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[アトム株主優待廃止・改悪]株式保有者は保有を続けるべきか売るべきか?

 アトム株を持っているので株式優待を廃止/改悪しないか気になる人は多いでしょう。今回は、株式保有者は保有を続けるべきか売るべきか?の記事を書きます。これでリスクを知ったうえで優待のメリットを受け続けるか判断することができます。

 

2024年5月11日、新着記事

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目次

株主優待についての情報

まずは、株主優待の情報についておさらいします。

◆優待の内容

100株〜500株未満2,000ポイント(2,000円分)
500株〜1,000株未満10,000ポイント(10,000円分)
1,000株以上一律20,000ポイント(20,000円分)

◆権利確定日

9月末割当基準日でご所有の方 12月に発行
3月末割当基準日でご所有の方 6月に発行※保有が必要なのは「権利確定日」ではなく、「権利付き最終日」。
次が2021年9月28日で、その次が2022年3月29日。
→1000株で4万ポイント(2万ポイントの年2回)で、9月末と3月末に保有が必要。

◆ポイント有効期限

6月発行ポイント 翌年6月末日
12月発行ポイント 翌年12月末日※去年の6月に反抗されたポイントは2021年6月30日から2021年9月30日へ延長中。
→発行から1年が有効期限、ただし6月末までだったポイントは9月末まで延長されている。

◆ポイントの利用先

ステーキ宮、にぎりの徳兵衛、がんこ炎などのアトムグループのお店。
さらに、かっぱ寿司、コロワイドの居酒屋などでも使える。
ただし、牛角、フレッシュネスバーガー、大戸屋では使えない。
お得ではないけれど、肉、まぐろ、たらこなどと交換もできる。

https://www.colowide.com/ATUSER/login
→限定はあるものの、多くの店舗で現金の代わりにポイントで飲食可能。

◆株式情報

2021年7月21日
株価 770円
配当 2円→「1000株=77万円」で、優待「4万ポイント」と配当「2000円」のため5.45%の合計利回り。
1食1200円で年間35食。月に3回程度は優待で食べれるわけです。
3人家族で月1回、もっと行きたければ人数分の保有をすれば良いので、近くに店舗があれば非常に良い優待です。

◆業績

売上 2018年3月が最高で、コロナ前から下落基調。
経常利益 2020年3月は黒字を維持するも「2021年3月は赤字」
純利益 2019年3月で赤字、2021年3月まで赤字。
→2022年3月には純利益も黒字化を予想、売り上げに関しては2021年3月よりも回復するものの大きな回復を見込んでいない。

◆キャッシュフロー・負債

現金 概ね右肩上がりで資金ショートの心配は少ない。
営業キャッシュフロー 2021年3月にマイナス、財務キャッシュフローでカバー。
有利子負債 負債自体は増えている状況ではない、自己資本が削られている。
利益剰余金 マイナス
→営業キャッシュフローがマイナスになっているものの、手元の現金は潤沢で即倒産はない。有利子負債が多く、利益剰余金が無いので財務は不健全。

◆一株利益・配当・優待

1株利益 2017年3月で、0.3円 / 4.1円 / -2.4円 / -12.4円 / -10.0円
1株配当 2円
1株優待 40ポイント
→特定株50%、浮動株50%で見ると1株優待20ポイント。1株利益22円を出し続けられないと持たない。コロナ前から維持できない基準であることが問題。

株主優待の重要なポイントのおさらい

さて、重要なポイントを見直してみる。
①1株利益:マイナスが続いており、プラスの時でも4円程度
②1株配当&優待:浮動株割合を考慮しても22円程度
この時点で、基本的にNG

さらに、無理をして頑張れるかの視点
③財務状況:有利子負債いっぱい、利益剰余金なし、キャッシュフローがついにマイナス。
つまり、頑張れない

コロワイドグループは株主優待が最も期待されている。
そのため、即廃止という手は取れない。
一方で、債券者が無理な配当を続ける状況は受け入れがたい。

では、どうすれば良いのか?

つまり、良い着地としては「まず優待を半分程度に改悪」ではないかと思います。
(利益が上がらない場合のゴールとしては現在の1/5くらいが目安…、ポイントは自社利用なのでポイントの50%で換算)
すかいらーくグループがやったやつと同じイメージ。
そして、優待目的の株主が減れば株価下落はするものの、経営改善効果はあるでしょう。

さらに最悪のパターンがポイントは減らずに「割引券化」でしょうか。
現在はすべてをポイントで支払えます。
が、割引券になると1000円毎に500ポイントが利用可能・・・など。
原価率を考えると、アトムとしては非常に損失が減るでしょう。
まぁ、50%ならマシ。
我慢して使い続けるのもアリでしょう。

最悪なのはライザップ級の20%とか。。1000円で200ポイント。
そうなると、もう実質に優待廃止ですね。。

まぁ、50%程度の還元率の場合、こっちの方が企業側にメリットもあり、一見の還元率が維持できるので株価の下落も少ないかもしれません。

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