FIREを実現したい人は多いでしょう。今回は、健康寿命を意識するとFIREをめざすことになるの記事を書きます。これで老後まで働き続けることを回避することができます。
- 健康寿命は男性で73歳。
- 多くの人が70歳を超えても働き続けることになる。
- どこかでFIREできないと完全に自由な時間は仕事に奪われる。
健康寿命と労働年齢
健康寿命について知っているでしょうか?下記のサイトによると「健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳」とのことです。
また、多くの人が何歳まで働こうとしているでしょうか?これは、下記の統計によると年々上がっていて、64歳以下で働いている割合が73%、65歳~69歳で働いている人が50.8%。64歳まで働いていて、65歳以降で仕事を辞める人割合を言うとその差分なので約30%(50.8/73)になります。
総務省統計局|令和5年版高齢社会白書
https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2023/zenbun/pdf/1s2s_01-3.pdf
これを言い換えると、7割の人は65歳になっても仕事を続けるということです。70歳~74歳で働いている人が33.5%です。これを64歳以下の73%と比べると約46%(33.5/73)になります。だいたい半分くらいなので、今働いている人は、70歳になっても半分程度の人しか仕事を辞めていないということです。
FIREを目指さないことの現実
さて、この事実を考えると、FIREどころか、65歳どころか70歳になっても働くことになるわけです。その一方で、男性の場合には健康寿命が73歳。つまり、健康寿命を迎えるまでは多くの人が働き続けているということになります。
ここにFIREを目指す意味があります。人生は100年時代ではあるけれど、健康寿命の73歳までの人生を考えると、65歳で定年した人は8年間が仕事をせずに自由に過ごせる時間。一方で40歳でFIREを実現した人は、23年間が自由時間。約3倍の期間になります。
人生を仕事で過ごすことで充実感を感じられるのであれば良いでしょう。しかし、そんな人はいないと思います。一方で、FIREということで仕事を辞めるのではなく、特に働かなくても困らないから、仕事を選べる立場で好きな仕事だけする方がいいのではないでしょうか?
若いうちに苦労して節約してお金を貯める人生なんて楽しくないって思う部分もありますが、それによって健康寿命まで働かざるを得ない人生が楽しいとも言えません。だから、無理はせずにFIREは目指しておくべきことです。目指して、FIを達成して、その上でREするかは自由です。
実際に資産形成をしようしている人は少ない
さて、そんなこと言われても資産形成なんてできないよ!って思う人も多いと思いますが、実際に何かしているでしょうか?
スマホは格安SIMやオンラインプランにして削減しているでしょうか? (36.3%)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000080584.html
保険の見直しはしているでしょうか? (生命保険加入率:約80%)
車を持たないように努力しているでしょうか? (車保有率78%)
ふるさと納税は利用しているでしょうか? (37.6%)
iDecoを利用して節税いるでしょうか?(2.6%)
NISAを活用しているでしょうか? (24.2%)
新電力を利用しているでしょうか? (18%)
このような感じで、ほとんどの人が出費や税金を抑える努力は特にしていません。面倒くさいからです。そして、その面倒くさいのために健康寿命まで働き続ける人生を送ることになるかもしれません。だから、面倒くさがらなければ資産形成はできるのです。
まとめ
今回は、健康寿命を意識するとFIREをめざすことになるについての記事を書きました。ポイントをまとめると下記の通りとなります。
- 健康寿命は男性で73歳。
- 多くの人が70歳を超えても働き続けることになる。
- どこかでFIREできないと完全に自由な時間は仕事に奪われる。
つまり、老後も楽しい人生を送るにはFIREを目指すことがおすすめです。そのため、具体的に行動しましょう!
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