[ラズパイで自動NASマウント]Raspberry piでNASの自動起動設定とショートカットの作成を行う

 ラズパイでNASを使用したい人は多いでしょう。今回はラズパイで自動NASマウントの記事を書きます。これによりRaspberry piでNASの動画を再生することができます。

目次

NASの設定

Raspberry Piの設定で次に行うのはNASの設定。
ネットワークストレージを繋ぐ方法。
これが、すこし注意が必要。

まずは、下記のコマンドでマウント先のフォルダーを作成する。
nasというのがフォルダー名。
ここは好きな名前に変更ができる。

$sudo mkdir /mnt/nas

次に下記のコマンドで、そのフォルダーを書き込み、読み込み、実行ができるようにする。

$sudo chmod 777 /mnt/nas

NASを関連付けする

この作成したフォルダーにNASを関連付ける作業。
fstabというファイルに情報を書き込む。
下記は設定ファイルをエディターで開くコマンド。

$sudo nano /etc/fstab

そして、この設定ファイルに下記のような記載を行う。
IPアドレス、Raspberry Piのフォルダー名、ユーザー名、パスワードに関しては自分のNASの設定を入れましょう。

//192.168.3.200/Public(IPアドレスとNASのフォルダー名) /mnt/nas(RasPiのフォルダー名) cifs username=admin(ユーザー名),password=admin(パスワード),file_mode=0777,dir_mode=0777,iocharset=utf8,defaults 0 0

書き込みが終わったら、Ctrl+O→Enterで書き込み、Ctrl+Xで終了。
これがnanoというエディターの操作コマンドです。

上記で再起動すれば、NASの設定ができるのが通常のLinux。
しかし、これだとRaspberry Piではうまくいない。
だから、ここから先が注意点です。

ラズパイ設定コマンド Raspi-Config

まずは、下記のコマンドを実行。
Raspberry Piの設定コマンドです。

$sudo raspi-config

そうすると下記のような画面が出てきます。
ここで、下記を選びます。

1.System Options

そうするとさらに次のメニューが出てきます。
ここでは下記を選びます。
ここら辺の情報がRaspberry Pi OSのバージョンアップで変更になっているのでネットで情報を探すと異なる情報が見つかりやすいです。

56.Network at Boot

そして次の画面になります。

はいを選びます。

そうすると元の画面に戻ります。
キーボード操作で一番下のFinishを選びます。

これでようやく、全ての設定が完了。
下記のコマンドを入力して再起動です。

$reboot

これで、再起動後にRaspberry Piの/mnt/nasフォルダーでNASが開けるようになります。

デスクトップにショートカットを作成

さらに少し便利なデスクトップにショートカットを作成する方法。
まずは、下記のコマンドでデスクトップに移動します。
端末ソフトの起動直後でホームフォルダーにいるという前提です。

$cd Desktop/

次が、リンクを作るコマンド。

$ln -s /mnt/nas nas

リンクを作るのはこれだけ。
これでRaspberry Piのデスクトップにnasという名前のリンクが作成されます。
そして、これをクリックすればNASのフォルダーにアクセスできるようになります。

【Raspberry Pi】Raspberry Pi OSでChromiumを日本語化する
https://aoi345.com/memorandum/raspi-chromium/

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