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UbuntuLinuxでWi-Fi接続!rtl8811/21CU無線LANアダプターDriver設定

UbuntuLinuxでWi-Fi接続!rtl8811/21CU無線LANアダプターDriver設定

Ubuntuインストール後にWi-Fiが使えないときの対処法📴📡

Ubuntuを入れた直後、Wi-Fi USBアダプターが認識されず困るケースは意外と多くあります。
私のように事前に対応を調べるより、「とりあえず入れてから考える」人が多いからです。


特に有線LANポートがない機種や、LANケーブルが届かない環境では対応が難しくなります。

◉ 薄型ノートはLANポート非搭載が多い
◉ パソコンの設置場所がルーターが遠いと物理接続も困難
◉ 購入したWi-Fi USBアダプターにドライバが添付されていない(最近多い)

このようなときは、オフライン導入の知識と準備が鍵になります。


このような環境でも、私がなんとかWi-Fiを動作させることに成功した方法をご紹介します。

① 無線LANアダプターのチップセットの型番を特定する
② 特定したチップセットの対応ドライバーを入手する
③ ドライバーをUSBメモリーに展開してUbuntuに持ち込む
④ 必要であれば事前にパッケージや依存環境を準備する
⑤ ソースコードをコンパイルしてインストールする
⑥ 利用開始に必要な設定を追加で実施する

このような流れで、Ubuntu上でも非対応のUSB Wi-Fiアダプターを使えるようにする方法を、順を追って丁寧に解説していきます📘✨


目次

🧩 Step1:まずはチップセットを特定しよう【lsusbの使い方】

Wi-Fiアダプターを使えるようにする第一歩は、内部チップセットを特定することです🔍
製品名ではなく、チップの正体を知ることが、対応ドライバーを探すカギになります🔑

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Webページなどで既にチップセット名が分かっている場合にはStep2へ!


🔧 lsusbコマンドでデバイス情報を確認

ターミナルを開いて、以下のコマンドを入力します

lsusb

このコマンドは、USB接続された機器の一覧を表示します💻
Wi-Fiアダプターの項目には、多くの場合「Wireless」「802.11」「WLAN」などの文字が含まれています。

表示例

Bus 001 Device 003: ID 0bda:8179 Realtek Semiconductor Corp. RTL8188EUS 802.11n Wireless Network Adapter

この中で注目するのが「ID 0bda:8179」の部分です🧪


📌 チップセットIDをメモしよう

0bdaがベンダーID(Realtek)
8179がプロダクトID(RTL8188EUS)
◉ この16進の数字ペアが、ドライバーを特定するカギになります

これを「VVVV:PPPP」という形式で正確に控えておきましょう📋


⚠ lsusbで表示されない場合の対処法

アダプターがlsusbに表示されないときは、次のチェックを行ってください。

◉ USBアダプターがしっかり挿さっているか確認
◉ 別のポートに差し替える(USB2.0↔USB3.0を試す)
◉ 以下のコマンドで接続ログを確認

dmesg | tail

ここに「device not accepting address」や「usb disconnect」などのエラーがあれば、USB自体の認識に問題があります⚠


🧠 表示が曖昧でもIDがあればOK

lsusbで「Unknown device」や「Wireless Adapter」のように表示があいまいでも、IDだけ分かれば問題ありません👍
このIDが、次のドライバー検索ステップに進むための絶対情報です。


🌐 Step2:別のPCでドライバーを探す【VVVV:PPPPで検索】

オフラインのUbuntuマシンではネットが使えないため、ドライバーの取得は別のPCで行う必要があります💻🚫
ここでは、さきほど控えた「VVVV:PPPP」のIDを使って、Linux対応ドライバーを探していきます🔍

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チップセットの型番がわかる場合には、その型番で検索もアリ!
私はrtl8821CUということが分かっていました。


例)私の場合(rtl8811CU ドライバー)

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私の保有していたWi-Fi USBアダプターはrtl8811CUでした。
rtl8811CUまたはrtl8821CUの場合には下記からダウンロードできます。

🔗 GitHub: rtl8811/21CU ドライバー

ダウンロード手順

1️⃣ ページ上の緑色の「Code」ボタン をクリック
2️⃣ 「Download ZIP」 を選択📁
3️⃣ 別のPCやOSでダウンロードし、USBメモリーやmicroSD に保存💾🔄

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この手順で保存できればSTEP3へ。
チップの型番が分からない場合はSTEP2の続きを読みましょう。


