資産1億のリアル⑤最高の投資タイミングでは誰も投資したくない

 資産1憶を手に入れたい人は多いでしょう。今回は、株式投資を始めるタイミングは来ないの記事を書きます。これでお金持ちに一歩近づくことができます。

  1. 過去を振り返ると、最高の投資タイミングは誰もが株式投資したくない時だった
  2. 自分の頭で考えて行動しないことには、株式での成功は掴めない
  3. 現在はオルカンが正解かもしれないが、今後に変更される可能性はある
あおい(管理人)

みんなが一番買いたい時が最悪のタイミングです。

目次

日経平均株価の長期推移

 1949年の日経平均株価は176.21円で、75年後の2024年5月7日時点の38,835円と比べて220倍になっている。1年辺りで約2.9倍という計算になる。220倍という金額は100万円が2.2億円に増えるということ。一方で1990年の高値である38950円から2008年の6995円と18年後に82%下落も記録している。

 1986年から1990年までのイレギュラーな株が上昇がなければ安心して買えそうなものですが、ここまで激しい下落があると株は簡単に手を出しにくいものになります。また、バブル崩壊の1990年からアベノミクス相場が始まる2013年までの23年間は低迷していて、その期間が非常に長かった。

 バブル崩壊後に株式投資を始めるというのは、なかなか胆力のいることでした。私の場合には少し株価の上がり始めた2005年ごろが投資デビュー。そして、2008年に見事にリーマンショックに出くわします。結果論から言えば、このリーマンショックの下落で株式投資をやめないことが大事でした。

 リーマンショック後の2008年からアベノミクスまでの2015年に投資資金を積立ていれば、2013年からの株が上昇の恩恵を全力に受けることができました。私の場合には運よくこのパターンでした。

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誰も投資したくない時期が最高の投資タイミング

 2005年に日本株に投資しようとした場合の株式チャートは下記の通りです。日経平均株価が10000円でようやく底打ちしたようにも見えますが、5000円以下に落ちて行けそうにも見えます。そして、この頃はライブドア株が盛り上がり、そして盛り下がったという時期でもありました。

 ライブドア株に手を出して死亡、そして、その後も株式をやり続けるもリーマンショックという絶望。私の周りの多くの人が株式投資は二度とやらないと言っていた時期でした。

 そんな中でも株式投資を続けます。リーマンショックから5年間も株価は低迷を続けました。株式は上がる気配がありません。それでも私は投資を続けました。そうして、ようやくアベノミクス相場で市場の流れが変わります。

 流れは変わったのですが、私の周りではリーマンショックのような事態が起これば、また株価が1万円くらいに下がりそうだと言われていました。そのため、だれも株式投資は始めません。それでも私は投資をし続けます。

 そして、いまだに私の周りの人は株式投資をすることはなく、現在の株価は下記の通りでようやくバブル後最高値を更新します。バブル後の最高値更新で、またバブルがはじけると怖がり、それでも株式投資を始める人はあまりいません。

 つまり、周りの意見に流されるといつまでも株式投資は始められないのです。

 さらに言えることは、他の人が株式投資なんて危険すぎて絶対に損するからやらない方が良いと言っていたような時期は、最も良い買い場でした。具体的にはリーマンショック後の5年間(2009年~2013年)です。

 周りの意見は参考程度にして、自分の頭で考えて行動することによってしか、良いタイミングでの投資はありえません。自分で考えず、他人の意見に流されて行動するような人は、株式投資は向いていないのです。

投資信託の信託報酬の大幅値下げ

 今は、全世界株式や米国株式のインデックス投資が全盛です。しかし、当時は投資信託は、なんとなく騙されている人が買うような代物でした。

 というのも、日経平均やTOPIXに連動した投資信託などは信託報酬が0.3%未満と安めではあったのですが、海外株式の信託報酬は0.5%などが普通。さらに新興国が含まれるような全世界株式の投資信託であれば、インデックスのようなものでも信託報酬1%がザラでした。買付手数料なども普通にありました。

 だから、当時は株式現物保有で信託報酬をかけないことが是でした。昔から株式投資をしていて、投資信託で資産を作ったという人はあまり聞かないのは、これが理由だと思います。それでも海外株式のリターンは大きいので、信託報酬を無視しても大きなプラスではあったと思います。

 今の時代は投資信託が信託報酬の値下げ争い。さらに海外株式の信託報酬も値下げ。為替手数料の値下げ。最初はETFは信託報酬が安いからいいと言われたものですが、今では投資信託の信託報酬も大きく下がったので、ETFの魅力は激減。

 全世界株式の投資信託が信託報酬0.1%未満になるなどは、当時としてはあり得ない水準です。だから、今は素直にeMaxisSlimの全世界かS&P500が正解になっています。最終的に高配当株に投資したいのであれば、個別株投資の経験は役に立つのですが、最初から最後までオルカン一本で投資は終わるパターンが今の最適解なので、もはや投資の知識は不要になりました。

 しかし、海外株式(特に新興国を含む)の投資信託の手数料が異常に安くなったのと同じく、今後も投資のルールチェンジはあり得ます。そのためにも、自分で考えて行動する習慣が必要になります。

まとめ

 今回は、株式投資を始めるタイミングは来ないについての記事を書きました。ポイントをまとめると下記の通りとなります。

  1. 過去を振り返ると、最高の投資タイミングは誰もが株式投資したくない時だった
  2. 自分の頭で考えて行動しないことには、株式での成功は掴めない
  3. 現在はオルカンが正解かもしれないが、今後に変更される可能性はある

 つまり、資産1億を手に入れるには他の人とは異なる選択がおすすめです。そのため、自分で考えて行動しましょう!

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