オフライン対応!Ubuntuで無線LANUSB(Realtek rtl8811CU/rtl8821CU)有効化
Ubuntuをインストールしたけれど、Wi-Fiが使えず困った…という経験はありませんか?💻❌📶
特に、オフライン環境でRealtek製のUSB無線LANアダプター(rtl8811CU/rtl8821CU)を認識させるのは一筋縄ではいきません。
本記事では、インターネット接続がない状態でもWi-Fiドライバーを導入し、Ubuntuで無線LANを有効化する手順を詳しく解説します!✨
✅ オフライン環境でドライバーをインストールする方法
✅ USBメモリーを使って他のPCから必要なファイルを転送
✅ Wi-Fi接続を確立し、快適なUbuntuライフを実現!
無線LANアダプターのチップ型番を確認する🔍🖥️
まず、お使いの USB無線LANアダプターのチップ型番 を確認しましょう📡📦
チップ型番が「rtl8811CU」であれば、そのドライバーは「rtl8821CU」と互換性があります🔗✅
そこで、以下のページからドライバーをダウンロードします⬇️
ダウンロード手順
1️⃣ ページ上の緑色の「Code」ボタン をクリック
2️⃣ 「Download ZIP」 を選択📁
3️⃣ 別のPCやOSでダウンロードし、USBメモリーやmicroSD に保存💾🔄

ドライバーインストール実行ファイルはどこ? って探したくなるところですが、UbuntuなどのLinuxはソースコードが配布されていて、自分でコンパイル が必要です。
具体的な手順は、下記の通りに実施するだけです。
※最後の章 に、この操作が嫌な人向けの対策を記載しています。
Ubuntuでドライバーを準備する🐧💾
1️⃣ ダウンロードしたZIPファイルを展開 → 「rtl8821CU-master」フォルダーが作成される📂
2️⃣ Windowsで展開するとフォルダーが二重になる場合があるため、1階層に整理 🗂️✨
3️⃣ USBメモリーにドライバーのソースコードを入れる
4️⃣ Ubuntuを起動 🔥
USBのフォルダーをUbuntuにコピーする方法

Linuxに慣れていないうちは、上記のように ダウンロードしたフォルダに移動するだけ でも大変です💦
Ubuntuでドライバーをインストールする⚙️💿
次に、Ubuntuの 端末 (Terminal) を開き、以下の手順でドライバーをインストールします💻✨
1️⃣ ソースコードフォルダーへ移動
cd ~/rtl8821CU-master
2️⃣ Makefileの存在を確認
ls
フォルダー内に「Makefile」というファイルがあればOKです✅✨
3️⃣ ドライバーをビルド (時間がかかる)⏳
sudo make
4️⃣ ドライバーをインストール
sudo make install
5️⃣ Ubuntuを再起動🔄
reboot
これでUbuntuが再起動し、無線LANアダプターのドライバーが正常にインストールされます🚀✨