🔎 検索キーワードの例とポイント

GoogleやDuckDuckGoで、以下のようなキーワードを組み合わせて検索しましょう🔡

0bda:8179 Linux driver(←IDを自分のものに置き換えて)
RTL8188EUS Ubuntu
RTL8812AU GitHub DKMS
Linux wireless driver Realtek など

引用符(”)で囲むとピンポイントでヒットしやすくなります✨


📚 役立つドライバー情報源まとめ

以下のサイトで、対応ドライバーを探すのが効果的です📁

GitHub:オープンソースのLinuxドライバーが多く公開
LinuxハードウェアDB(linux-hardware.org)
Ubuntu Forums / Ask Ubuntu:同じトラブルの投稿が見つかる場合も
メーカー公式サイト(Realtek, MediaTek, Broadcomなど)


✅ 信頼できるドライバーか見極めよう

ダウンロードする前に、以下をチェックしましょう🕵️‍♂️

更新日が新しいか(最近更新されているか)
Ubuntuのバージョン対応が書かれているか
READMEにDKMSの記述があるか(長期的に便利)
◉ GitHubならスター数やIssue対応の様子を見るのも有効


📥 見つかる可能性のある形式

ドライバーファイルにはいくつか種類があります📦

形式内容・特徴
.tar.gz, .zipソースコード形式、後で自分でビルドする必要あり
.debUbuntu用パッケージ、あればインストールが簡単
DKMS対応ソースカーネル更新にも強く、自動で再ビルドしてくれる優秀形式

特にDKMS対応のGitHubリポジトリが見つかった場合はベストです🌟


📌 ドライバーが見つからないときの選択肢

ドライバーが古すぎる、更新されていない、または対応していない場合もあります😢
そんなときは以下を検討しましょう。

◉ よくLinuxで使われている互換性の高いWi-Fiアダプターを買い直す
◉ カーネルを新しくしてみる(オフラインではやや難易度高)


📦 Step3:必要なファイルを集めてUSBに保存

対応するドライバーが見つかったら、次はそのドライバーと必要な依存パッケージをすべてダウンロードし、USBメモリなどでUbuntuマシンに転送します📁💾

オフライン環境ではこの「事前準備」がもっとも重要です⚠

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Ubuntuでの操作が難しい場合、Windowsなどの別のパソコンで先にUSBメモリ内にソースコードを展開しておくと簡単です。


例)私の場合(Windows PCで、先にUSBメモリに展開しておく)

1️⃣ ダウンロードしたZIPファイルを展開 → 「rtl8821CU-master」フォルダーが作成される📂
2️⃣ Windowsで展開するとフォルダーが二重になる場合があるため、1階層に整理 🗂️✨
3️⃣ USBメモリーにドライバーのソースコードを入れる
4️⃣ Ubuntuを起動 🔥


USBのフォルダーをUbuntuにコピーする方法

📌 ホームアイコンをクリック
左メニューのUSBメモリーを開く
「rtl8821CU-master」フォルダーを右クリック
→ 「指定先にコピー」
→ 「ホーム」にコピー 📂✅

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これでOKの場合はSTEP4へ。
できなかった場合はSTEP3の続きを読みましょう。


📥 ドライバーファイルをダウンロードしよう

まずは見つけたドライバーの形式に応じて、ファイルをダウンロードします🔽

ソースコード形式(.zip / .tar.gz) → GitHubなどからダウンロード
.debパッケージ形式 → Ubuntu用にビルドされたもの(あればインストールが簡単)

ダウンロードしたファイルは、分かりやすい名前のフォルダにまとめておくと便利です✨
例:ubuntu-wifi-driver


🔧 必要な依存パッケージも忘れずに!

ドライバーを動かすには、追加のツールやライブラリが必要になることが多いです📦

以下は代表的な依存パッケージです

build-essential → gcc、make などのビルドツール
linux-headers-$(uname -r) → カーネルヘッダー(カーネルに合わせたもの)
dkms → DKMSドライバー用のフレームワーク

これらは .deb ファイル形式で用意しておく必要があります。


📎 ダウンロード方法の例(オンラインPC側で)

オンラインPC(Ubuntu)で以下のコマンドを使うと、パッケージを取得できます💻

apt download build-essential dkms linux-headers-5.15.0-42-generic

※ヘッダーはオフラインPCで uname -r を実行し、その結果に合わせて正しいバージョンを選んでください🧪


📚 依存関係もまとめて取得するには?

