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[コロワイドとアトム株主優待廃止リスク]倒産や優待廃止はありえるか?

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2024年5月11日、新着記事

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アトム株主優待大幅改悪も廃止せずストップ安の株価はどこまで下がる? アトム株の優待改悪の今後を知りたい人は多いでしょう。今回は、アトム株主優待変更は大幅改悪も廃止せずの記事を書きます。これでアトム株の保有継続判断をすることができます。
目次

まずはコロワイドの株主優待廃止があるかを確認

まず、コロワイド
2020年3月期、2021年3月期。
赤字。

営業利益と純利益ともに赤字です。
それにもかかわらずの優待継続。
今のところの大きな裏切りは有りません。

利益剰余金-180憶円、有利子負債-1350億円。
まぁ、基本的にThe ENDではあります。

ただし2018年3月期までは売上は右肩上がりでした。
利益面では2017年3月期以降は売り上げに対して、悪化。

かなり経営的には良くないのですが、現金を見ると増えています
キャッシュフローも営業CFはプラス、投資CFと財務CFがマイナス。
ここら辺は悪くないのです。
つまり、倒産はしない。
M&Aで株券を持っていて、それを売ったからですね。

コロワイドのリターンをチェックしてみる

2018年3月で1株利益が13円に対して配当が5円。
2019年3月で1株利益が6円に対して配当が5円。

配当だけで大分、限界状態。
現在の株価は2,026円

株主優待は500株で40000ポイント。
1株80ポイント。
つまり、配当と優待で85円。
配当と優待の合計の利回りは4.2%

とは言え、優待なので大株主は実質的に優待は配らなくて良い。
浮動株 61.5%で計算しても1株50ポイント+配当5円。

それでも1株利益5円~13円の利益で55円。
つまり、もともと無理筋。
そこに来ても優待は廃止していないので、死ぬまで廃止しない覚悟でしょう。

が、その覚悟に相乗りは危険、株価が下がっていない今のうちに逃げておく方が良さそうです。
とりあえず、アトムなど子会社の株を手放す事で資金を調達するでしょう。
これは、長期的には成長阻害要因。
成長前提の無理な優待で、優待利回りもそこまで高くないので、もはや魅力はないですね。。

次にアトムの株主優待廃止があるかを確認

で、その売られる方の株のアトム
既に3月に一発やられてダメージあり。。
さらに売られることになると本当に辛い。。

こっちは、2020年3月期は黒字。(純利益では赤字だけど)
しかし、2021年3月期は赤字。
まぁ、手放して売れるくらいの会社でないと資金調達はできないですものね。。

コチラも赤字ではある。
売上は2018年がピークも、そこまで落ち込まず。
コロワイドグループとしてはソコソコです。

アトムの業績と株価から考えてみる

で1株利益。
2019年3月以降は赤字、2018年3月で4円。
配当は2円。

100株で4000ポイント/年は1株40ポイント/年。
優待と配当で42円。

株価は779円。
利回り5.4%
直近の株価が落ちたのでこちらの方が良いです。

こっちも赤字になる前から問題でした。
利益剰余金マイナスも、有利子負債いっぱいも。。
しかし現金はあるので速攻つぶれる事はない。

コロワイドに比べて、こっちの問題点は、またコロワイドが株を売るかもしれないという事です。
コロワイドの保有割合は41%で過半数を切ってしまっている。
優待についてはコロワイドと多くの浮動株の株主が賛成なので速攻で中止はない。
さらに株もどうせなら34%まで保有割合を落としてしまおうというコロワイドの売りは出る可能性がある。

アトム株の対策について提案

直近で株価が落ちたので非常に売りたくない気分ではあるけれど、これも今のうちに売っておいた方が良さそ
外食は売り上げに対してすぐに現金が手に入るのは魅力。
現金不足の倒産はすぐには起こりません。

が、お金を貸している銀行はどう思うでしょう?
黒字化の見込みが無くても成長し続けているから許した。
しかし、成長が止まったら黒字化を目指す事を求めます。
そのために優待廃止は手っ取り早い。
債権者発の優待廃止はあり得るわけです。

もう一つが、アフターコロナ。
客が戻る!と前向きな話ではなく、補助金などの対応が切れる。
こうなるとギリギリで生き残っている会社はどうなるでしょう?

これだけ、コロナで一部の業界では大ダメージが出ているのに倒産が例年よりも少ない
これは一時しのぎ的な資金供給がされているから。
しかし、コロナと言う大義名分が失われた場合には資金供給もストップ。

結論として言いたい事

ゾンビ企業は資金供給を続けてあげないと死んでしまう訳ですが、いつまでも資金供給しないと生きられない企業をいつまで助けるのか?
そういう視点で行くと、今のうちに潰せた企業はまだマシ。
債務が大きすぎて、つぶす事すらできなかった企業が資金供給停止で死んでいく。
打撃を受けた業界のアフターコロナの大規模倒産ラッシュはこれからです。

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