[日経平均過去最高]今の相場はバブルだから投資すべきではないのか

 株価が上がったから株式投資を始めたい人は多いでしょう。今回は、今の相場はバブルだから投資すべきではないのかの記事を書きます。これでいつ株を始めるのがよいかを知ることができます。

目次

日経平均株価が過去最高値を更新

 最近の株式は絶好調です。NVIDIAの株価が上がった影響で日経平均が過去最高値を更新しました。さらに、日経平均の先物の価格を見ると週明けには4万円を超えそうな勢いです。2020年にコロナで2万円を切った株価がその2倍ということで4年で2倍という勢い。

 しかし、株価が上がったのは半導体を中心とした銘柄群で、個人的にはそこまでの恩恵を頂けていない印象です。1月はよかったのですが、2月は特にその印象があります。私の銘柄は高配当銘柄中心なので、新NISAの恩恵にあずかりたいところですが、あまりパッとしません。下記のランキング見るとJTとか人気っぽいんですが2月はイマイチですね。。

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海外投資家が売り始めると危険信号

 年明けから買いまくっているのは、新NISAを中心とした国内投資家ではなく、海外投資家です。年始早々に国内投資家は大幅に売り越していて、この上昇相場の恩恵を捨ててしまった人も多い模様。これこそが新NISAの影響な気がします。具体的に言うと、手元の国内株式を売ってS&P500やオルカンなどの海外投資信託を買ったのでしょう。

 この動向で気になるのは海外投資家の買い越しが落ち着いたところです。結局、海外投資家が買うと株価が上がり、売ると株価が下がる。国内投資家はその逆を行ってしまうというわけで、海外投資家が売り始めるとそろそろ株の上昇の一服感が出ます。

Bloomberg.com
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ドル建て日経平均の過去最高値41,970円

 そうは言っても、国内の視点で見ると日本株は最高値ではあるのですが、ドル建てでみると$265.31。2021年2月の高値である$279.6よりは安いわけです。海外投資家が株価を決めるのであれば円建て価格よりもこちらが重要でしょう。

 それゆえに、日経平均の円建てで見る過去最高値も4万円も特に壁らしきものはなく簡単に突破しそうです。ドル建てで考えた時の壁を考えると$279.6ですので、円で換算して41,970円。この辺りは多少海外投資家視点で意識される株価でしょう。逆にこの株価まではスルッと上がるでしょう。さらに、この株価を超えれば、いよいよ壁らしいものは一切なくなります。

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乗り遅れた人は乗り遅れた銘柄に投資せよ

 これらの状況を踏まえて、今の株価相場に乗り遅れた人が今から相場に乗るのはどうなのか?ですが、今からすぐに始められるのであれば同様に乗り遅れ銘柄への投資がいいと思います。すでに株価上昇に乗り終わっているのが理想ですが、そうでなければこの手がいいでしょう。

 具体的には、株式のチャートで年末ぐらいまではユックリ株価が上がっていて、そのあとも今年の1月2月の急激な上昇速度にはおいつけず、株価が横ばいで足踏みしていたり、少し上がったかなという程度の銘柄です。基本的に株価は一時的には業績との乖離は出るのですが、徐々に平準化されていくので業績が良い銘柄ならば日経平均株価並みにはしばらくすると追いつくことが多いです。

上昇相場に乗れなかったならば長期・分散・積立がベスト

 あとは、素直にこれらの相場を全く気にせずに、ドルコスト平均法でオルカンやS&P500への投資を続けるということでしょう。日本株は過去のマイナスの清算の意味でさらに上昇をするかもしれませんが、その逆もありそう。だから、この上昇相場に乗れなかったことは気にせずに投資信託を積み立て

 そもそも理屈的に長期的な期待値としては、長期・分散・積み立てが良いわけです。この方針であるにもかかわらず、何かのブームが来た時についつい手を出してしまう人は、高値をつかんでしまう。そして、下降局面では損切できずに塩漬けにしてしまう。典型的な負けパターンになります。

 そのため、今の上昇相場に対してすでに乗れなかったということを素直に受け入れて、あきらめるの方が安全。今の上昇相場に乗れた人は、こういったブームが来る前に株を変えていたわけで、特に上昇相場だから買った人ではないのです。今は半導体ブームで、半導体に手を出せばどこかで大幅下落。そして、その時に別の産業の銘柄が何らかの理由で暴投。上昇相場に実際に乗れるのは、こういった別の今後に株価が上がる産業に今の内から手を出せた人になります。

まとめ

 今回は、今の相場はバブルだから投資すべきではないのかについての記事を書きました。ポイントをまとめると下記の通りとなります。

  1. 日経平均は円建てだと過去最高だがドル建てでは過去最高ではない
  2. 乗り遅れた人は乗り遅れた銘柄への投資が良い
  3. 上昇相場に乗れなかったのは素直に受け止め、長期・分散・積立がベスト

 つまり、今の上昇相場に乗りたい人には焦らず乗れなかった現実を受け止めるがおすすめです。そして、淡々と長期・積立・分散投資をしましょう!

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