apt download は直接のパッケージしか取得できません。
以下のような方法で再帰的に依存パッケージも集めましょう📌

/var/cache/apt/archives/ に保存される .deb ファイルをまとめてUSBにコピー
apt-rdepends で依存関係ツリーを調査し、すべて手動でDL
packages.ubuntu.com で個別にダウンロード(手間はかかりますが確実)


💾 USBメモリへの整理と転送

ファイルをUSBにコピーするときは、以下のような構成がオススメです📁

/ubuntu-wifi-driver
 ├ driver-source.tar.gz または rtl88xx.deb
 ├ build-essential_xxx.deb
 ├ dkms_xxx.deb
 ├ linux-headers-xxx.deb

1つのフォルダにすべてまとめると、後のインストール作業が楽になります
◉ 誤って別のファイルを上書きしないよう、パッケージ名や日付で区別するのがベストです


🛠 Step4:Ubuntuマシンでのインストール準備

USBに必要なファイルを準備できたら、次はいよいよオフラインのUbuntuマシンでインストール作業を始める段階です💻🔧
ここでは、ファイルの読み込みと依存パッケージのインストールを行います。

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このSTEP4の事前準備は不要の可能性もあります。
面倒な場合には先にSTEP5以降の作業をやってみて、失敗したらSTEP4に戻って来るのもアリです。


📁 USBメモリをマウントして中身を確認しよう

USBをUbuntuに挿すと、多くの場合は自動的にマウントされます🔌
ファイルマネージャーでドライバーフォルダを確認しましょう。

ターミナルでも確認できます

cd /media/ユーザー名/ドライブ名/ubuntu-wifi-driver

◉ パスの「ユーザー名」と「ドライブ名」は実際の環境に応じて変更してください
ls コマンドでファイル一覧を表示し、必要な .deb.tar.gz があるか確認しましょう


🧩 依存パッケージをインストールする

ドライバーを入れる前に、まずは必要なパッケージ群をインストールします📦

すべての .deb を一括インストールするコマンドはこちら

sudo dpkg -i *.deb

◉ 依存関係がすべて揃っていれば、これで一気にインストール可能です
◉ もし「依存関係が満たされていません」というエラーが出たら、そのパッケージを追加でダウンロードして再挑戦しましょう


⚠ エラーが出たときの対処法

dpkg のエラー例と解決方法を知っておくと安心です🛠

「depends on ○○ but it is not installed」 → その○○の .deb を追加で用意
「dependency problems – leaving unconfigured」 → インストール順を調整、または欠けている依存パッケージを確認


必要なら、個別に以下のようにして入れていくこともできます

sudo dpkg -i パッケージ名.deb

lib などの基礎パッケージは先に入れるとトラブルが減ります


🔎 インストール準備が完了しているか確認する

以下のコマンドを実行し、ツールのバージョンが表示されれば準備OKです✅

make --version
gcc --version
dkms --version

◉ これらが表示されれば、ドライバーのビルドやインストールに進める状態です🎉


🏗 Step5:ドライバーをインストールする3つの方法

依存パッケージのインストールが完了したら、いよいよWi-Fiドライバーの本体をUbuntuに導入していきます📡🔧
ドライバーの形式や将来のメンテナンス性を考慮して、3つの方法から選びましょう。

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ダウンロードしたファイルに合わせた方法を選ぶだけなのですが、種類が3つあると悩みます。
私は何も考えずに、[make]→[make install]という力技でやってみて、上手く行かなったら考えるタイプです。


例)私の場合(ダウンロードしたまま何も考えずインストール)

1️⃣ ソースコードフォルダーへ移動

cd ~/rtl8821CU-master

2️⃣ Makefileの存在を確認

ls

フォルダー内に「Makefile」というファイルがあればOKです✅✨

3️⃣ ドライバーをビルド (時間がかかる)⏳

sudo make

4️⃣ ドライバーをインストール

sudo make install

5️⃣ Ubuntuを再起動🔄

reboot

これでUbuntuが再起動し、無線LANアダプターのドライバーが正常にインストールされます🚀✨

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これで成功すればラッキー
上手く行かなかった場合は、以下の方法A、B、Cを検討下さい。


方法A:ソースコードからコンパイルしてインストール

ソースコード(.zipや.tar.gz)形式のドライバーを使う一般的な方法です📦

① ソースコードを展開

tar -xzf driver-name.tar.gz
# または
unzip driver-name.zip

② ディレクトリに移動

cd driver-name

③ makeでビルド

make clean  # (任意)過去のビルドファイルがあれば削除
make

④ システムにインストール

sudo make install

◉ 正しくビルドされれば、カーネルモジュール(.koファイル)が生成・登録されます
◉ エラーが出た場合は、make の出力を確認して依存関係やカーネルヘッダーの不足がないかをチェックしましょう