これはLinuxでは割と 定番なインストール方法 です。
今回で慣れてしまえば、今後が楽になります。
Ubuntuで使える!Wi-Fiアダプター別の動作確認リスト📡✨
Ubuntuユーザーにとって、USB Wi-Fiアダプターの相性問題は大きな悩みの種です。
特に初心者にとっては「どれを買えば動くのか?」がわからず、設定でつまずくことも多いですよね💦
Wi-Fiアダプター対応表(Ubuntuでの動作状況一覧)
製品名 | チップ型番 | Ubuntu対応状況 | 備考 |
---|---|---|---|
10Gtek USB WiFi Bluetoothアダプター | rtl8821CU | ◎ ドライバ不要 | 記事内で紹介しているおすすめ製品 |
TP-Link Archer T2U Plus | rtl8811AU | ◯ 手動ビルド必要 | GitHub上に対応ドライバーあり |
ELECOM WDC-433DU2H2 | rtl8821CU | ◎ 動作確認済 | 再起動後も安定動作 |
BUFFALO WI-U3-866D | rtl8812AU | △ カーネル依存あり | 有志によるパッチが必要なケースも |
ここがポイント💡
◉ rtl8811CU/rtl8821CU系はLinuxと相性が良く、ドライバ導入も比較的スムーズ
◉ カーネルバージョンによって動作が変わる機種もあるため、事前チェックが重要
◉ 初心者は最初から「ドライバ不要のモデル」を選ぶのがおすすめ
◉ GitHubで配布されているドライバは、Readmeをよく読んでから導入しよう
これから選ぶなら?
オフラインでも安心!.deb
パッケージの取得とインストール手順📦💡
UbuntuでWi-Fiやドライバを設定しようとしても、ネット接続ができない=パッケージをインストールできないという壁にぶつかる方は多いはず💦
必要な.deb
ファイルを他のPCでダウンロードする方法🌐💾
Ubuntuの公式パッケージサイトを使えば、インターネットに接続されている別のPCで .deb
パッケージを入手できます。
◉ Ubuntu Packages公式サイト(https://packages.ubuntu.com/)にアクセス
◉ 検索バーに「build-essential」や「dkms」と入力
◉ 使用しているUbuntuのバージョンを選択(例:jammy=22.04)
◉ 該当するアーキテクチャ(amd64など)を選び .deb
をダウンロード
◉ 依存関係のパッケージも忘れずにチェック(後述)
依存パッケージを確認するには?🔗🧩
「.deb」を単体で入れても依存パッケージが不足していて失敗することがあります。
そんなときに便利なのが apt-rdepends
(依存関係を表示するツール)です。
◉ 別のUbuntu PCにて sudo apt install apt-rdepends
を実行
◉ apt-rdepends build-essential
のように入力
◉ 表示されたすべてのパッケージを .deb
で取得しておくと安心です
◉ 必要な .deb
はすべてUSBメモリーに保存しておきましょう💡
.deb
パッケージをUSBで転送してUbuntuにインストール🖥️🔌
いよいよUSBを使って、ネットにつながっていないUbuntuにファイルを転送→インストールします。
◉ UbuntuのデスクトップでUSBメモリーを開く
◉ 必要な .deb
ファイルをすべてホームディレクトリなどにコピー
◉ ターミナルを開いて cd ~/
などで該当フォルダへ移動
◉ sudo dpkg -i *.deb
で一括インストール可能✨
◉ 依存関係でエラーが出たら、順番に手動で dpkg -i
を実行してもOK
トラブル時のヒント🛠️
◉ dpkg
実行後に「依存関係が解決できない」と出た場合は、sudo apt install -f
は使えません(ネット必須)
◉ パッケージが不足している場合は、表示されたエラーに出てくるパッケージ名を元に .deb
を追加取得してください
◉ gdebi
コマンドを使うと .deb
をGUIで個別インストールでき、依存もわかりやすく確認できます
ネットがなくてもできる!Linux運用の第一歩✨
Ubuntuでは、ネット環境が整っていないとドライバ導入や開発環境構築が大きな壁になります。
しかし、本記事のように.deb
パッケージを別PCで取得→USBで転送→インストールという流れをマスターすれば、オフラインでもかなり自由に設定できるようになります💪
◉ build-essential
や dkms
はドライバビルドに必須なので、優先的に導入しよう
◉ apt-rdepends
を活用して依存関係を事前に洗い出すのがコツ
◉ 何度か試して慣れれば、次回からはもっとスムーズに構築できるようになります!
再起動後にWi-Fiが消えた?ドライバーが認識されないときの対処法🛠️📶
Ubuntuで無線LANアダプターを手動でセットアップした直後はうまく動作していても、再起動後にWi-Fiが消える・認識しないといったトラブルが発生することがあります💦
ドライバーを自動読み込みさせるには?🔄🧠
Linuxでは、再起動時に読み込ませたいドライバーをmodprobe
経由で自動登録することができます。
◉ ターミナルで lsmod
を使い、現在読み込まれているモジュールを確認
◉ 使っているドライバー名(例:8821cu
)をメモしておく
◉ 以下のコマンドで /etc/modules
に追加
echo "8821cu" | sudo tee -a /etc/modules
dkms
を使って永続的にドライバーを管理🧩🧰
ビルドしたドライバーをカーネル更新後も自動で再インストールしてくれる仕組みが「DKMS(Dynamic Kernel Module Support)」です。
◉ sudo apt install dkms
でDKMSを導入(オフラインの場合は .deb
を事前に用意)
◉ ドライバーのフォルダ内に移動し、以下のように登録
sudo dkms add .
sudo dkms build 8821cu/1.0
sudo dkms install 8821cu/1.0
トラブル時のチェックポイント🔍⚠️
◉ モジュール名が間違っていると modprobe
が効きません。lsmod
や dmesg
の出力をチェックして正しい名前を確認
◉ DKMSの登録・ビルドに失敗する場合は dkms status
コマンドで状態を確認
◉ Secure Boot
が有効になっているとドライバーが読み込まれない場合があります。BIOS設定で無効化も検討を🛡️
Wi-Fiが安定すればUbuntuがもっと快適に🌐✨
せっかく無線LANアダプターをセットアップできても、再起動するたびに認識しないのは大きなストレスになります。
でも、今回紹介したように modprobe設定
やdkms install
を活用することで、Wi-Fiドライバーを自動読み込み可能にできます。
◉ /etc/modules
にドライバー名を追記すれば手軽に自動読み込みが可能
◉ dkms
を導入すれば、カーネル更新後も自動でドライバーを再ビルド
◉ 安定した接続を実現することで、Ubuntuでの作業効率も格段にアップ!
よくある質問(FAQ)
🙋 Ubuntu 22.04 / 24.04 でも使えますか?
🙋 ネットにまったくつながっていないPCでも本当に使えますか?
🙋 make コマンドが使えないのですが…?
🙋 rtl8811CUとrtl8821CUの違いは何ですか?
🙋 ビルドが面倒です…もっと簡単なWi-Fi子機はありませんか?

まとめ📌✨
Ubuntu Desktopを使用していて、オフライン環境で無線LANアダプター (Realtek rtl8811CU/rtl8821CU) を使いたい という方は多いでしょう🌍📶💻
本記事では、ネット環境がない状態でもWi-Fi接続を可能にする手順 を詳しく解説しました🔧✨ これを実践すれば、Ubuntu上で無線LANを使ってインターネットを利用できるようになります🚀📡

既にWi-Fiアダプターを買ってしまっていると思いますが、上記のような コマンド操作にうんざり の人は最初から動作する次の章で紹介するWi-Fiアダプターを 買い直す のもアリ🐜 だと思います。
コマンドでの「ドライバ・インストールが不安」な人へ
Wi-FiのないUbuntuでもネット接続!対応USBアダプター📡✨
UbuntuでWi-Fiを使うには、対応したUSB無線LANアダプター が必要です💻🚀
最初から対応していない場合には今回の説明の通りのドライバインストールが必要です。
「それが嫌だ」 という9割を超えるであろう人に オススメのアイテム が下記です。
差すだけで Ubuntuでもドライバのインストール不要で動作する Wi-Fiアダプター

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価格も安いので、コマンド操作に慣れている人でもパソコン初期化時の手間が減るので、買い足してしまうと楽 だと思います。
🔗 Ubuntu初心者ガイド|Windowsからの乗り換え!👇

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