すかいらーくの優待は年2回。
6月末と12月末。
次の優待取りの時期が近づいています。
優待の中身は下記の通り。
年間2回なので、年利回り2倍です。
飲食代割引カード
2,000円相当100株以上
5,000円相当300株以上
8,000円相当500株以上
17,000円相当1,000株以上
そして、配当金。
無配転落したものの、復配。
年間14円。
となると、次の中間配当も出るかもしれません。
中期を10円で見ると年間の配当は24円。
8月のボトムは脱したものの現在の株価は1,532円です。
優待は1000株で、17000*2=34000円。
1株で34円。
配当金は14円。
合わせて3.1%程度の利回りです。
また、中期の配当が復活して配当が年間で24円とみる。
そうすると合わせて3.8程度の利回りになります。
これでは美味しくはない。
思い出すのが、下記のリリース。
2020年09月10日 適時開示 株主優待制度の変更に関するお知らせ
これが、悪名名高い優待改悪です。
36000円から17000円への半減よりさらに少ない悪化。
株価も落ちてダブルショックです。
再上場で無理な優待をしていたこと自体が、すでにグレーではあったのですが、一応は利益出ていた。
さらに、優待もだいぶもらったのでそれでも満足ではあります。
さて、この改悪はコロナの影響として、コロナが終わったら回復するのか?
それは判らないのですが、直近はないかなと思います。
黒字転換して、復配したので「優待廃止はない」と思います。
しかし、上記の通り配当りまわり3.2%以上の銘柄はたくさんある中ですかいらーくの優待。
これは用途が限定されている。
配当と違って税金がとられにくい傾向はあるものの、さすがにイマイチ。
となると、優待の倍増復活。
これは、目指してはいるでしょう。
しかし、スグはない。
これについては下記の資料を見ましょう。
2021年11月12日 適時開示 2021年度第3四半期決算説明会資料
これの3ページ目。
74億の利益。
時短協力金233億。
つまり、時短協力金なしでは赤字です。
業績の上方修正しているものの、多くはコレになります。
そして、時短終了。
これは営業時間の回復とともに、時短協力金の終了も意味する。
さて、外食消費は復活するのか?
時短前よりは復活。
コロナ前ほどは復活しない。
ここら辺が着地点でしょう。
一方で、体力のない中小の飲食店はつぶれた。
これは生き残った外食店にはプラス。
しかし、中小企業向けの給付金。
これで、ゾンビのごとく生き残ってもいる。
実際に倒産件数はコロナにより減っている。
まとまめると、リベンジ消費というほどには盛り上がらないと見ています。
デリバリーは一度登録したら、便利。
ゆえに今後もある程度は活用が続く。
そして、その分は外食が減る。
もちろん、デリバリーに事業を拡大している会社はそのマイナスは吸収できる。
結局のところ、個々の企業によって復活するかしないかが決まる。
大手のすかいらーくは潰れることはないでしょう。
一方で、目覚ましい復活を遂げることもまたない。
大きく変化の可能性は低い。
つまり、優待は廃止されないけど、復活も当分はない。
のんびり含み益の利益確定で税金払いたくないなら持っておいて良い。
優待の復活を待ち、含み損の復活を待っているなら、さっさと売った方が良い。
新たに買うには、利回りの魅力は乏しい。
これがすかいらーく株との付き合い方でしょう。
【危険すかいらーく優待廃止!?】今年の優待の改悪やその他の外食銘柄も調査
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