方法B:.debパッケージから直接インストール

ドライバーが .deb 形式で提供されている場合、インストールはとても簡単です👌

sudo dpkg -i ドライバー名.deb

.deb ファイルだけで依存関係がすべて満たされるとは限らないため、前のステップで必要なパッケージを入れておくことが重要です
◉ 万が一足りない場合は、dpkg のエラーメッセージに従って追加でインストールしましょう


方法C:DKMSでインストール【最もおすすめ】

DKMS(Dynamic Kernel Module Support)は、カーネルがアップデートされても自動でドライバーを再ビルドしてくれる仕組みです🔁✨

① ソースコードを /usr/src/ に配置

sudo cp -R ./driver-source /usr/src/<driver-name>-<version>

dkms.conf があることを確認。なければ以下のように作成

PACKAGE_NAME="<driver-name>"
PACKAGE_VERSION="<version>"
MAKE="make KERNELRELEASE=$kernelver"
BUILT_MODULE_NAME="<module_name>"
DEST_MODULE_LOCATION="/kernel/drivers/net/wireless/"
AUTOINSTALL="yes"

③ DKMSに登録

sudo dkms add -m <driver-name> -v <version>

④ ビルドとインストール

sudo dkms build -m <driver-name> -v <version>
sudo dkms install -m <driver-name> -v <version>

◉ コマンドがエラーなく完了すれば、モジュールは自動的にカーネルに登録されます
dkms status で状態を確認できます


✅ どの方法を選ぶべきか?比較まとめ

方法長所短所最適な場面
A: ソース柔軟・多くのドライバーで利用可能カーネル更新ごとに再インストールが必要.deb や DKMS 対応がないとき
B: .debインストールが簡単バージョンが合わないと使えないことがある完全に一致する .deb がある場合
C: DKMS自動で再ビルドされる・保守がラク初期設定がやや複雑長く使う予定のアダプターには最適

可能であれば、今後の安定運用のためにも、DKMS方式(方法C)を強くおすすめします📌


⚙ Step6:カーネルモジュールを読み込む&自動化する

ドライバーのインストールが完了しても、Wi-Fiアダプターはまだ動作しません😥
ここで必要なのが、カーネルモジュール(ドライバー本体)の読み込みです🧠
さらに、再起動しても自動で使えるように設定しておきましょう。

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Rebootによる再起動で勝手にWi-Fi USBが使えるようになっていることもあります。
その場合にはこのステップを飛ばしてStep7へ!


📥 手動でモジュールを読み込む方法

まずは、インストールされたモジュールをmodprobeコマンドで読み込みます

sudo modprobe <module_name>

<module_name> は、通常はドライバー名(例:8812aurtl8188euなど)になります


わからない場合は、以下の方法で確認できます👇

dkms status でモジュール名をチェック
/lib/modules/$(uname -r)/updates/dkms/ にある .ko ファイル名から推測
◉ ドライバーのREADMEMakefileを確認する


🔎 モジュールが読み込まれたか確認する

以下のコマンドで、モジュールの状態をチェックできます🧪

lsmod | grep <module_name>

モジュール名が表示されていれば、読み込み成功です


さらに、次のコマンドでネットワークインターフェースが認識されているか確認

ip link

新しいWi-Fiデバイス(例:wlan0, wlp2s0 など)が表示されればOK🎉


📋 dmesgで詳細ログを確認しよう

モジュールの読み込み中に何か問題が起きていないかは、dmesg で確認します

dmesg | tail -n 30

firmware load failed などのメッセージがあれば、ファームウェアが足りない可能性があります
◉ 対応ファームウェアを /lib/firmware/ にコピーすることで解決できます(Step9で詳しく解説)


🔁 再起動後も自動で有効にする設定

再起動するとモジュールが読み込まれないことがあるため、永続的に自動読み込みされるように設定しておきましょう🔁

方法①:/etc/modules に追記

sudo nano /etc/modules

ファイルの末尾に、モジュール名を1行追加

<module_name>

保存(Ctrl + X → Y → Enter)して完了です📝

方法②:/etc/modules-load.d/ に.confを作成

echo <module_name> | sudo tee /etc/modules-load.d/mywifi.conf

よりモダンなUbuntuではこちらの方法が推奨されます


💡 DKMSを使った場合は、ほとんどの場合で自動読み込みも設定済みですが、念のため確認しておくと安心です👌


📶 Step7:Wi-Fiに接続してみよう!

