[自分の人生は自分で決める]経済的自立を果たし、好きなように生きる

FIREという言葉が割と流行している。
このホームページもLet’s FIREです。これを目指しましょうと言っています。
せっかくなので、この話に参加していきたいと思います。

私は働く上での目標としては良い目標だと思っています。
が、不思議とFIREは割と批判が多いようです。
正直、FIREした人への嫉妬が大半だと思うのですが、経済的独立を果たした人でも批判派は結構います。

例えば、FIRE=FINと否定的な言い方をする人もいる。
これは経済的独立NEETと言っているのです。
就学、就職、就職訓練も行っていないのがNEET。

これ、そもそもの話、人類が生きてきた歴史の中で、会社に所属する事を社会的意義として生きてきた時代は短い。
それを「善」という前提で、それこそが正しいという発想は、社員をこき使ってお金を稼ぎたいだけの経営側の思想に感じる。。
人間というものはそもそも、社会的拘束なく自由に生きている状態はNEET。
良く言われるNEETが批判の対象になるのは、その自由さにある(結果)のではなく、何も生み出さないという部分ではなく、何もしないために誰かの世話になり、迷惑をかけている点(原因)。
FIREは過去の自分の努力の上に成り立っているので、これを同様にNEETとして扱うのはただの悪意でしょう。

だからと言って、私が「経済的独立を果たしたら即仕事を止めるのが良い」とも思っていない。
私が考える大事なことは仕事を止める事ではなく、「気に入らなければいつでも仕事が止められる状態」です。
この状態にないという事であれば、「とにかく生きるためには働くしかない状態」です。(選択肢がない)

それが素晴らしいことであるとは思えない。
働いても、働かなくても良い状態だったとして何をするか?何をしたいか?
その結果として何らかの「組織に所属して仕事をしたい」のであればそれはそれで良い。
(例えば、私は、もう少しで1億を達成しそうですが今の仕事は楽しんでやっているので仕事を止める事はないです、妻も同様で共働き継続です。まぁ、私のいめーじする経済的独立には最低でも1.5億はないと辛いだろうなと思ってますが・・・)

そうしたくないなら、そうしなければ良い。
極限まで生活費を絞り込んだ経済的独立であれば、結局のところは選択の自由が無く、ただ働かなくても良いというだけなので幸福には思えない。
しかし、余裕をもって経済的独立を果たしている状態であれば、海外に旅行も行ける。
そして、そこで何らかの新しい発見や出会いがあるかもしれない。

それによって起業する人もいるだろうし、それによって新たな人生の目標ができるかもしれない。
仕事をする時間の代わりに、家族と過ごす時間が増える。
趣味に没頭する事で、趣味から何かを生み出すかもしれない

「とにかく生きるためには働くしかない状態」でないからこそ、人生に選択肢が生まれる。(to Live my Life)
それが目指すべきFIRE
私にとって重要なことは「選択肢が増えること」です。

経済的独立を果たしたからと言って、特に何も変わらなかったという人が多い。(だから、経済的独立に意味が無いという人がいる。)
これについては、例えば資産1臆を経済的独立のラインだとして、その手前の8000万だった時と大きく何か変わるか?という話。
もちろん、変わる訳が無い。
1臆を貯めるには、毎年1千万貯めても10年。
それだけの時間をかけて資産は築かれていく。
そして、その9年目と10年で何かが大きく変わるという前提に無理がありすぎる。。

経済的独立によって何かが劇的に変わることを期待する事が間違っている。
それをしたいと考えるから、経済的独立と早期退職がセットになる。
そうでなければ、生活の劇的な変化はないから。
しかし、何も変わっていないようでいて、変わっていることはある

それが、仕事を止めるという選択ができること。
経済的独立をしていない状態であれば、仕事を止めたら次の仕事を始めなければならない。
だけど、仕事を止めた場合に働くことを選ばないという選択肢がある。
これが仕事を止めたいと思っていないときには感じてはいないけれど、確かに変わっていること
これは、明らかにFIRE・・・というかFIRE可能な状態にあるこのとメリットと言える。

一方で批判的な意見のFIREと言うのは、極限まで生活費を絞り、限界ギリギリの資産を作る。
そして、限られたお金の中で最低限の生活をする。
お金がないから、活発な行動はしない。
これをFIREと仮定して話をしている。
これだと、働かなくては良いけれど、それ以上に選択肢がない。
働いた方がむしろ、色々な生活の上での選択肢があるので、私にとってはこれはFIREではない

このように一概にFIREと言っても幅が大きい。
そして、それを合わせずに議論をするので賛成派と反対派の溝は埋まらない
ただ、埋まる必要もない。

と、言うのもいくら議論したところで、まず第一歩の経済的独立に到達する人は少ない。
特にそれが、若くして達成する人はわずか。
その多くの場合に他人の話で、自分に関係ないことの善悪を話したところで何の意味があるのだろう

FIREの正しさを論じるのならば、まず経済的独立を果たしてからにしてはどうかと思う。
そして、それは多くの場合に達成されないのだから、FIREの善悪の議論なんてほぼ無意味と言える。。

FIRE(Financial Independence, Retire Early)よりもFILL(Financial Independence, to Live my Life)を目指そうと思います。

FIRE:炎上(嫉妬で)
FIN:終わり
FILL:満たされる

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