配当金による生活を実現したい人は多いでしょう。今回は、2024年7月に買うべき高配当株の記事を書きます。これで今買うべき高配当株を決めることができます。
- MS&ADは株価が上がっているものの、まだまだ高配当
- 比較対象になる東京海上ホールディングスは株価が高くて配当不足
- NTTに関しては株価が落ち着いてきて、高配当まであと一歩感がある
6月のおすすめ高配当銘柄MS&AD
先月にお勧めの高配当銘柄をご紹介させていただきました。そこから株価が大きく上がってきているので、買うべき銘柄に変化がないのかを見ていきたいと思います。
特におすすめしていたMS&ADですが、この1ヶ月で結構な株価上昇がありました。
それに伴って指標も変化しています。下記が前回ご紹介した6/10時の指標です。
指標 | 値(6/10) |
---|---|
株価 | 3174円 |
予想配当利回り | 4.57% |
実績配当利回り | 2.84% |
実績配当性向 | 38.8% |
PBR | 1.13倍 |
予想PER | 8.3倍 |
ROE | 9.88% |
自己資本比率 | 16.6% |
変わったのは株価で、配当金は変わらないので配当利回りは3.91%と4%を下回る水準まで下がりました。PBRに関しては1.33倍と、PERは9.7倍とすごく割安なイメージからは若干離れてきました。とは言え、日経平均の平均配当利回りは1.8%なので高配当銘柄として買える水準です。
一時は4000円を超える場面もあったので、その時に比べれば株価が落ち着いてきた感じがありますが、他にもいい銘柄があるのではないかと思って調べてみました。
指標 | 値(7/19) |
---|---|
株価 | 3711円 |
予想配当利回り | 3.91% |
実績配当利回り | 2.41% |
実績配当性向 | 38.8% |
PBR | 1.33倍 |
予想PER | 9.7倍 |
ROE | 9.88% |
自己資本比率 | 16.6% |
東京海上ホールディングス
MS&ADの代わりになる銘柄群はやはり保険。そして、売買が容易な大型銘柄が良いので、その点も考慮すると東京海上ホールディングスなどが選択肢になります。
東京海上と言えば、配当も下記のように右肩上がり。
業績に関しても絶好調で、特に直近では利益が大きく伸びています。
東京海上ホールディングスの指標をチェックしてみると下記の通り。非常に良い会社であるがゆえに、高配当ではない点がデメリットですね。高配当を目指す投資としては投資対象にならず、高配当目的でこの銘柄を買うのであれば、MS&ADの方が良いかと思います。
指標 | 値(7/19) |
---|---|
株価 | 6176円 |
予想配当利回り | 2.58% |
実績配当利回り | 1.99% |
実績配当性向 | 35.0% |
PBR | 2.35倍 |
予想PER | 14.0倍 |
ROE | 15.8% |
自己資本比率 | 16.9% |
年始からの株価が爆上げ状態なので、今から手を出すのはちょっと遅すぎという感じです。
日本電信電話の株購入を検討してみる
他のおすすめ銘柄も見てみます。まずは、NTTです。こちらの銘柄もここ1ヶ月で株価が上がっています。
とはいえMS&ADとは少し状況が違います。もう少しレンジを広げてMS&ADの場合には6ヶ月で見ても右肩上がりです。
しかし、NTTの場合には6ヶ月で見ると下記のようにようやく底打ちをした感じで、ようやく買えるイメージの株価上昇です。
現在の株価が159.5円で、それを基にした予想配当利回りは3.23%です。まぁ、悪くないけど3.5%は欲しいと思ってしまいます。一方で更に10年などに期間を広げると下記のようなチャートがNTTです。長期で見れば、安定インフラ株ながら安定成長株でもあるのです。
配当も増配傾向。悪くないけど、高配当株投資というよりは、株価上昇を見込んだ投資にはなりそう。
ここら辺を見た感じでは、MS&ADの直近の株価も若干調整が入ったことを踏まえて、それでも高配当気味のMS&ADを買い増すという手で良い気がしてきました。
まとめ
今回は、2024年7月に買うべき高配当株についての記事を書きました。ポイントをまとめると下記の通りとなります。
- MS&ADは株価が上がっているものの、まだまだ高配当
- 比較対象になる東京海上ホールディングスは株価が高くて配当不足
- NTTに関しては株価が落ち着いてきて、高配当まであと一歩感がある
高配当銘柄投資に興味がある人は、下記の記事もチェックしてください。