モジュールが正しく読み込まれ、Wi-Fiインターフェースが認識されていれば準備完了です🎉
ここからは、実際にWi-Fiネットワークへ接続する方法を紹介します📡

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最初から再起動しても勝手にWi-Fi USBが使えるようになっていることもあります。
その場合にはこのステップも不要になります!


🖱 方法①:GUI(グラフィカル)で接続する

Ubuntuデスクトップを使用している場合、NetworkManagerのアイコンから簡単に接続できます💻✨

◉ 画面上部や下部のネットワークアイコン(扇形や点線)をクリック
◉ 周囲のWi-Fiネットワーク一覧が表示されていればアダプターは正常に動作中
◉ 接続したいSSIDを選び、パスワードを入力すれば接続完了です🔑

💡 ネットワークが表示されない場合は、以下のコマンドでNetworkManagerを再起動してみましょう

sudo systemctl restart NetworkManager

💻 方法②:ターミナル(CLI)で接続する【nmcli使用】

サーバー環境やコマンド派の方は、nmcli コマンドを使ってWi-Fiに接続できます🧑‍💻

① 接続可能なネットワーク一覧を表示

nmcli dev wifi list

② ネットワークに接続

nmcli dev wifi connect <SSID> password <パスワード>

<SSID> は接続したいネットワーク名、<パスワード> はそのキーを入力します
◉ オープンネットワーク(パスワードなし)の場合は password 部分を省略可能

③ 接続状態を確認

nmcli connection show

または

ip addr show wlan0  # wlan0はインターフェース名(状況により異なる)

✅ 接続できないときは?

◉ IPアドレスが割り当てられていない場合はDHCPが機能していない可能性
nmcli d status でデバイスの状態をチェック
dmesg | tail でドライバーやファームウェアのエラーが出ていないか確認


ここまでで、Ubuntuオフライン環境でもWi-Fiネットワークに接続できる準備はすべて完了です📡✨


Ubuntuで使える!Wi-Fiアダプター別の動作確認リスト📡✨

Ubuntuユーザーにとって、USB Wi-Fiアダプターの相性問題は大きな悩みの種です。
特に初心者にとっては「どれを買えば動くのか?」がわからず、設定でつまずくことも多いですよね💦

そこでこのセクションでは、実際に動作確認されたアダプターを一覧化してご紹介します。
対応状況や注意点も記載しているので、購入時の参考やトラブル回避にお役立てください!

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詳しく説明されればされるほど、やる気を失う不思議
そんな方は「コマンドでの「ドライバ・インストールが不安」な人へ」の章を見てください。


Wi-Fiアダプター対応表(Ubuntuでの動作状況一覧)

製品名チップ型番Ubuntu対応状況備考
10Gtek USB WiFi Bluetoothアダプターrtl8821CU◎ ドライバ不要記事内で紹介しているおすすめ製品
TP-Link Archer T2U Plusrtl8811AU◯ 手動ビルド必要GitHub上に対応ドライバーあり
ELECOM WDC-433DU2H2rtl8821CU◎ 動作確認済再起動後も安定動作
BUFFALO WI-U3-866Drtl8812AU△ カーネル依存あり有志によるパッチが必要なケースも

ここがポイント💡

rtl8811CU/rtl8821CU系はLinuxと相性が良く、ドライバ導入も比較的スムーズ
カーネルバージョンによって動作が変わる機種もあるため、事前チェックが重要
初心者は最初から「ドライバ不要のモデル」を選ぶのがおすすめ
GitHubで配布されているドライバは、Readmeをよく読んでから導入しよう


これから選ぶなら?

現在Ubuntuでの動作が安定している製品としては、10Gtek製のrtl8821CU搭載モデルが非常に優秀です✨
差すだけで使えるタイプを探している方は、最初からこのような製品を選んでおくと、無駄な苦労をせずに済みます!


