
「AppSheetで複数のデータソースを参照・結合したい!」
そんな方に向けて、リレーションシップの設定方法やスプレッドシートとの連携テクニック を詳しく解説!
📌 複数の別テーブルを活用してデータを自動連携 できるようになれば、アプリ開発の効率が大幅に向上 します。
この記事では、
✅ テーブルの参照設定(Ref)の基本
✅ AppSheetでのスプレッドシート連携の手順
✅ データを紐付けて自動取得する方法
を分かりやすく解説します!

📌 複数の別テーブルを参照・結合してデータを連動させるAppSheet活用術
AppSheetで複数テーブルを活用したいと考えている方は多いでしょう。
今回は、AppSheetで複数のデータソースを参照し、自動連携させる方法 を解説します。
これにより、より効率的なデータ管理とアプリ開発が可能になります!
🔧 複数のテーブルを使用する事前準備
例えば、「人名リスト」と「年齢データ」を別々のテーブルで管理 し、
「人名」から対応する「年齢」を自動的に取得したいとします。
同じテーブルにすべてのデータを詰め込むと冗長になり、管理が煩雑になります。
そのため、リレーション(関連付け)を活用して別テーブルのデータを連携 させるのが理想的です。
💡 今回のテーマは、この「テーブル間の連携方法」を詳しく解説することです!
AppSheetで複数のデータソースを活用しよう!📊✨
AppSheetは、ひとつのアプリ内で複数のデータソースを自在に組み合わせて活用できる、非常に柔軟なノーコードツールです。通常はGoogleドライブがメインのデータソースになりますが、必要に応じて他のデータソースを追加することで、より高度なアプリ構築が可能になります。
AppSheetで使えるデータソースの種類とは?🔍
AppSheetでは、以下のような4種類のデータソースタイプを活用できます:
📁 ネイティブデータベース
📄 スプレッドシート(Googleスプレッドシート・Excelなど)
🗄️ クラウド/オンプレミスのデータベース(MySQL, PostgreSQL, BigQueryなど)
🌐 その他のサービス(Googleフォーム、Dropbox、Gmailなど)
💡代表的なデータソース一覧
- ネイティブ: AppSheetデータベース(事前追加不要)
- スプレッドシート: Googleスプレッドシート / Excel(Office365, SharePoint対応)
- データベース: MySQL / PostgreSQL / Oracle / BigQuery / SQL Server 他
- その他: Gmail(自動化専用)/ Googleフォーム / Smartsheet / Looker Studio など
📌 注意
◉ Googleフォームは読み取り専用。
◉ Gmailはテーブルレスで、自動化のみ対応です。
データソースの確認方法👀
現在のAppSheetアカウントに追加済みのすべてのデータソースは、以下の手順で確認できます:
1️⃣ [My Account] > [Sources] に移動
2️⃣ 追加した個人のソースや、チーム共有ソースが一覧表示されます
新しいデータソースを追加する方法➕
AppSheetでは、複数の方法で新しいデータソースを追加できます。
✅ 追加方法一覧
- アカウント情報から追加
- 新しいアプリ作成時に追加
- Google Workspace アドオンから追加(Googleスプレッドシート/フォーム対応)
🔧 手順(アカウントページから)
1️⃣ [My Account] > [Sources] を開く
2️⃣ [+ New Data Source] をクリック
3️⃣ ソース名と種類を選び、認証フローに従う
アプリ作成時にデータソースを追加する方法🛠️
1️⃣ [My Apps] > [+ Create] > [App] を選択
2️⃣ [Start with existing data] をクリック
3️⃣ アプリ名とカテゴリを指定
4️⃣ [Choose your data] > [+ New source] を選択
5️⃣ データソース名とタイプを入力、認証フローへ
※ Gmailデータソースはこの方法では追加できません
既存のテーブルを新しいデータソースにコピーする🔄
データを別のソースにコピーしたいときは以下のように操作します:
1️⃣ アプリエディタから [Data] > [Tables] を開く
2️⃣ コピーしたいテーブルを選択
3️⃣ [Copy Data to New Source] をクリック
4️⃣ 新しいデータソースを選び、[Copy data] を実行
✅ データタイプが互換性を持っていないとエラーになります
✅ ファイルデータ含む場合は「Include file data」オプションを有効に
データソースを削除するには🗑️
使わなくなったデータソースは、以下の手順で削除可能です:
1️⃣ [My Account] > [Sources] に移動
2️⃣ 削除したいソースの[More menu options] > [Delete] を選択
⚠️ アプリ内で利用中のテーブルを先に削除しないと、アプリに不具合が出る可能性があります
⚠️ チーム共有のソースは、削除後は他のメンバーが利用できなくなります
アプリ連携の可能性を広げよう📱✨
AppSheetは、さまざまなデータソースを組み合わせてアプリ構築ができる柔軟なプラットフォームです。
複数ソースの活用によって、以下のようなメリットがあります:
📌 業務データの一元管理
📌 外部サービスとの連携
📌 既存資産の活用(スプレッドシートやDB)
🔹 【実践編】AppSheet で別テーブルのデータを参照する手順
1️⃣ まず、作成中の AppSheet アプリのスプレッドシート
すでに以下のような メインのテーブル があるとします。
📌 例:最初のテーブル
ID | 名前 | 年齢 | 住所 |
---|---|---|---|
1 | 田中 | 30 | 東京 |
2 | 鈴木 | 25 | 大阪 |
3 | 佐藤 | 28 | 名古屋 |
2️⃣ 新たに「参照」列を追加する
- 「参照」列 を追加し、ここに 参照したい人物の名前 を入力します。
📌 追加後のテーブル
ID | 名前 | 年齢 | 住所 | 参照 |
---|---|---|---|---|
1 | 田中 | 30 | 東京 | 鈴木 |
2 | 鈴木 | 25 | 大阪 | 佐藤 |
3 | 佐藤 | 28 | 名古屋 | 田中 |
3️⃣ 「Data」メニューを開く
- AppSheet のメニューから「Data」タブ を開く
- 「Columns」タブ を選択

