ついお金を使ってしまう。
お金がないと、少しお金が入手できるとつい使ってしまう。
一方でお金が貯まり始めると、お金を手に入れたからと言って使わない。
結果的にお金が貯まるようになる。
いくらくらいの金額が貯まれば貯まり始める・・・ってなるかですが感覚的には少なくとも200万。
できれば300万くらいでしょうか。
月に30万使うとすると10か月分。
100万ちょっとだと、給料日とボーナスが近いと一気に到達してしまう。
200万も、数か月の我慢だけで到達する。
一方で300万となると、貯蓄の習慣がつき始めないと到達しにくい。
もちろん給料による。
そして、貯める習慣があれば貯まる。
そのためには使う習慣をなくす必要がある。
私も働き始めて2年間くらいは使いきってました。
もともと、お小遣いなども使い切ってしまうタイプでした。
主に車関係。
高級ナビをつけたり、ホイールを載せ替えたり。。
周りが車好きが多かったので、自然とお金を使っていました。
貯まったと思ったら、車をぶつけて修理費で消えたり。
幸いだったのは借金しなかったこと。
車は中古車。
新車をローンで勝っている人もいましたが、現金払いのそこそこ安い車を一括払い。
中古車だろうが愛着は持てるし、お気に入りの車が買えました。
で、そんな私がお金を貯め始めたキッカケ。
大学卒業が2004年 3月、その2年後なので2006年からです。
インターネット証券が盛り上がったあと、ようやく落ち着き始めたころ。
安い手数料で、しかも手軽に株式が買えるようになっていました。
この頃はライブドアが無限の成長を期待されている中、いきなり上場廃止となったころです。
会社の同期にもライブドア株に手を出した人がいて、痛い目に遭っていました。
これで痛い目に遭って、「二度と株なんてやらない」と言っていました。
この時に失ったお金よりも、二度と株なんてやらないと早々に決めてしまったことが失うものが多かったように思います。
私はライブドアには手を出さなかったものの、最初の投資では50万の投資が10万円になるという、超痛い結果でした。
(あらゆる指標、チャートを見ずにこの会社は今後は伸びる!っという思いだけで投資してました。)
さて、その後ですが、株式市場にはサブプライムローン問題が勃発します。
さらにリーマンショックへとつながります。
2006年から2008年にかけては、株価が落ち続ける状況。
最近では、コロナショックだろうがロシア侵攻だろうが株価がすぐ戻ったのに、この時は2年間落ち続けました。
そんな中、私は投資を続けていました。
続けられた理由はマイナスになった時の投資資金が少なかったこと。
結果的に下がった分よりも、追加金額による影響が大きい。
だから率では大きなマイナスですが、額としては取り返せないレベルではありませんでした。
さらに、その後はボーナスくらいから、とにかくボーナスはすべてを株に突っ込み始めました。(給料は高くないので、ボーナスが限界)
最初のマイナスは大きかったものの、金額をどんどん積むことでマイナス分を取り返しました。
50万が10万(-80%)になって、40万の損失。
300万の投資が、15%のプラスとなって45万の利益。
これによって、ようやくプラスに転じる。
こんな感じでした。。
マイナスを取り返そうとしたというよりも、地道に積み上げた。
なお、損失をすぐに取り返そうと信用取引は行わず、今に至るまで1度も行ったことがありません。
その点も良かったと思います。
違うのは、PERやたPBRなどさえ見なかった(知らなった)ので、その辺の基礎知識を身に着けたこと。
そして、株投資の本質を知るために最も株で成功した人物(ウォーレンバフェット)の本を読み漁ったこと。
成功からの逆算。もっとも上手く投資の結果を出した人の投資方法を学ぶ・・・です。
その時に選んだ投資家が違えば、その後の私の投資スタイルは大きく違ったことでしょう。
自分の理解可能な会社に長期投資する。
長期的に利益出せると思える会社に投資する。
割高になっていない会社に投資する。
ゆえにバリュー株の中で成長が続きそうな銘柄を選びました。
そして、個別株の集中投資です。
これが結論としては当たったので損失を取り返したわけです。
最近では、この投資スタイルは変わりました。
まずは株主優待投資。(海外株、イベント株と来て、現在は海外株の投資信託)
吉野家、コロワイドなどの銘柄。
コロワイドは30万円程度の投資で毎年4万ポイント付与されるので超高還元率でした。
その頃の株価は低迷していたのですが、優待は同じでした。
なので、外食しまくりがこのころからスタート。
投資によるリターンが非常に感じられました。
とにかく、ボーナスを突っ込みまくったわけですが、お金を使い切る習慣の私が株式を続けられた理由。。
それは、「ボーナスで株式を買うこと」をお金を貯めるという概念ではなく、「株式というものを買うこと」だと思っていたからです。
そして、それのコレクションをしているのです。
そうすると外食が無料でたくさんできたりの特典が付く。
この特典が欲しくてさらに別の株式を買うのです。
つまり、お金は使っているという感覚です。
貯蓄体質の改善がないまま、株が増え続ける。
株は、ものではあるけれど権利書のようなもの。
容易に現金化できます。
さらに、常に時価が更新される現金に近しい物。
それが、売ると現金になり、売らなくても資産の一部として計算される。
だから、貯蓄体質がなくお金を使ってしまう人は「株式を買う」という支出を増やす。
これで貯蓄体質ができないまま、資産を増やすことができるようになると思います。
原資は必要なので給料アップのために転職をしたものの、支出を増やさなかった点も重要でした。
ダイヤモンドZAi(ザイ) 2022年 3月号 お金持ちになるにはどうしたら良い?
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