🧠 よくあるトラブルとその解決策

手順通りに進めても、Wi-Fiがうまく動作しないケースは珍しくありません😣
このセクションでは、UbuntuでよくあるWi-Fiドライバーのトラブルと、その解決方法をわかりやすく紹介します🔧


🔍 dmesgでエラーを確認しよう

Wi-Fiが動かないときは、まず以下のコマンドでカーネルのメッセージログを確認します

dmesg | tail -n 50

firmware load failed → ファームウェア(.binファイル)が不足
unknown symbol → モジュールの依存関係に問題あり
probe failed → ハードウェアが正しく初期化できていない可能性


🧩 モジュールが読み込まれているか確認

モジュールが正しく読み込まれていなければ、Wi-Fiは動作しません⚠

lsmod | grep <module_name>

表示がなければ、以下を実行

sudo modprobe <module_name>

dmesg でエラーログを再確認するのも忘れずに👀


📡 インターフェースがDOWNになっている場合

Wi-Fiのインターフェースが認識されていても、UP状態でなければ使えません

ip link show wlan0

DOWN状態であれば、以下でUPに切り替え

sudo ip link set wlan0 up

📥 ファームウェアが足りないときの対処法

多くのWi-Fiアダプターは、カーネルモジュールとは別にファームウェア(.bin)が必要です📦

dmesgfailed to load firmware xxxx.bin と出た場合

/lib/firmware/ ディレクトリに該当のファイルがあるか確認
◉ なければ、インターネット環境のあるPCで検索・ダウンロード
◉ USB経由でファイルを転送して設置後、再読み込み

sudo modprobe -r <module_name>
sudo modprobe <module_name>

⚔ モジュールの競合を解消する

他のドライバーが競合して正常に認識されないケースもあります🧨

例:古い汎用モジュールが優先的に読み込まれている


解決方法

不要なモジュールをアンロード

sudo modprobe -r <conflicting_module>

永続的に無効にするにはブラックリストへ追加

echo "blacklist <conflicting_module>" | sudo tee /etc/modprobe.d/blacklist-mywifi.conf
sudo update-initramfs -u

再起動後も無効化されます🔒


📴 RFキル(物理スイッチやFnキー)に注意

ラップトップでは、物理的なWi-Fiスイッチファンクションキー(Fn+F2など)で無線が無効になっていることがあります📴

確認コマン

rfkill list

Soft blockedが「yes」なら、以下で解除

sudo rfkill unblock all

Hard blockedが「yes」の場合は、ハードウェアスイッチやBIOS設定の確認が必要です⚠


🔁 カーネル更新で再インストールが必要?

DKMSを使わずに手動でドライバーを入れた場合、カーネルアップデート後に再インストールが必要になります🔄
この問題を避けるには、必ずDKMS方式を使いましょう!


🎯 LinuxでもWi-Fiは使える!これだけ守ればOK

Ubuntuで非対応のWi-Fi USBアダプターをオフライン環境で使えるようにする方法を、ステップ形式で詳しく解説してきました✅
手順は多いものの、一つひとつ確実に進めれば誰でも成功できます💪✨


🔑 成功のカギはここ!

lsusbでチップセットのIDを正確に取得する
信頼できるドライバーを探し、形式に合った方法で導入する
build-essentialやlinux-headersなどの依存パッケージを忘れず収集
USBでまとめて転送し、順序を守ってインストール
DKMS方式ならカーネル更新後も安心して使える
modprobeでの読み込みと自動化設定で再起動後も快適
トラブルはdmesgやrfkill、lsmodなどで冷静に確認


Linuxは、少しの手間で高い柔軟性と安定性を手に入れられるOSです🐧
「Wi-Fiがつながらない=あきらめる」ではなく、正しい手順で解決できる力をこの記事で身につけてもらえたなら幸いです✨


コマンドでの「ドライバ・インストールが不安」な人へ

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既にWi-Fiアダプターを買ってしまっていると思いますが、上記のような コマンド操作にうんざり の人は最初から動作する次の章で紹介するWi-Fiアダプターを 買い直す のもアリ🐜 だと思います。

Wi-FiのないUbuntuでもネット接続!対応USBアダプター📡✨

UbuntuでWi-Fiを使うには、対応したUSB無線LANアダプター が必要です💻🚀
最初から対応していない場合には今回の説明の通りのドライバインストールが必要です。
「それが嫌だ」 という9割を超えるであろう人に オススメのアイテム が下記です。


差すだけで Ubuntuでもドライバのインストール不要で動作する Wi-Fiアダプター

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価格も安いので、コマンド操作に慣れている人でもパソコン初期化時の手間が減るので、買い足してしまうと楽 だと思います。


🔗はじめてのUbuntu、安心して始めるための完全ガイド✨

Ubuntuに挑戦してみたいけど、なんだか難しそう…
そんな不安を抱えるあなたに向けて、この記事ではWindowsユーザーがUbuntuを無理なく導入・活用するためのステップをわかりやすく紹介します💡

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