最近は日経平均株価より株の調子が良いのですが、ちょっと考えれば普通のことでした

平均とは言い難い日経平均株価

 

株式投資をしていると日経平均株価をよく目にする。
名前からして平均の数値っぽいのですが、225銘柄の平均です。
上場企業が約3800銘柄なので、その中のごく一部の平均値なわけです。

さらに日経平均はみなし値という額面50円と仮定したときの株価を使用しているため、銘柄によって影響度が違います。(時価総額が多い株でも、発行株数が多くて株価が低い銘柄は影響が少なくなる)
ユニクロのファーストリテーリングは日経平均の寄与度が9.5%程度。
ファナック、ソフトバンクGが5%程度。
KDDI、京セラが3%程度です。

225銘柄のうちの上位5銘柄で1/4の影響度になるので、225銘柄の平均とも言えません。
だから、日経平均が上がるというニュースを見ても自分の保有株は上がってないということになる訳です。
銘柄選定が悪いのかなと思いがちですが、ファーストリテーリング、ファナック、ソフトバンクGなどの保有をしていなければ、連動しないのです。
逆に、これらの株価が大幅に下がって日経平均が悪かったときは、自分はマイナスの影響を受けていないということになるのです。

 

日経平均より平均なTOPIX

 

一方で、TOPIXと言う指数もあります。
こちらは東証一部上場企業の平均値です。
約3800銘柄のうちの約2200銘柄の平均値。

そして、時価総額の加重平均と言う時価総額が多いほど指数に影響します。
TOPIXだと9.5%の影響があったファーストリテーリングの寄与度も0.35%です。
計算方法と銘柄数の両方で影響は抑えられます。

つまり、多くの人の保有銘柄の動きは日経平均株価ではなくて、TOPIXに連動しやすい
そう考えるとTOPIXを前面に出してくれる方が良いのにと思いがちですが、そうもならない。
やはり、日経平均株価に慣れ親しんだ歴史がある。
そして、民主党政権時代は日経平均株価が8000円を切ったという話はあれど、その時のTOPIXはどうだったのか?というとピンとこない。

TOPIXが700ポイントくらいだった!と言われてもピンとこないが、日経平均が8000円割れはピンとくる。
だから、日経平均の優位性は変わらないでしょう。

 

NT倍率という指標

 

まぁ、それは良いとして、これらの2つの指数の比率を表したNT倍率というものがあります。
日経平均株価をTOPIXで割っただけの数値で、これは12.5倍付近で停滞していました。
これが2018年ごろから上昇し始めて、コロナの中14.5倍まで到達しています。
倍率は約15%です。

と言うことはどういうことかと言うと、日経平均株価が上がったというニュースを見ても、自分の保有銘柄は上がってない
特にこの2~3年くらいはそういうことが多い。
と感じるかもしれませんが、当たり前なのです。
何しろ、日経平均株価は言うほど平均ではないからです。

で、そのNT倍率ですが先月から要約下降基調です。
これはつまりどういうことかと言うと、日経平均株価があまり上がってなくても、保有銘柄の株価は上がっていませんか?ということ。

結局、何が言いたいのかと言うと、日経平均より最近調子が良いのは割と当然。
市場平均よりもプラスなのかマイナスなのかが見たければ、TOPIXと比較する事がおススメですよという事です。
まぁ、平均との比較よりも結局は自分の保有株が上がっているか下がっているかが一番重要ですけどね。。