FIREを目指さない生き方について考えてみる。
FIREをしない場合は、当然ながら60歳まで働く。
FIREを目指さない場合の実態
今は65歳まで雇用延長。
さらに2012年4月から70歳までの雇用延長も・・・。
どんどん労働機関が伸びていく。
男性の平均寿命は81歳。
ただし、健康寿命は72歳です。
お金がなくて、70歳まで働く。
そして、72歳までが健康。
その間2年。
お金は貯めない。
そうなると仕事を辞めてから自由に過ごせる期間は2年のみです。
今どき、65歳くらいまでは半分以上の労働率を誇ります。
65歳でも仕事を辞めてから、7年間が自由に過ごせる期間。
70歳まで働いている人は1/3程度です。
60歳で引退する人は1/4程度ですので、3/4は働き続けるわけです。
FIREを目指さないのであれば、これになるでしょう。
それで良いのか?というのがFIREです。
FIREで大切なことは自分の時間の過ごし方
健康寿命は72歳まで。
寿命を見るのではなく、これを見る。
そして、自由な時間に何がやりたいか?
特にないならば、働いていれば良いのかもしれない。
海外旅行に行く程度であれば、そんなに期間がいらないかもしれない。
しかし、海外に住んでみたいという希望があった場合。
そうなると年を取ってからだと厳しい。
旅行であっても自由に動けるのは若いころ。
年配になってからの旅行はツアーで連れていかれるところに行くだけ。
そこで感じられることも限定的。
だからこそ、若いうちにFIREを達成する意味があります。
子供は成長を続け、時間は戻らない
他にも家族で過ごす時間。
働いている時でも、子供の相手をする時間はある。
しかし、長時間の残業をしていたり、それで休日疲れて寝込んでしまう。
土日に関しては、自分の時間が普段からないため、そこは子供のためではなく自分に使いたい。
そうすると、子供と過ごせる時間は減ってしまう。
子供は生まれてから、せいぜいが高校生になるまでの15年間程度しか親と過ごしてくれない。
自分で楽しいことを見つけて、そして、友達と遊んでしまう。
だから、子供と過ごせる時間は短い。
男性の場合は、平均として33歳に第一子を授かる。
つまり、15年後は48歳。
第二子の場合は35歳。
こちらでも50歳。
この時までにFIREを達成していないと、子供と多くの時間を過ごすというのが実現できない。
一方で、40歳でFIREしたとすれば8年間。
60歳まで働こうものなら、子供はとっくに成人をして家にいない。。
その時間を仕事に使っているのであれば、子供と過ごす時間はなく、子供の教育費を払っているだけの存在になる。
FIREで仕事を辞めていないとしても、経済的に自立さえしていれば、自由な時間を得られる仕事に変えることもできる。
給料に縛られない仕事選び。
これによって、毎日定時で変えることができるかもしれない。
そうすれば、平日に子供と過ごす時間が得られる。
休日も、疲れ切って寝ているという事はない。
もっと言うのであれば、週5日働かなくてもいいかもしれない。
60歳まで働き続けるとなると、いろいろ考えて週3日だけ働くという選択肢を選ぶのは難しい。
仕事を失ってしまった場合などに困る。
しかし、経済的に自立していればそんなことは、問題にならない。
FIREで一番考えるべきこと
FIREした後は何をするか?
という質問は、自分の自由な時間があったとしても何もしたいことがない人の発言と言える。
限界まで働いて、そのまま健康寿命を迎える。
そして、経済的に自立してないので、定年しても特に何かにお金を使えない。
働き終えた後は、ただお金を使わず時間を消費する。
だから、FIREして自由な時間を得ても意味がない。
そこに疑問を持つ。
FIREで重要なのは、RE(早期退職)ではなくFIの方。
正直、FI(経済的独立)さえしてしまえば、退職はせずに自由な仕事を選ぶという選択ができる。
ギリギリではなく、しっかりとFIしていれば、自由な時間にお金に縛られずに、好きなことができる。
好きなことをできるから意味がある。
やりたいことがあるから、仕事にあまり時間を使いたくない。
そして、それにお金を使わないのであれば、ギリギリのFIREも有り。
しかし、FIREしたことで、お金がギリギリで結局のところやりたいことができない。
これでは意味がない。
3000万とか、5000万程度のFIREは、実際のところ極限まで出費を減らしている。
その分だけ自由な時間を得る。
その自由な時間でお金がかからないやりたいことがある、これなら成立はする。
一方で、普通に過ごし、普通に出費する。
そして、海外などに旅行もしたい。
そういうFIREの場合には、しっかりと資金が必要。
推定で1.5憶円程度。
この場合は中々、到達に時間がかかる。
結果的に50歳くらいまで引っ張ってしまう。
それでも、70歳まで働いて、2年の自由な健康寿命を生きる。
50歳から72歳までの22年の自由な健康寿命を生きる。
その差は10倍。
そこに価値を感じるか?
あとは中間で、40歳~45歳くらいまではがっちり働く。
その後は、自由な働き方を選ぶ。
FIREにも色々な選択肢がある。
時代によって変わってきた早期退職の意味
FIREの年齢を何歳に置くか?
ここをまず考える。
今の時代でいえば、もはや60歳で退職するのでさえも「早期退職」と言える。
普通に65歳までは働く人が大半。
一方で60歳ではなく50歳までに離職を目指す。
これでも結構なFIRE。
更には40歳や30代でのリタイア。
これは資産運用でリターンを得られる期間が短いので、相当難しい。
が!!
人それぞれ、行きたい生き方がある。
FIREを目指さなくてもいい。
ただし、資産形成を行わずに70歳働く。
老後2000万円なんて貯まらない。
そんな生き方が正しいとも思えない。
実現手法は素晴らしい夫婦でFIREだが、低年収という編集が加えらえて台無し
https://aoi345.com/finacial-independenc/fufu-fire/