4️⃣「Regenerate Structure」を押す
- 右上の 「Regenerate Structure」ボタン をクリック

5️⃣ 「Regenerate」を選択
- 表示されるウィンドウで 「Regenerate」ボタン を押す

📌 2つ目のテーブルを用意してデータを読み込む手順
🔹 スプレッドシートに新しいテーブルを追加
1️⃣ スプレッドシートで新しいシートを作成
- 「名前」と「年齢」のテーブルを作成
📌 例:追加するテーブル(シート名:PeopleData)
名前 | 年齢 |
---|---|
田中 | 30 |
鈴木 | 25 |
佐藤 | 28 |
🔹 AppSheet で新しいテーブルを追加
2️⃣ AppSheetの「Data」メニューを開き、「Tables」タブを選択
3️⃣「New Table」ボタンをクリック

4️⃣ 「Google Sheets」を選択

5️⃣ ファイル選択画面が表示されるので、追加したスプレッドシートを選択し「Select」ボタンを押す

6️⃣ 「Worksheet Name」で追加したシート(PeopleData)を選択し、「Add This Table」をクリック

✅ これで新しいテーブルが AppSheet に追加されました! 🎉

📌 参照元のテーブルから新たに追加したテーブルの値を取得する方法
ようやく2つのテーブルの準備が完了しました! 🎉
ここからは、それらを 連携させてデータを自動取得する方法 を解説します。
🔹 ① 参照列(Ref)の設定
1️⃣ AppSheet の「Data」メニューを開き、「Columns」タブを選択
2️⃣ 「参照」の TYPE を「Ref」に変更

3️⃣ 「Source table(参照先のテーブル)」に「シート2(PeopleData)」を選択し、右上の「Done」を押す

🔹 ② Virtual Column を追加してデータを取得
4️⃣ シート1の「Add Virtual Column」ボタンをクリック

5️⃣ 表示されたウィンドウで「App formula」の欄を選択し、以下の式を入力

[参照].[年齢]
✅ この式の意味
- [参照] → TYPE「Ref」に設定した項目の NAME
- [参照].[年齢] → シート2(PeopleData)内の「年齢」データを取得
📌 例:データの取得イメージ
名前 | 参照(名前) | 参照(年齢) |
---|---|---|
山田 | 田中 | 30歳 |
佐藤 | 鈴木 | 25歳 |
高橋 | 佐藤 | 28歳 |
![[参照].[年齢]](https://aoi345.com/wp-content/uploads/2023/08/image-173.png)
🔹 ③ 設定を保存
6️⃣ 右上の「Done」ボタンを押してウィンドウを閉じる

7️⃣ 「SAVE」ボタンを押して、設定を保存

✅ これで、参照先の「シート2」の年齢データが「シート1」に自動表示されるようになります! 🎉

💻 AppSheetに最適な Chromebook / Windows ノートPC を選ぼう!
AppSheetを活用するには、Googleスプレッドシートとのスムーズな連携が欠かせません。
そこでおすすめなのが、Chromebook や WindowsノートPC!
✅ Chromebook は Googleスプレッドシートとの相性抜群で、軽量&高速動作!
✅ WindowsノートPC は Excel との併用が可能で、ビジネス用途にも最適!
📌 おすすめChromebookはこちら👇

📌 おすすめWindowsパソコンはこちら👇

📌 まとめ
今回は、AppSheetで複数テーブルのデータを参照・連動させる方法 について解説しました。
重要なポイントは以下の通りです👇
✅ スプレッドシートに2つ目のシートを用意
✅ AppSheetに新しいテーブルを追加
✅ 参照元のテーブルに TYPE “Ref” を設定し、データを紐付ける
つまり、AppSheetで複数テーブルを活用するには「Ref」の設定がカギ🔑!
まずは基本のやり方をマスターして、アプリ開発を効率化しましょう 🚀
🔗 AppSheetでノーコード業務アプリを作成する完全ガイド👇
