私の主力株クニミネ工業について |
久しぶりの投資法に関する記事です。
コロナの時代にオススメしたい投資方法
https://aoi345.com/finacial-independenc/corona/
優待銘柄をメインとした分散投資に飽きてきて、最近は銘柄集中を進めています。
で、私名義のSBI証券の株式のみで言うと5000万ほどの評価額なのですが、そのうちの2000万ちょっと=約40%。
その他の資産も含めても8000万程度なので、2000万は25%です。
1つの銘柄でこれだけの割合を持ってしまっている。
この会社に何かあれば私の資産は大きなダメージがあります。
その銘柄がクニミネ工業です。
ベントナイトという特殊粘土の国内最大手です。
最大手とはいえ、そもそもが小さい業界。
競合も大きな会社が無いような業界です。
実質的には①独占的な企業です。(基本的に製造業であること)
この部分が非常に気に入っていることろ。
この粘土ですが用途が色々あって、主には建築資材なのですが、農業部門や原発などの廃棄資材としても使える。
この放射線廃棄が異常に伸びたりするわけです。
そもそもとして、この特殊粘土自体の価値がなくなるような商品が出ると、一気に危険になります。
が、この会社は時価総額が180億程度と②低い時価総額の会社になります。
このポイントの利点は2つあって、大手が参入するほどには投資効果のない小さい業界で、その小ささこそが参入障壁になる。
特に業界が育ち、会社が他社が入れないくらいまで育つまでは・・・。
あとは、大手投資家が投資するには値しないことです。
機関投資家が投資するような大型銘柄は、何か自分で気が付くことがあってもそれ以前に機関投資家が気が付くわけです。
基本的に、すべてが手遅れ。
勝てるわけがないのです。
これは私などの個人投資家にとって非常に重要なこと。
機関投資家には挑まない・・・です。
大手企業の株を買うのが安心という人が多いのですが、それって、機関投資家に勝負を挑むってこと。
そんなことするよりは、中小企業の機関投資家が手を出さない銘柄に手を出す方がマシ。
よく知っている商品の会社を買いましょうっていうのがありますが、これについても私は賛同しかねます。。
自分だけが知っているような会社ならまだしも、みんなが知っている会社の株を買っても手遅れでしょう。。
大きく上がることはなく、みんなに飽きられてしまうと大きく下がることもある。
ミドルリスクローリターンです。
このクニミネ工業ですが、PER9倍、PBR0.8倍の③成長中のバリュー株です。
基本的に割安株が好きなのですが、これはどっちかというと下値の安心感です。
不人気株は年中割安。
割安が見直されて割安ではなくなるには、何かバズるきっかけが必要です。
そして、そのようなことはめったにありません。
ただ、元が割安なだけに業績が多少悪くても大して下がらない。
これが重要で、だからたくさん保有できます。
成長株投資はこの点が底が知れない不安感があります。
クニミネも実際のところ年中割安株で維持しているのですが、10年間で300円程度だったのが1200円と4倍に成長。
会社自体が成長しているからです。
しかし、今も昔も割安株のままであることは変わりはない。
大切なことは、割安なままで株価が上がることもあるということです。(バリューなだけの株はダメです)
あとは、④継続的な成長性も重要視しています。
利益面も大事ですがとくには売り上げ面です。
何か大きく投資をすると利益は削られることがあるので、そこの安定性はある程度は仕方ないと思っています。
この売上データですが直近3年とかではなく、できる限り長く見ます。
ここで活躍するのがマネックス証券の銘柄スカウターです。
マネックスは本当にツールが素晴らしいです。
特に長期視点で見るときに。
他にも10年スクリーニングなども非常に良いです。
機会があれば紹介します。
さて、銘柄スカウターですが、これを使うと2007年3月期~の売上推移を見れます。
なんと15年間。
この範囲で重要なのがリーマンショックをまたぐことです。
2009/3と2010/3あたりがリーマンショックの影響。
このあたりが売り上げの減少になるのはある程度仕方がない。
としても、その下がり方。
これが大きいと問題。
で、もう一つが利益面。
これも落ちるのは仕方がないが、その落ち幅が問題。
赤字にまで落ちるようだと流石に避けた方が良いです。
この15年チャートでは売り上げは基本的に一直線で右肩上がり。
利益に関しては多少はガタガタしても、右肩上がりであること。
この成長が大きすぎるのも注意で、成長が止まった瞬間にガタっと株価が落ちる。
そんな大きな成長がいつまでも続くことはないのです。
だから、成長はしているけど大きすぎない程度に安定的に成長が理想的です。
そして5つ目が⑤借金状況です。
今回は書ききれないので5つまでにしておこうと思います。
この部分もやはり下値安心感です。
とにかく、大量に投資するので爆死だけは避けたい。
大きく上げることよりも下がらない事。
基本的に利益剰余金がマイナスだったり、有利子負債が莫大だったりする会社は避けます。
超成長企業ではありえることで、そこからの成長で取り戻せる。
テンバガーを目指すならありなのですが、私は目指していませんので。。
たくさんの敗者の中の勝者を選び出す能力があるならいいのですが、外れると会社自体がなくなるわけです。
そこに資産を投下は難しい。
投資するにしてもちょっとが限界です。。
借金に関していうとそれだけではなくて、、キャッシュフロー計算書の現金やフリーキャッシュフローも重要。
これが無くなると黒字倒産になるわけですから。
で、絶対的にいくら?という部分ではなく動きです。
現金やフリーキャッシュフローが右肩上がりになっているかが重要です。
これがまだプラスでも減っているようだと危険です。
公募増資などされたら、株価が落ちるので非常に重要。。
しかし、このクニミネに裏切られたのが2018年の自社株売り。
キャッシュもあるし、負債も少ない。
投資するにしても外部から調達は不要なわけです。
が、2018年に1400万株に対する100万株の売り出しで、20%くらい株価が落ちて衝撃でした。
その後で150万株ほどの自社株買いがあり、結局のところ買い戻したのですが、償却していない自社株の怖さを知りました。
これをまたしないか?が一番の懸念です。
何しろ、不要なんですから・・・。
まぁ、その資金で今の成長があると信じで我慢です。